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朝刊:2021/02/02

ゴールドは続伸。シルバーは昨年の八月以来の高値を付ける。ドル円は一時105円をタッチするが再び失速。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル買いが優勢となり、ドル円も買い戻しの流れを続けた。大きな心理的節目でもある105円台を瞬間付ける場面がみられたものの、105円台にはオプション勢など数多くの売りオーダーも観測され、なお上値には慎重な雰囲気が強い。105円台に上昇したとしても、いまのドル買い戻しの流れの持続性への懸念もある中で、105円台を維持できるか不安感も根強いようだ。米国での感染拡大も一旦ピークアウトを示しつつあることや、引き続き追加経済対策が米個人消費を支援するとの見方から、市場ではインフレ期待が高まっている。米国債市場ではイールドカーブが再びスティープ化の動きを見せおり、市場はFRBの早期出口戦略着手への期待感を高めているようだ。このような中、ドルにはもう少し上値余地があるとの指摘も出ている。欧州と比較して成長とワクチン接種の両方が米国に有利にあるという。また、不安定な株式市場がリスク回避のドル買いを誘発する可能性があるとの見方も出ていた。目先はしっかりと105円台を回復できるかだが、200日線が105.60円付近に来ており、そこまで戻せるか注目される。ドル円は4日続伸しているが、過熱感を測るテクニカル指標のRSIは67に上昇。買われ過ぎを示す70に接近しているものの、まだ過熱している印象まではない。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前週末比229ドル29セント(0.8%)高の3万0211ドル91セントで終えた。終値はナスダック総合指数が332.70高の1万3403.40、S&P500が59.62高の3773.86。先週末は月末の調整の動きもあり大幅安となっていたが、きょうは買い戻しが強まっている。ダウ平均も3万ドルを回復。感染拡大が一旦ピークアウトを迎えつつあることや、引き続きワクチン接種や米追加経済対策への期待が株式市場をサポートしている。米上院共和党はきょう、約6180億ドルの追加経済対策案を公表。大人1人につき1000ドルの直接給付するなどの詳細を盛り込んだ。ただ、共和党案はバイデン大統領が提案する1.9兆ドル規模の約3分の1。先週は、個人投資家による、空売りを専門とするヘッジファンドに意図的に対抗した集中買いが話題となっていた。「ミーム株」と呼んでいるようだが、AMCは買いが続いているものの、ゲームストップは戻り売りが強まっている。一方、きょうは銀価格上昇に着目した買いが活発に出ている模様。コー・マイニングやファースト・マジェスティック・シルバーなど銀山開発を手掛ける銘柄が一斉に急上昇している。投資サイトで、銀の価格が2013年以来の高値水準に上昇しており、ドル安が進む中で、妙味があると紹介されている。いまのところ、ゲームストップほどの動意は見られていないものの、投機筋が次のターゲットを模索している可能性を示唆する動きとのコメントも一部からは出ていた。今週も決算が続々と発表され、アマゾン、アルファベットも発表が予定されている。決算に関しては好調な内容が多いものの、既に市場は織り込んでいる節もあり、株式市場は中身ほどポジティブな反応は見せていない印象。しかし、決算発表を終えたS&P500企業184社のうち、84.2%がアナリスト予想を上回る利益を計上している。過去4四半期の75.5%を上回る水準。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が12.0~13.6ドル高、中心限月の4月限が13.6ドル高、銀が225.7~250.4セント高、中心限月の3月限が250.4セント高。金4月限は続伸。時間外取引では、銀急伸につれ高となったのち、株安一服を受けて押し目を買われた。日中取引では、ドル高に上値を抑えられたが、株高を受けて下値は限られた。個人投資家の投機的な買いによって銀先物が急騰し、金先物もつれ高となった。銀3月限は個人投資家の買いを受けて急伸し、昨年8月以来の高値3035.0セントを付けた。ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では1851.7~1876.0ドルのレンジで推移、前日比14.2ドル高の1864.6ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、株安を受けて戻りを売られた。その後は株安一服や銀堅調を受けて押し目を買われた。

NY原油

NYMEXでWTIの期近3月物は前週末比1.35ドル(2.6%)高の1バレル53.55ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.34~1.35ドル高。その他の限月は0.42~1.31ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表している週報で原油在庫が減少を続けており、今週発表分でも在庫が引き締まると期待されている。昨年からのコロナ禍で米国の過剰在庫は一時増加したが、昨年後半からは取り崩しが続いている。今月、来月とサウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を行うことも、米国の需給改善に寄与する見通し。主要国の中銀が政策金利を過去最低水準に当面据え置く見通しのなかで、流動性相場が顕著になりつつあることも支援要因。米株式市場では個人投資家による株価の釣り上げが目を引く社会現象となっているほか、投機性の強い銀相場の急騰でコモディティ市場への資金流入が強まるとの思惑が強まっている。積極的に新型コロナウイルスのワクチン接種が行われているイスラエルで感染者数の伸びが鈍化し続けていることも支援要因。副反応に対する警戒感はあるものの、ワクチンによるコロナ禍の脱出が期待されている。イスラエルのワクチン接種率は53.58%まで上昇。時間外取引で3月限は51.64ドルまで下落したものの、売りは続かず。プラス圏に浮上した後はしっかりと推移した。通常取引開始後は堅調。一時53.74ドルまで上げた。

シカゴコーン・大豆

コーンは軒並み続伸。終値の前営業日比は、0.50~4.00セント高。中心限月の期近3月限は2.25セント高の549.25セント。期近3、5月限は一代高値更新を継続。大豆は総じて続伸、期近の主要限月は反落。終値の前営業日比は4.75セント安~13.25セント高。中心限月の期近3月限は4.75セント安の1365.25セント。米農務省(USDA)がこの日も大口成約を報告し、これで5営業日連続で大口輸出成約が見られたことで米国内需給引き締まり観測が強まったことが買いを支援した。また、ブラジル産地で多雨となっていることで大豆の収穫遅延見通しが強まっているが、これに伴い大豆の収穫後に生育が開始されるサフリーニャコーンの作付遅延観測が強まっていることも買いを支援した。549セントで取引を開始した後に浮上し、アジアの時間帯の時間外取引では554セントを下値支持線として高下するなかで一代の高値となる555.75セントを記録した。


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