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朝刊:2021/02/03

ダウは大幅上昇でしっかり3万ドル乗せ。ゴールドは反落。オイルは続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル買いが優勢となり、ドル円は105円台で推移した。ただ、105.15円付近まで一時上昇したが、105円台を駆け上がるまでの強さはまだ出ていない。105円台にはオプション勢など数多くの売り圧力も観測されている。105円台から上値を目指したとしても、ドル買い戻しの流れの持続性への不安もあるようだ。また、米株式市場でダウ平均が一時600ドル超上昇し、リスク選好の雰囲気が出ているものの、円安は見られず、ユーロ円やポンド円が下落していることもドル円の上値を圧迫している模様。米国での感染拡大も一旦ピークアウトを示しつつあることや、追加経済対策が米個人消費を支援するとの見方から、市場ではインフレ期待が高まっている。きょうも米国債利回りが上昇しておりドル円をサポートしている。そのような中で、FRBが2022年の資産購入ペース縮小に向け、年中盤あたりから市場にメッセージを発し始めるとの見方が出ている。ただ、2013年に発生した「テーパー・タントラム」のような劇的な動きもないと指摘。パンデミック以来、米国債への海外からの資金流入は明らかに減少したままで、その分、巻き戻し圧力も小さいという。

NYダウ

米株式相場は続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比475ドル57セント(1.6%)高の3万0687ドル48セントで終えた。終値はナスダック総合指数が209.38高の1万3612.78、S&P500が52.45高の3826.31。感染拡大が一服しつつあり、追加経済対策への期待も引き続き高まる中で、株式市場は力強い展開を維持している。ダウ平均の上げ幅は一時600ドルを超えた。米国での新規感染者数は9月以来の3週連続減となっており、ひとまずピークアウトの気配を見せている。一方、追加経済対策については米共和党が、バイデン大統領が提案している1.9兆ドル規模に反対の意向を示し、その3分の1の規模の対策案を提示した。これを受けて米民主党が共和党の支持が必要ない財政調整法を使用して法案を成立させる方向で動いているともみられている。いずれにしろ、市場は期待感をもって動きを注視しているようだ。きょうもゲームストップが急落したほか、AMCも戻り売りが強まった。前日急上昇した銀山株も一斉に利益確定売りに押される展開。各オンライン証券が顧客に対して、過熱感が高まった銘柄を中心に取引制限を導入する中、投資サイトでの紹介をきっかけとした個人投資家主導による過熱相場も一段落してきている兆候が出ている。このことも全体相場をサポートしているといった指摘も出ていた。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が30.5~28.4ドル安、中心限月の4月限が30.5ドル安、銀が301.6~287.1セント安、中心限月の3月限が301.6セント安。金4月限は反落。時間外取引では、銀反落、ドル高から売り優勢となり、一時20ドル以上の下落となった。日中取引では、銀の一段安、米長期金利上昇からドルが堅調な値動きとなり、序盤で下げ幅を拡大し、1830ドルを意識するまで下落。いったん下値を切り上げ、1840ドルを回復したが、後半から終盤の取引は再度、下げ幅を拡大し、軟調に推移した。現物価格ベースで中長期波動線の200日移動平均線が通る1851ドルを大きく割り込む下落となり、テク二カル要因が弱気に傾いたことも手じまい売りを招いたもよう。財政支出の増加に伴い国債が増発されるとの見方から長期金利が上昇した。金利の付かない金の投資妙味が薄れるとみた売りが出た。銀3月限はアジア時間の時間外取引から売り優勢となり、前日の急騰に対する修正安となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで期近の3月物は前日比1.21ドル(2.3%)高の1バレル54.76ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.20~1.21ドル高。その他の限月は0.27~1.17ドル高。米国の原油在庫が減少を続ける見通しであることが相場を押し上げた。石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産に加えて、米国の生産量が依然として低迷していることを背景に米国では在庫の取り崩しが続いている。今月、来月とサウジアラビアが日量100万バレルの追加減産を行うことも支援要因。新型コロナウイルスの変異種の流行に悩まされていた英国で、新規感染者数の伸びがはっきりと鈍化していることは支援要因。英国のワクチン接種率は14.66%とまだ序盤で、ワクチンの効果が統計上の数値に表れるような段階ではないが、流行のピークアウトは鮮明となっている。米国でも感染者数の伸びは抑制されており、年後半の景気や石油需要の回復期待が高まっている。2日に開催されたOPECプラスの共同技術委員会(JTC)で減産目標の修正についての勧告はなく、手がかりは見当たらなかった。JTCに続き、共同閣僚監視委員会(JMMC)が3日に行われる。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の主要限月は反落。終値の前営業日比は、6.25セント安~0.75セント高。中心限月の期近3月限は6.25セント安の543.00セント。大豆は期近の主要限月は続落。終値の前営業日比は11.75セント安~0.25セント高。中心限月の期近3月限は10.50セント安の1354.75セント。これまでの続伸後で上値警戒感が強まるなか、修正のための転売が見られたことで売り優勢となった。また、ドル買いが優勢だったことも売り気を強める一因となった。ただ、この日も米農務省(USDA)はデイリー報告で大口成約を明らかにしたほか、アルゼンチンで運送業者のストの影響で穀物輸出が中断されていることが買いを支援する要因となったことに下値は支えられ、前日とほぼ同じレンジを維持した。3月限は549.75セントで取引を開始した後に値を伸ばし552.50セントの高値を付けたが、その後は軟化。アジアの時間帯の時間外取引では547セントを割り込んだところで買い戻されたが、欧州の時間帯を迎えると再び値位置を落とし、応手の時間帯終盤には545セントを割り込んだ。


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