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朝刊:2021/02/04

オイルは続伸で昨年の一月以来の高値を更新。ダウは小幅続伸。ゴールドは小幅反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場はきょうもドル買いが優勢となる中、ドル円も105円台で底堅い値動きを続けている。しかし、105円台での売りオーダも多数観測されているようで上値は重く、105円ちょうど付近での膠着した相場展開が続いた。105円を想定為替レートに設定している日本の輸出企業も多く、105円台での売り圧力も強いようだ。日本企業は3月期末を控えており、それに伴う資金の本国回帰動きが今後活発に出てくる可能性も指摘されている。一方、米株は堅調に推移しており、株式市場は下期の景気回復を期待した買いが続いているものの、円相場はリスク選好の円安まではみられていない。ユーロ円や豪ドル円の上値は重いままで推移しおり、一部からは中期的にドル買い戻しは続くと見ている投資家がクロス円からドル円にロング・ポジションをシフトしているのではとの声も出ている。いずれにしろ、ドル円が105円台を更に駆け上がるためには、FRBが出口戦略へのシフトを明確し、米国債利回りの更なる上昇など、もう一段の材料が欲しいところなのかもしれない。ユーロドルは下値模索が続いている。一時1.2005ドル付近まで下落し、大きな心理的節目となっている1.20ドルを試す動きもみられた。1.20に接近するとオプション絡みなど買いオーダーも多数観測され、1.20ドル台は維持されている格好。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比36ドル12セント(0.1%)高の3万0723ドル60セントで終えた。終値はナスダック総合指数が2.23安の1万3610.54、S&P500が3.86高の3830.17。今週に入ってからの上昇で序盤は売りが先行し、ダウ平均も下げて始まった。しかし、売りが一巡すると押し目買いも活発に入り、ダウ平均はプラスに転じている。前日引け後にアマゾンとアルファベットの決算が発表になっていたが、両社ともパンデミックによる巣ごもり需要が拡大し、好調な決算を発表していた。アマゾンは創業者のベゾス氏がCEOを退任し、会長に就任する人事を発表したこともあり、上値は重いものの、アルファベットは買いが強まった。IT大手の決算は概ね好調な内容が多い印象だ。これまで発表になっている決算については、S&P500企業の約83%が予想を上回る利益を発表しており、IT・ハイテク企業に至っては97%が予想を上回っている。注目を集めているゲームストップとAMCについては、序盤に激しく乱高下したものの結局、上昇して終えている。個人投資家に人気のオンライン証券ロビンフッドがユーザーに両銘柄の一部を購入できるようにしていると、ウェブサイトで発表した。もっとも、先週ほどの過熱感はなくなっている状況。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が1.4~3.5ドル高、中心限月の4月限が1.7ドル高、銀が48.7~52.0セント高、中心限月の3月限が48.7セント高。金4月限は反発。時間外取引では、ドル高一服が下支えとなる場面も見られたが、欧州時間に入ると、ユーロ圏のサービス部門PMIの悪化によるドル高を受けて戻りを売られた。日中取引では、ドル高を受けて戻りを売られたが、株高から買い戻しなどが入って下げ一服となった。前日は銀先物相場の急落につれ安する形で大幅に下落した。この日は短期的な反発を想定した買いが入った。銀3月限はドル高を受けて戻りを売られたが、株高が下支えになった。ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では1833.8~1845.9ドルのレンジで推移、前日比4.7ドル高の1838.1ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、ドル高一服を受けて堅調となった。欧州時間に入ると、ユーロ圏のサービス部門PMIの悪化によるドル高を受けて戻りを売られた。日中取引は、序盤に買われたが、ドル高を受けて1843.5ドルで戻りを売られた。その後は時間外取引の安値を割り込み、1830.1ドルまで下落したが、株高が下支えとなって下げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日続伸した。WTIで期近の3月物は前日比0.93ドル(1.7%)高の1バレル55.69ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日0.92~0.93ドル高。その他の限月は0.17ドル安~0.92ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が一段と減少し昨年3月以来の低水準を更新したことが相場を押し上げた。米国の原油生産量が日量1090万バレルと低迷している一方で、製油所稼働率は上向いており、在庫の取り崩しが続いている。足元の石油製品需要は日量1852万8000バレルと引き続き低調だが、春先の需要期に向けたガソリン在庫の積み増しが続いていることが原油在庫の取り崩しを後押ししている。石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産も米国の在庫減少の背景。OPECプラスの減産目標は日量720万バレルと引き続き大規模であるうえ、今月から始まるサウジアラビアの自主減産は需給をさらに引き締める見通し。3日の共同閣僚監視委員会(JMMC)で減産目標についての勧告は行われなかったが、主要産油国は2021年を通じて世界的な需給が引き締まると想定している。新型コロナウイルスのワクチン接種が続けられているなかで、治験の結果が示すようにワクチンが効果を発揮し、年後半には世界経済が正常化を始めると期待されていることも支援要因。現在のペースで投与が行われると、米国は秋頃には集団免疫を獲得する通し。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の主要限月は反発。終値の前営業日比は、2.00セント安~9.00セント高。中心限月の期近3月限は9.00セント高の552.00セント。大豆は総じて反発。終値の前営業日比は出来高の薄い期先3限月が1セント安だが、それ以外が1.75セント~16.75セント高。米農務省(USDA)によるデイリー報告での大口成約が連続して見られるなか、USDAが4日に発表する週間純輸出成約高が前週比で大幅に増加するとの観測が強まり、買いを支援した。また9日発表のUSDA月例需給報告での20/21年度の米期末在庫量の下方修正観測、アルゼンチンでの運送業者のストによる穀物輸出中断も買い気を強める要因となった。なお、場中で発表されたエタノール生産及びエタノール在庫は弱気な内容だったが市場の反応は限られた。3月限は終値ベースでの550セント台を回復している。


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