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朝刊:2021/02/05

貴金属は急反落。ダウは4営業日続伸。オイルも4日営業日続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場できょうもドル買いが優勢となる中、ドル円も105円台での堅調な動きを続け、105円台半ばまで上昇した。日本の輸出企業やオプション勢など105円台での売りオーダーも並んでいるようだが、着々とこなしているようだ。NY時間に入って米国債利回りは上げ幅を縮小しているものの、きょうは米10年債利回りで一時1.16%付近まで上昇しており、ドル円のショートカバーを誘発したようだ。ただ、今回の上げの特徴だが、株高にもかかわらず、円安の動きまではみられておらず、専らドル高によるところが大きい。米国での感染拡大がピークアウトの気配が出る、人々の行動制限が解除され、加えて追加経済対策とワクチン接種拡大への期待で、市場はインフレ期待を高めている。米国債のイールドカーブはスティープ化が顕著となっており、5年債と30年債の利回り格差は2015年以来の水準まで拡大。ドルの大きな流れの変化と見ている向きはまだ少数派なものの、もうしばらく買い戻しが続くとの期待から、ドル円も自律反発への期待を高めている。目先は200日線が105.60円付近に来ており、この水準をうかがう動きが見られている。ユーロドルは売りが続き、大きな心理的節目の1.20ドルを割り込んだ。目先のサポートとして意識された1.1960/65ドル付近に下げ幅を広げた。1.20ドルはユーロ発足以来の値動きの中間値にあたり、ECBも注目しているポイントとも言われている。一部のECB理事からはこのところのユーロ高をけん制する発言が出ており、マイナス金利の深掘りの可能性まで示唆していた。それが功を奏したとは思われないが、結果往来といったところなのかもしれない。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比332ドル26セント(1.1%)高の3万1055ドル86セントと2週ぶりの高値で終えた。終値はナスダック総合指数が167.20高の1万3777.74、S&P500が41.57高の3871.74。朝方発表になった米新規失業保険申請件数が予想以上に減少した。前日のADP雇用統計も予想を上回る内容だったが、雇用改善が示されたことで株式市場はポジティブな反応を見せている。明日発表の米雇用統計への期待も高まっている模様。市場は引き続きバイデン大統領の追加経済対策の行方を見守っている。大統領は直接給付に関して、受け取る範囲を縮小することには許容する姿勢を示しているが、1400ドルの金額に関しては妥協しない姿勢を強調している。市場も満額回答にはならないまでも、バイデン大統領が示した1.9兆ドルに近い規模を期待しているようだ。決算発表が続いているが、きょうは取引開始前までにペイパルやイーベイの決算が伝わっていた。感染拡大による封鎖措置の再導入で巣ごもり消費が拡大しており、新規アカウント数が急増。ホリデーシーズンのオンラインショッピングでの同サービスの利用が活発だった。両銘柄とも株価は上昇。ゲームストップ、AMCはきょうも戻り売りが強まった。個人投資家の熱狂もとりあえず収束してきている模様で、ポジションの処理が活発化しているようだ。イエレン米財務長官は他の規制当局と会合を開き、最近の米株式市場の乱高下について、何が起こっているのかを精査し、何らかの行動が必要かどうかを協議する。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は急反落。終値の前日比は、金が44.2~43.3ドル安、中心限月の4月限が43.9ドル安、銀が66.2~64.7セント安、中心限月の3月限が65.5セント安。金4月限は急反落。時間外取引では、ドル高を受けて軟調となった。日中取引では、米新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、労働市場の改善を示したことや、ドル高を受けて一段安となり、昨年12月1日以来の安値1784.6ドルを付けた。ドルの代替投資先とされる金先物には売りがかさんだ。米債券市場で長期金利が上昇し、金利が付かない資産である金の投資妙味が薄れるとの見方も金先物の重荷だった。銀3月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。ニューヨーク金4月限は急反落。時間外取引では1811.0~1835.7ドルのレンジで推移、前日比17.4ドル安の1817.7ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、ドル高を受けて軟調となった。米下院で予算決議案が可決され、景気刺激策に対する期待感が強い。日中取引は、押し目を買われる場面も見られたが、1820.3ドルで戻りを売られた。その後は米新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、労働市場の改善を示したことや、ドル高を受けて一段安となり、昨年12月1日以来の安値1784.6ドルを付けた。ドル高が続いたことが圧迫要因になった。米新規失業保険申請件数は2週連続で減少した。1月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が増加に転じる見通しとなっており、ユーロ圏の景気減速に対して米経済の回復からドルが買われやすい。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は4日続伸した。WTIで期近の3月物は前日比0.54ドル(1.0%)高の1バレル56.23ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.53~0.54ドル高。その他の限月は0.11~0.52ドル高。年後半にかけて世界経済が新型コロナウイルスの流行を克服し、正常化に向かうと期待されていることが相場を押し上げた。ワクチン接種率の拡大によって米国では秋ごろに集団免疫を獲得する見通し。米国のワクチン接種率は10.65%まで上昇している。ただ、イスラエルの接種率は57%とかなりハイペースだが、今のところ感染者数はあまり抑制されていない。石油輸出国機構(OPEC)プラスが大規模な減産で需要超過を維持し、世界的な過剰在庫を圧縮しようとしていることも支援要因。OPECプラス全体の減産目標は日量720万バレル。今月から来月にかけてはサウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を行う。ドルの戻りが鮮明となっていることは、ドル建てで取引されるコモディティの上値を抑えた。ドルインデックスは昨年12月以来の高値をつけており、年初までの下げが巻き戻されている。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の中心限月は反落。終値の前営業日比は、2.00セント安~2.50セント高。中心限月の期近3月限は2.00セント安の550セント。大豆は総じて続伸。終値の前営業日比は0.25セント~8.00セント高。中心限月の期近3月限は1.25セント高の1372.50セント。    米農務省(USDA)による週間純輸出成約高での大幅な増加を見込んで上昇し、3月限は一代の高値を更新する場面も見られたが、上値警戒感の強まりに加え、週間純輸出成約高が発表されると過去最大量を記録したにもかかわらず、材料織り込み感が強まり軟化し、マイナスサイドに転じて引けを迎えた。ただ、後半は踏みとどまって安もみに転じたほか、終値ベースで550セント台を維持するなど底意の強さを窺わせる足取りとなった。期近3月限は、552セントで取引を開始した後に地合いを引き締めて欧州の時間帯の時間外取引では558セントの一代の高値を付けた。米農務省(USDA)による週間純輸出成約高の発表を控えるなか、これまでUSDAがデイリーで大口成約を報告してきた結果を受け、過去最大量に達するとの見通しが買いを支援した。


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