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朝刊:2021/02/08

米雇用統計は結果は弱かったものの経済対策期待から続伸。ゴールドは反発。オイルは続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩む動きが見られたものの105円台を堅持している。きょうは一時105.75円付近まで上昇し、200日線を回復していたが、この日の米雇用統計が弱い内容となったことで伸び悩んだ。1月の米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が4.9万人増と予想を下回ったほか、12月分も22.7万人減に下方修正されている。小売業や輸送、レジャー、ホスピタリティといったセクターの雇用が減少しており、感染拡大による封鎖措置の影響が如実に表れた格好。失業率は6.3%に急低下したものの、労働参加率の低下もあり、さほどポジティブな驚きはないようだ。ただ、米追加経済対策への期待は根強く、ドル円は下値をサポートされている。米上院はきょう、今会計年度予算の大枠となる予算決議案を可決した。ハリス副大統領の決定票で51対50の賛成多数となった。下院は既に可決しているが、上院を通過した決議案に修正があったことから改めて採決し可決した。これで財政調整措置に基づき、共和党の賛成がなくとも同案の通過が可能になる。バイデン大統領が提案している1.9兆ドル規模の追加経済対策の実現に向けて一歩前進した格好。この日の米雇用統計は弱い内容となったものの、市場の米インフレ期待は根強く、米国債のイールドカーブのスティープ化も変化がみられない中、ドル円は上値期待を堅持している。ユーロドルは大きな心理的節目となっていた1.20ドルを回復。1.1970ドル付近に来ている100日線でサポートされた格好となっており、来週以降、1.20ドル台を維持できるか注目となる。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比92ドル38セント(0.3%)高の3万1148ドル24セントで終えた。終値はナスダック総合指数が78.55高の1万3856.30、S&P500が15.09高の3886.83。朝方発表になった米雇用統計は弱い内容となったものの、株式市場は逆に追加経済対策への期待感を高めている。買い先行で始まりダウ平均は取引時間中の最高値に一時迫った。1月の米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が4.9万人増と予想を下回ったほか、12月分も22.7万人減に下方修正されている。小売業や輸送、レジャー、ホスピタリティといったセクターの雇用が減少しており、感染拡大による封鎖措置の影響が如実に表れた格好。失業率は6.3%に急低下したものの、労働参加率の低下もあり、さほどポジティブな驚きはないようだ。追加経済対策については米上院が今会計年度予算の大枠となる予算決議案を可決した。ハリス副大統領の決定票で51対50の賛成多数となった。下院は既に可決しているが、上院を通過した決議案に修正があったことから改めて採決し可決した。これで財政調整措置に基づき、共和党の賛成がなくとも同案の通過が可能になる。バイデン大統領が提案している1.9兆ドル規模の追加経済対策の実現に向けて一歩前進した格好。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が21.6~22.1ドル高、中心限月の4月限が21.8ドル高、銀が68.3~79.1セント高、中心限月の3月限が78.5セント高。金4月限は反発。1月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)の増加は鈍く、雇用の回復が遅れていることがドルを圧迫した。追加の米景気対策が大規模にならざるを得ず、財政を圧迫し、相対的なドルの価値を引き下げることは金の支援要因。ただ、新型コロナウイルスのワクチン接種が進められているなかで、景気見通しが改善していることは金の重し。ドルの代替投資先とされる金に買いが入った。前日に約2カ月ぶりの安値をつけた後とあって、値ごろ感からの買いが入りやすかった。銀3月限は反発。ドル安が手がかり。週明けに暴騰した後は落ち着いた展開が続いている。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナは反発、パラジウムは続伸。前日比は、プラチナが29.7~30.9ドル高、中心限月の4月限が30.0ドル高、パラジウムが45.30~45.60ドル高、中心限月の3月限は45.60ドル高。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が5日続伸した。WTIで期近の3月物は前日比0.62ドル(1.1%)高の1バレル56.85ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.62~0.63ドル高。その他の限月は0.15~0.60ドル高。石油輸出国機構(OPEC)プラスが減産を続ける一方、世界的な需要が改善していくと期待されていることが相場を押し上げた。OPECプラスは今年の経済協力開発機構(OECD)加盟国の石油在庫を過去5年平均まで圧縮することを目指している。今月、来月とサウジアラビアが自主的に日量100万バレル減産することで、世界的な在庫の先行指標である米原油在庫が一段と減少する可能性がある。1月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)の伸びが弱かったことから、第1弾の追加の米景気対策が米民主党の意向どおりに大規模になる公算であることは相場を支えた。バイデン米大統領は「経済対策をやり過ぎて困ることはない」との認識を示した。今月の米上下両院合同会議では、インフラ投資を中心とした第2弾の経済回復プランが公表される予定。第2弾の規模も注目されている。新型コロナウイルスのワクチンが効果を発揮すれば、現在の接種ペースからすると米経済は秋頃から正常化に向かう見通し。ただ、今のところ米国のワクチン接種率は11.17%とまだ低水準にとどまっている。時間外取引で3月限は堅調。通常取引開始後も上値を伸ばし、57.29ドルまで上昇した。昨年1月以来の高値を連日で塗り替えている。

シカゴコーン・大豆

コーンはまちまち。期近の中心限月は小幅続落。終値の前営業日比は、1.50セント安~9.50セント高。中心限月の期近3月限は1.50セント安の548.50セント高。前日に一代の高値を更新した後に値を落としたことで上げ一巡感が強まっていたことに加え、週明けには米農務省(USDA)による月例需給報告の発表を控えていることから玉整理基調が強まった。ただ、中国向けの大量の輸出成約を受けて米国内の期末在庫量の引き下げが見込まれているため下値は堅く、下げ幅は限られた。なお、3月限は1月28日以降、ほぼ同じ値位置での高下が続いている。期近3月限は、シカゴの時間帯に大きく高下する場面が見られたが、この動きも一時的で概ね547~550セントのレンジ内での高下となった。548.50セントで取引を開始した後のアジアから欧州にかけての時間帯に緩やかに値位置を切り上げながらも550セントの節目が上値抵抗線として意識され、シカゴの時間帯を迎えると552セントまで上昇したところを売り崩されて545.50セントの安値まで値を落とした。


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