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朝刊:2021/02/09

ダウは再度新高値更新。バイデン大統領の経済政策実現に前進。ゴールドは続伸。オイルは6日営業日続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドルが戻り売りに押される展開となっており、ドル円は105円台前半に伸び悩んでいる。きょうは一時105.65円付近まで上昇し、本日105.55円付近に来ている200日線の上を試す動きが見られたが、再び上値を抑えられた格好。200日線付近での攻防戦が続いている。金曜日に発表された米雇用統計は弱い内容だったものの、市場のインフレ期待は継続している。米議会で今会計年度予算の大枠となる予算決議案を可決したことから、財政調整措置法に基づき、共和党の賛成がなくとも予算案の通過が可能になった。バイデン大統領が提案している1.9兆ドル規模の追加経済対策の実現に向けて前進しており、市場はインフレ期待を高めている。それに伴い為替市場ではドル高が進行しているが、一部からは、金曜日に発表された米雇用統計の非農業部門雇用者数(NFP)は、感染拡大による封鎖措置で、労働市場の回復が冬にかけて急激に鈍化したことが強調された。FRBの二大責務の1つである最大雇用達成までには長い道のりがあることが示され、現在のドル買い戻しが持続する可能性は低いと指摘。FRBの早期出口戦略への期待は時期尚早だという。ユーロドルは一時1.2065ドル近辺まで買い戻される場面がみられた。先週は大きな心理的節目である1.20ドルを割り込む場面が見られていたが、いまのところ維持された格好。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は6日続伸し、前週末比237ドル52セント(0.8%)高の3万1385ドル76セントと、3週ぶりに過去最高値を更新した。終値はナスダック総合指数が131.35高の1万3987.64、S&P500が28.76高の3915.59。引き続き追加経済対策とワクチン接種への期待が株式市場をサポート。金曜日に米議会で今会計年度予算の大枠となる予算決議案を可決したことから、財政調整措置法に基づき、共和党の賛成がなくとも予算案の通過が可能になった。バイデン大統領が掲げている1.9兆ドル規模の追加経済対策の実現に向けて前進しており、株式市場も期待を高めている。イエレン米財務長官が1.9兆ドルの追加経済対策を議会が承認すれば、来年には完全雇用に戻るだろうとコメントしていたこともサポートした模様。ワクチン接種については3278万回の接種が実施されており、感染拡大も鈍化傾向を見せている。追加経済対策の通過で更なる接種拡大が期待されているようだ。決算発表が続いているが、現在までのところS&P500企業の83%以上が予想を上回る利益を計上し、中間地点を折り返している。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が19.4~21.2ドル高、中心限月の4月限が21.2ドル高、銀が52.2~55.7セント高、中心限月の3月限が55.7セント高。金4月限は続伸。時間外取引では、米国債の利回り上昇を背景としたドル安一服を受けて上げ一服となったが、押し目は買われた。日中取引では、イタリア政権に対する期待感からユーロ高に振れたことを受けて堅調となった。前週に中心限月として約2カ月ぶりの安値を付け、値ごろ感が意識されていた。銀3月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。ニューヨーク金4月限は続伸。時間外取引では1807.3~1826.9ドルのレンジで推移、前日比12.9ドル高の1825.9ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、米国債の利回り上昇を背景としたドル安一服を受けて上げ一服となった。ただ欧州時間に入ると、リスク選好の動きを受けて押し目を買われた。日中取引は、イタリア政権に対する期待感からユーロ高に振れたことを受けて堅調となり、1840.6ドルまで上昇した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は6日続伸した。WTIで、期近の3月物は前週末比1.12ドル(2.0%)高1バレル57.97ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.12~1.13ドル高。その他の限月は0.58~1.15ドル高。石油輸出国機構(OPEC)プラスが年内の在庫水準の正常化を目指していることが引き続き相場を押し上げた。主要な産油国は経済協力開発機構(OECD)加盟国の石油在庫を過去5年平均まで圧縮しようとしている。イランが核合意を遵守するまで米国が制裁を継続する見通しであることは支援要因。イランは合意で定められた水準以上に濃縮ウランの備蓄量を増やしているほか、ウランの濃縮度についても合意から逸脱している。バイデン米大統領はイランとの交渉に戻る前提として制裁を解除するつもりはないと表明した。一方で、イランは米国が制裁を解除することが核合意を履行する条件であるとしており、米国の対イラン制裁によってイラン産原油の流通が引き続き制限される見通し。トランプ前政権のように原油高けん制がないことも支援要因。トランプ前大統領はツイッターなどを駆使して原油高やOPECを頻繁にけん制し、原油相場の上昇を抑制してきたものの、バイデン新政権から景気回復の足かせとなる原油高について特に言及はみられない。

シカゴコーン・大豆

コーンは軒並み上昇。期近の中心限月は大幅反発。終値の前営業日比は、0.25~15.25セント高。中心限月の期近3月限は15.25セント高の563.75セント。9日発表の米農務省(USDA)月例需給報告を前にして需給引き締まり観測が強まるなか発表されたUSDA発表の輸出検証高報告が強気な内容だったことで、買い気が強まった。また、ブラジル北部では降雨が続いており、大豆の収穫が遅延しているが、これにより同国の主力コーンであるサフリーニャコーンの生育遅延に対する懸念が強まったことも買いを支援した。この日、期近の20年3月限~7月限は一代の高値を更新した。548.75セントで取引を開始した3月限は、その後のアジアの時間帯の時間外取引は551セントを上値抵抗線にしたうえでの低迷場面を演じたが、欧州の時間帯を迎えると地合いを引き締めて554セント台まで浮上。


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