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朝刊:2021/02/10

昨日の高値更新でダウは一服の小幅安。ゴールドは続伸。オイルも続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル安に特段の材料は出ていないが、先週末の米雇用統計の弱さを改めて指摘する声も出ているようだ。先週の米雇用統計は、FRBが長期間に渡り緩和政策を維持するという市場の期待を裏づけている。米景気回復が他の先進国、特に欧州の回復を上回り、FRBの早期出口戦略が可能になるという過度に楽観的な見方に冷水を注いだという。市場は再びFRBのハト派シナリオでの価格設定を再開することが予想され、さらなるドル安の余地を生み出していると指摘した。ドル円はストップを巻き込んで104円台半ばまで下げ幅を拡大しているが、100日線が104.40円付近に来ており目先の下値サポートとして意識される。その下は21日線が104.25円付近に来ている。流れが再び下向きに戻るか明日以降の動きが警戒される展開。ユーロドルは買い戻しが強まり、1.21ドル台まで急速に買い戻されている。このところのドル買い戻しでユーロドルは大きな心理的節目である1.20ドルを割り込む場面が見られていたものの、素早く反転したことから、上値追いへの期待が再び高まっているようだ。最近のユーロドルの下落は一時的なものだとの指摘も聞かれた。本日は1.2105ドル付近に21日線が来ているが、その水準を回復しており、こちらも明日以降の動きが注目される。イタリアでドラギ前ECB総裁が首相になる可能性が高まっており、イタリア債が買われていることもユーロをサポートしているという。ドラギ氏が政権樹立のために各政党に支持を訴えているが、最初のラウンドが無事完了している。イタリアのマッタレッラ大統領が実務者が率いるテクノクラート政権のを樹立しようと決意した背景には、ワクチン接種が急務となる中で、総選挙は最悪の選択肢と認識していることを反映しているという。10年物のドイツ国債とイタリア国債の利回り格差は1%未満に縮小している。ECBの直近の購入データからは、ECBが資産購入を拡大することなく、イタリア国債の利回りが比較的安定していたことは非常に健全な兆候だという。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに小反落し、前日比9ドル93セント安の3万1375ドル83セントで終えた。終値はナスダック総合指数が20.06高の1万4007.70、S&P500が4.36安の3911.23。前日まで6日続伸し最高値を更新していたこともあり、きょうは上げが一服している。序盤は利益確定売りが先行して始まり、ダウ平均も下げて始まった。ただ、先行きへの期待感は根強く、下値では押し目買いも活発に出るようで、上げに転じる場面もみられた。株式市場はバイデン大統領の1.9兆ドル規模の追加経済対策とワクチン接種への期待から買いを続け、ダウ平均は再び最高値を更新している。発表が続いている企業決算も好調な内容が多く株式市場をサポート。一部の試算では10-12月期決算はS&P00企業ベースで2.4%の増益が見込まれている。第1四半期の10.3%減益と比較すれば、かなりの改善とも言える。ただ、市場の一部からはワクチン接種が期待ほど進んでいないことや、ウイルスの変異種への警戒もあり、財政刺激策であろうと、インフレや利上げについての議論があろうと、市場が一旦様子見になるにはそれほど時間はかからないとの声も出ていた。新規感染はひとまず落ち着いたものの、変異種が改善を遅らせたり、逆転させたりする可能性も警戒されているようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金は続伸、銀は反落。終値の前日比は、金が3.2~3.9ドル高、中心限月の4月限が3.3ドル高、銀が17.4~15.2セント安、中心限月の3月限が17.4セント安。金4月限は続伸。時間外取引では、イタリア政権に対する期待などでドル安に振れたことを受けて堅調となった。日中取引では、ドル安一服を背景に利食い売りなどが出て上げ一服となった。外国為替市場でドルが対ユーロなどで売られ、ドルの代替投資先とされる金が買われた。銀3月限はドル安一服や金の上げ一服を受けて反落した。ニューヨーク金4月限は続伸。時間外取引では1830.3~1849.5ドルのレンジで推移、前日比9.2ドル高の1843.4ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、イタリア政権に対する期待などでドル安に振れたことを受けて堅調となった。日中取引は、押し目を買われる場面も見られたが、ドル安が一服したことから上げ一服となった。序盤の安値を割り込むと、手じまい売りなどが出て1832.6ドルまで下落した。イタリア政権に対する期待などを受けてドル安に振れたことが支援要因になった。ただニューヨーク市場でドル安は一服し、手じまい売りが出た。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は7日続伸した。WTIで期近の3月物は前日比0.39ドル(0.7%)高の1バレル58.36ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.39~0.42ドル高。その他の限月は0.21~0.42ドル高。石油輸出国機構(OPEC)プラスが供給の制限を続ける一方、年後半には世界経済がコロナ禍から立ち直り、石油在庫が取り崩されていくと期待されている。サウジアラビアは今月、来月と日量100万バレルの自主減産を行うほか、原油高のなかでも米エネルギー情報局(EIA)が米原油生産量の回復が遅れる可能性を示したことが相場を押し上げた。EIAは今年の米原油生産量の見通しを従来の日量1110万バレルから同1102万バレルまで下方修正した。2021年のすべての四半期の見通しを引き下げているほか、2022年1-3月期も下方修正した。また、昨年と比較して今年の米石油需要は回復すると想定しているものの、需要見通しを従来の日量1951万バレルから同1943万バレルまで引き下げた。新型コロナウイルスのワクチンの接種率はまだ低水準だが、世界的な流行がやや落ち着いていることは支援要因。感染大国である米国で1日あたりの感染者数の伸びは鈍化する傾向にある。変異種の流行に悩まされていた英国の新規感染者数も鮮明にピークアウトしている。

シカゴコーン・大豆

コーンは揃って反落。終値の前営業日比は、8.50~0.75セント安。中心限月の期近3月限は7.50セント安の556.25セント。大豆は軒並み続伸。終値の前営業日比は7.25セント~14.00セント高。中心限月の期近3月限は14.00セント高の1401.75セント。    米農務省(USDA)発表の月例需給報告が弱材料となった。同報告で20/21年度の米国のコーン輸出は中国向けの大口成約が反映されたことで引き上げられ、これを受けて期末在庫量も引き下げられたが、事前予測ほどの需給引き締まりには至らなかっことが弱材料となった。需給報告発表前後には21年3月限から21年9月限が一代の高値を更新する場面も見られたが、そこから転売が加速化して急速に値を落とし、この日の安値付近で取引を終えた。この日、3月限は565セントで取引を開始した後に値を落としたが、すぐに浮上し、アジアの時間帯の時間外取引の大半を567~568セントでのこう着状態で過ごし、その後、さらに地合いを引き締め、欧州の時間帯を迎えると570.75セントまで上昇した。


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