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朝刊:2021/02/12

ダウは横ばいもゴールド、オイルは下落。ドル円も104円台で振幅。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場は全体的に様子見の展開となり、各通貨ペアとも小幅な値動きに終始した。その雰囲気の中、ドル円は104円台での振幅が続いた。今週に入ってからのドルの戻り売りの流れは一服しているものの、ドルを買い戻そうという動きまではなく、ドル円も105円台を試す動きまでは見られていない。一方、下値も底堅く104円台半ばから後半での一進一退を続けており、次のアクション待ちといった状況。104.35/40円水準に来ている100日線や21日線でしっかりとサポートされている。きのうはパウエルFRB議長の講演が行われたが、予想通りに慎重姿勢を強調し、先日のFOMC後の会見を踏襲している。市場からは、インフレが最終的に上昇した場合でも、FRBは緩和措置を当面継続するとの見方が出ている。FRBは低金利が債務急増と資産バブルを助長していることに懸念を抱いておらず、市場が望む安価な資金を提供し続ける可能性が高いという。それを受けてドルは徐々に下落する可能性が高いとしたうえで、その間に私たちできる有益なことは、ドル下落のスピードとショートポジションの大きさに配慮しながらのドル売りだと指摘した。ユーロドルは1.21ドル台前半での小動きが続いた。今週に入ってからのドルの戻り売りの流れは一服しているものの、ドルを買い戻そうという動きまではなく、ユーロドルは1.21ドル台を堅持している。ユーロドルに関しては最終的に上値を目指すとの見方が多い。しかし、短期的には下値を模索する展開も想定されると指摘する声が多いのも事実。欧州でのワクチン接種の展開が米英と比較して遅く、封鎖措置の解除も延期されている。前日はドイツが封鎖措置の延長を発表していた。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小反落し、前日比7ドル10セント(0.02%)安の3万1430ドル70セントで終えた。終値はナスダック総合指数が53.24高の1万4025.77、S&P500が6.50高の3916.38。序盤のダウ平均は上昇して始まったものの、ここ数日の株式市場は上げ一服感も出始めている中、上値追いの動きも乏しく、まもなく下げに転じた。一方で下押す気配もない状況で、後半には前日付近まで戻す展開がみられた。朝方発表の米新規失業保険申請件数は前回分が上方修正されたほか、予想を上回り、先週の弱い米雇用統計の流れを反映した内容となった。ただ、株式市場では逆に、経済対策が強固なものになるのではとの期待に変化していたようで、ネガティブな反応は出ていない。決算発表は峠を越しているが、今回は予想よりも好調な内容が相次いだ。S&P500企業の10-12月期の利益は2.8%増となっている。1月初旬には10.3%の減益が見込まれていたことを考えれば、良好な決算だったと言える。市場からは、「一服が出ても致し方ない局面ではあるが、経済対策、金融政策、感染拡大緩和など、情報はすべてかなりポジティブだ」との声も出ている。

NY貴金属

ニューヨーク金は反落、銀は続落。終値の前日比は、金が16.0~15.6ドル安、中心限月の4月限が15.9ドル安、銀が3.6~0.9セント安、中心限月の3月限が3.1セント安。金4月限は反落。時間外取引では、ドル高を受けて軟調となったが、欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、買い優勢で始まったが、株高一服を受けて戻りを売られた。時間外取引の安値を割り込むと、手じまい売りなどが出て軟調となった。ドルの代替投資先とされる金に売りを誘った。米長期金利が上昇し、金利が付かない金の投資妙味が薄れたことも重荷だった。 銀3月限は株安や金軟調を受けて戻りを売られた。ニューヨーク金4月限は反落。時間外取引では1834.4~1846.8ドルのレンジで推移、前日比1.1ドル高の1843.8ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、ドル高を受けて軟調となったが、欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引は、買い優勢で始まり、1848.6ドルまで上昇したのち、株高一服を受けて戻りを売られた。時間外取引の安値を割り込むと、手じまい売りなどが出て軟調となり、1821.7ドルまで下落した。米新規失業保険申請件数で労働市場の回復の遅れが示され、景気刺激策に対する期待感が支援要因となったが、株高が一服すると、戻りを売られた。ニューヨーク市場でドル安も一服し、金の圧迫要因になった。ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で2675.0~2735.0セントのレンジで推移し、前日比10.7セント高の2718.5セントとなった。3月限は高寄りしたのち、ドル高を受けて戻りを売られたが、欧州時間に入ると、押し目を買われて堅調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が9営業日ぶりに反落した。WTIで期近の3月物は前日比0.44ドル(0.7%)安の1バレル58.24ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.43~0.44ドル安。その他の限月は0.43~0.07ドル安。国際エネルギー機関(IEA)や石油輸出国機構(OPEC)が発表した月報で、慎重な需要見通しが示されたことが利益確定の売りを誘った。新型コロナウイルスの流行が続いていることや変異種の発生もあって、2021年の需要回復が想定よりも鈍いという。石油輸出国機構(OPEC)は2021年1-3月期の需要見通しを従来の日量9417万バレルから同9322万バレルまで下方修正した。ただ、4-6月期以降は上方修正されており、2021年通年の需要見通しは日量9605万バレルに引き上げられている。従来の想定は同9591万バレル。OPEC月報によると、経済協力開発機構(OECD)加盟国の商業在庫は昨年12月にかけて一段と減少。前月比3930万バレル減の30億6800万バレルとなった。過去5年平均を1億4340万バレル上回っているものの、取り崩しが続いている。時間外取引で3月限は軟調。通常取引開始にかけては買いが優勢となり、58.71ドルまで小幅高となる場面はあったが上値は重く、引けにかけては再び売りに押された。一時57.89ドルまで下落。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反発。終値の前営業日比は、1.25~7.00セント高。中心限月の期近3月限は6.50セント高の541.00セント。米農務省(USDA)発表の月例需給報告の軟調な流れを引き継いで1月26日以来の安値まで値を落とす足取りとなったが、これで修正売りに一巡感が強まったことで買い戻された。ブラジルの降雨による大豆収穫遅れとこれに伴うサフリーニャコーンの生育遅延に対する懸念も買いを促す要因となった。期近3月限は、532.25セントで取引を開始した後に値を落とし1月26日以来の安値を付けた。その後のアジアの時間帯の時間外取引では529セント付近を上値抵抗線とした低迷場面を演じ、欧州の時間帯の時間外取引でも地合いを引き締めながらも535セントを超えるとすぐに売り直される頭重い足取りとなった。


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