バックナンバー2021

朝夕刊
1月
2月
3月
Winner's_door
1月
2月

朝刊:2021/02/15

ダウは本日も動かず小幅高で終了で様子見気分。ゴールドは続落。オイルは反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落し、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=104円85~95銭で取引を終えたロンドン時間まではドル買いが優勢でドル円も105円台を回復していたが、本日105.50円付近に来ている200日線を目指して駆け上がる気配までは見られていなかった。ドル買いについては、ここ数日の株式市場に上げ一服感が出ていることから、リスク回避のドル買いとの指摘も出ていた。しかし、市場ではドル安を見込む声が依然多い。バイデン大統領が提案している1.9兆ドル規模の追加経済対策は、当初の予想以上に提案に近い規模で決まりそうな気配も出ている。それが逆に将来の財政赤字拡大につながるとの見方もあるようだ。また、今週のパウエルFRB議長の講演からは、FRBは当面慎重姿勢を崩しそうな気配はない。前日の発表の米消費者物価指数(CPI)からは、インフレも期待ほど早期に上昇しないのではとの見方も出ていた。ユーロドルは1.21ドル台に戻す展開。ユーロドルもロンドン時間には一時1.20ドル台に値を落としていたが、買い戻されている。本日の21日線は1.21ドルちょうど付近に来ており、その水準はサポートされた格好。ユーロドルへの見方はまちまち。現状は最終的に上値を目指すとの見方が多いが、短期的には下値を模索する展開も想定されると指摘する声が多いのも事実。最大の要因は欧米の回復の格差で、ドイツを始めとしたユーロ圏の主要国では依然として封鎖措置を続けている。欧州でのワクチン接種の展開が米英と比較して遅い。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小反発し、前日比27ドル70セント(0.1%)高の3万1458ドル40セントと過去最高値を更新して終えた。終値はナスダック総合指数が69.70高の1万4095.47、S&P500が18.45高の3934.83。きょうも株式市場は前日に引き続き、様子見気分が広がった。これまで追加経済対策やワクチン展開への期待から、経済が再開されれば利益を得やすい銘柄を中心に買いが優勢となっていた。ダウ平均やS&P500、ナスダックなど主要な株価指数は最高値を更新していたが、さすがに高値警戒感も強まっており、市場からは調整が入るのではとの指摘も出ている。きょうも3連休前に上値では調整の動きが出ていたようだ。一方、引き続き下値では押し目買い意欲も強い。感染拡大が急速に鈍化しており、ワクチン接種も今後、ペースが拡大して行くことが期待され、それと伴に回復が鮮明になって行くとの期待は根強い。バイデン大統領が提案している1.9兆ドル規模の追加経済対策は、当初の予想以上に提案に近い形で決まりそうな気配が出ていることもサポートしているようだ。きょうも取引開始前までにディズニーなどの決算が発表されていた。今回の決算は全体的に予想以上に良好で、S&P500企業のうち355社が発表されているが、約82%が予想を上回る利益を計上している。過去4四半期の平均の76%を上回っている状況。

NY貴金属

ニューヨーク金は続落、銀は反発。終値の前日比は、金が4.2~3.3ドル安、中心限月の4月限が3.6ドル安、銀が26.2~28.1セント高、中心限月の3月限が28.1セント高。金4月限は続落。時間外取引では、ドル高を受けて軟調となった。日中取引では、米ミシガン大消費者信頼感指数の低下を受けてドル安に転じたことから、下げ一服となったが、戻りは売られた。外国為替市場でドルが対ユーロなどで上昇した場面で、ドルの代替投資先とされる金先物への売りが優勢となった。銀3月限は日中取引でのドル安を受けて反発した。ニューヨーク金4月限は続落。時間外取引では1812.4~1827.9ドルのレンジで推移、前日比9.5ドル安の1817.3ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、ドル高を受けて軟調となった。日中取引は、売り優勢で始まり、1810.1ドルまで下落した。売り一巡後に押し目買いが入ると、米ミシガン大消費者信頼感指数の低下を受けてドル安に転じたことから下げ一服となり、1831.5ドルまで上昇した。ただ米国債の利回り上昇に対する懸念もあり、戻りは売られた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで、期近の3月物は前日比1.23ドル(2.1%)高の1バレル59.47ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.23~1.24ドル高。その他の限月は0.24~1.18ドル高。需給改善見通しから押し目を買われたことや、日中取引でのドル安を受けて戻り高値を更新すると、テクニカル要因の買いが入って急伸し、2020年1月以来の高値59.82ドルを付けた。国際エネルギー機関(IEA)や石油輸出国機構(OPEC)が発表した月報で、慎重な需要見通しが示されたことが圧迫要因になったが、原油在庫減少やサウジアラビアの減産、中国やインドの需要回復見通しで需給は改善するとみられている。また米国では1兆9000憶ドル規模の追加経済対策に対する期待感が強い。航空機への需要は減少いているが、オンライン取引の増加で配送向けの需要が堅調である。 時間外取引で3月限は軟調。ドル高も圧迫要因となって57.41ドルまで下落した。日中取引では押し目買いが入って地合いを引き締めると、米ミシガン大消費者信頼感指数の低下を受けたドル安も支援要因となって上値を伸ばした。時間外取引の高値を突破すると、テクニカル要因の買いが入って2020年1月以来の高値59.82ドルを付けた。改質ガソリン、ヒーティングオイルは反発。原油相場の急伸を受けて堅調となった。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反落。終値の前営業日比は、4.50セント安~変わらず。中心限月の期近3月限は2.25セント安の538.75セント。米農務省(USDA)月例需給発表後の材料織り込み感から玉整理のための転売の動きが再燃した。シカゴコーンはUSDA月例需給報告前には米国内需給の引き締まり観測から一代の高値となる574.25セントまで上昇していたが、月例需給報告が発表れたことで材料織り込みから修正の動きが見られている。ただ、この日はUSDAがデイリーで大口成約を発表したことが強気材料となり、下げ幅は限られた。期近3月限は、541セントで取引を開始した後に値を落としながらも540セントを割り込むことなく買い戻されるなど、540セント割れに対する抵抗を見せた。中国が休日を迎えていることで様子見ムードが強まりながらも次第に値位置を切り上げる足取りを展開。欧州の時間帯には546.25セントに達したところを売られながらも540セント台前半を維持したが、シカゴの時間帯を迎えると急激に軟化。一時は536.75セントの安値まで値を落としたところを買い戻されて544セント付近まで浮上したものの、戻り待ちの売りが入り引けにかけて値を落とし540セントを割り込んで終えた。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。