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朝刊:2021/02/17

休場明けダウは小幅高。ゴールドは続落。オイルは続伸。ドル円は106円台へ。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル円は上値追いの動きを強め、昨年10月以来の106円まで上げ幅を拡大した。本日の200日線は105.50円付近に来ているが、その水準を上回る展開。さらに上値を試しに行くか注目の展開が見られているが、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは64付近で推移しており、先々週の104円台半ばまでの下落で過熱感は緩和している。きょうの市場はリスク選好の雰囲気が広がった。米感染拡大が急速に鈍化する中、大規模な米追加経済対策とワクチン展開が世界的な景気回復へと導くとの期待が高まっている。ロンドン時間までは円安がけん引する形だったが、NY時間に入って、今度はドル買いがけん引。市場では米インフレ期待が高まり、米10年債利回りも昨年3月のピークを上回り1.30%まで一時上昇する中、この日発表のNY連銀景気指数でも仕入価格の上昇が確認されていた。ユーロドルはロンドン時間に1.2170ドル付近まで上昇していたものの、NY時間にかけて戻り売りが強まり、1.20ドル台に下落する場面もみられた。ただ、1.21ドルちょうど付近に来ている21日線はサポートされている格好。この日は欧州経済研究センター(ZEW)が2月のドイツ景況感指数を発表していた。期待指数が71.2と予想を大きく上回り、昨年9月以来の高水準に上昇している。ただ、現況指数は前回から1ポイント悪化し、マイナス67.2となっていた。ドイツは3月まで封鎖措置の延長を決めており、第1四半期のドイツGDPはマイナス成長がほぼ確実視されている。ただきょうの指標はドイツ企業が先行きに楽観的であることが示されている。ドイツ経済は6カ月以内に成長軌道に戻ると確信しているとの指摘も出ていた。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前週末比64ドル35セント(0.2%)高の3万1522ドル75セントと連日で過去最高値を更新した。終値はナスダック総合指数が47.97安の1万4047.50、S&P500が2.24安の3932.59。取引開始直後は買いが先行し、取引時間中の最高値を更新して始まった。感染拡大が急速に鈍化する中、バイデン大統領の1.9兆ドル規模の追加経済対策とワクチン展開への期待が引き続き株式市場をサポートした。10-12月期決算は峠を越えているが、予想以上に強かったこともフォローとなっている。ただ、上値では高値警戒感も出る中、米国債利回りが3月以来の水準に上昇しており、米10年債利回りが1.3%に接近する中、インフレ期待が高まっている。FRBは慎重姿勢を強調しているものの、早期出口戦略への思惑も根強くあるようだ。市場からは、「正当な理由で長期金利が上昇している場合は消化することができるが、直線的に上昇する場合は消化できない」との警戒感も示されていた。エネルギー株が上昇したほか、銀行株も利回りの上昇を好感し堅調。エネルギー株については、テキサス州に寒波が来襲しており、米国の原油生産が日量200万バレル余り減少しているとの報告が伝わった。それを受けて原油相場が60ドル台に上昇していることに反応した模様。また、本日はビットコインが一時5万ドルを突破し、株式市場でも関連株への買いが続いている。

NY貴金属

ニューヨーク金は続落、銀は小反落。終値の前日比は、金が24.4~24.0ドル安、中心限月の4月限が24.2ドル安、銀が1.1セント安~変わらず、中心限月の3月限が0.3セント安。金4月限は続落。時間外取引では、ドル安を受けて堅調となったが、欧州時間に入ると、戻りを売られて上げ一服となった。日中取引では、株高を受けて押し目を買われる場面も見られたが、ドル高を受けて戻りを売られた。銀3月限は日中取引のドル高や金反落を受けて小幅安となった。ニューヨーク金4月限は続落。時間外取引では1806.1~1827.1ドルのレンジで推移、前日比16.4ドル安の1806.8ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、ドル安を受けて堅調となったが、欧州時間に入ると、戻りを売られて上げ一服となった。日中取引は、ドル高を受けて売り優勢で始まり、1788.1ドルまで下落した。そ後は株高を受けて押し目を買われ、1814.2ドルまで戻したが、ドル高を背景に戻りを売られ、1792.6ドルまで下落した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで期近の3月物は前週末比0.58ドル(1.0%)高の1バレル60.05ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.58~0.70ドル高。その他の限月は0.31~0.72ドル高。石油輸出国機構(OPEC)プラスによる減産や米国の生産低迷を背景に需給が改善し、世界的な過剰在庫の解消が期待されている。新型コロナウイルスのワクチンによって、石油需要が回復を続ける見通しであることも需給改善期待を後押し。米エネルギー情報局(EIA)が発表した掘削生産性報告(DPR)で、3月の主要7地域の米シェールオイル生産量は前月比で日量7万7000バレル減の同750万4000バレルと低水準を維持する見通し。コロナショック後の減産は一巡しているものの、足元の原油高で生産量が増加する兆候は限定的。米国の石油産業の中心地であるテキサス州が寒波に見舞われ、原油生産や製油所の稼働が一部停止したことも支援要因。調査会社の推計によると、寒波によって原油は日量50万~120万バレル、石油製品で日量330万程度の減産が発生するもよう。米テキサス州で寒波による急激な気温低下は一巡しているものの、20日まであまり気温はあがらない見通し。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反発。終値の前営業日比は、3.00~13.50セント高。中心限月の期近3月限は13.50セント高の552.25セント。米産地での寒波に対する警戒感を受けた小麦高や、ブラジルの大豆収穫遅れに伴うサフリーニャ(後播種)コーン生育遅延に対する警戒感や、18~19日に開催されるUSDAアウトルック・フォーラム(展望会議)を前にした買い戻し、米国内の需給引き締まりに対する警戒感から買い優勢となった。また、ワクチン接種の拡大に伴う世界景気回復期待やこれに伴う原油高も買いを促す要因となった。547セントで取引を開始した後に軟化した後のアジアから欧州にかけての時間帯の時間外取引は524.50~546セントの限られたレンジ内での高下となったが、シカゴの時間帯にかけて売りの手が膨らみ、538.50セントの安値を付けた。


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