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朝刊:2021/02/25

ダウは大幅に4日営業日続伸。ゴールドは続落。オイルは当限が反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル円は買戻しを強め、一時106円台を回復する場面がみられた。米国債利回りが再び急上昇し、10年債利回りが1.43%まで一時上昇する中、ドル円の上げを先導した模様。きょうの上げで105円台半ばに来ている200日線を再び上回っており、今回は本格的な回復になるか注目される展開となっている。前日の米上院に引き続き、パウエルFRB議長の下院での議会証言が行われている。事前テキストは前日の上院とほぼ同じ内容。質疑応答では、「労働市場には多くのスラックがあり、完全雇用には程遠い」とのハト派な認識を示している。前日も議長は慎重姿勢を強調していたが、その姿勢を本日も踏襲していた。パウエルFRB議長の議会証言を受けて、米国債利回りが上げ幅を縮小したことから、ドル円も再び105円台に値を落とした。ユーロドルはNY時間の序盤にやや売りが優勢となり、1.21ドル台前半まで値を落とす場面がみられた。ただ、本日1.2095ドル付近に来ている21日線の上はしっかりと維持され、リバウンドの流れは維持している。米株式市場でダウ平均の上げ幅が400ドル超まで買い戻されたことで、後半には1.2170ドル近辺まで上昇している。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比424ドル51セント(1.3%)高の3万1961ドル86セントと1週間ぶりに過去最高値を更新した。終値はナスダック総合指数が132.77高の1万3597.97、S&P500が44.06高の3925.43。この日も序盤はIT・ハイテク株を中心とした成長株に利益確定売りが先行し、ダウ平均も反落して始まった。米国債利回りが急上昇しており、10年債利回りが一時1.43%まで上昇したことも重石となっていたようだ。しかし、市場の景気回復への期待は根強く、循環株には押し目買いも見られ、前日同様にダウ平均は途中からプラスに転じた。この動きに買い戻しの流れが加速し、ダウ平均は400ドル超の上げ幅となった。その流れの中でIT・ハイテク株にも買い戻しが出始め、ナスダックもプラスに転じる展開。きょうもパウエルFRB議長の下院での議会証言が行われていたが、前日の上院同様に慎重姿勢に言及しており、相当の期間、景気を支援する姿勢を滲ませている。雇用の弱さに言及していた。市場からは成長株中心にバリュエーションの見直しの動きがあるものの、投資家は下値でのエントリーポイントを探しているとの声も出ていた。銀行株や産業株、エネルギー株が買われ、半導体などハイテク株もプラスに転じた。一方、IT株は大手中心にまちまち。

NY貴金属

ニューヨーク金は続落、銀は反発。終値の前日比は、金が8.2~7.5ドル安、中心限月の4月限が8.0ドル安、銀が17.1~18.6セント高、中心限月の3月限が17.1セント高。金4月限は続落。時間外取引では、ポンド主導のドル安を受けて堅調となったが、ドル安が一服すると戻りを売られた。日中取引では、ドル高や米国債の利回り上昇を受けて一段安となったが、株価急伸からドル安に転じると、下げ一服となった。金利先高観が根強く、金利のつかない金は売られやすかった。銀3月限は金軟調につれ安となったのち、日中取引での株高やドル高一服を受けて押し目を買われた。ニューヨーク金4月限は続落。時間外取引では1801.8~1813.0ドルのレンジで推移、前日比4.1ドル安の1805.5ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、ポンド主導のドル安を受けて堅調となったが、ドル安が一服すると戻りを売られた。日中取引は、ドル高や米国債の利回り上昇を受けて一段安となった。時間外取引の安値を割り込むと、テクニカル要因の売りが出て1782.2ドルまで下落した。その後は株価急伸からドル安に転じると、下げ一服となり、1804.4ドルまで戻した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の4月物は前日比1.55ドル(2.5%)高の1バレル63.22ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.55~1.57ドル高。その他の限月は0.85~1.57ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、米テキサス州を寒波が襲ったことを背景に原油生産量や製油所稼働率が大きく落ち込んだことから供給不安が高まった。新型コロナウイルスが流行しているなかでも石油需要は回復しつつあるが、米政権交代による需要見通しの不透明感から完全な復旧を目指した投資が手控えられ、一時的な減少にとどまらないとの警戒感も強い。EIA週報で米原油生産量は前週比で日量110万バレル減の同970万バレル、製油所稼働率は前週の83.1%から68.6%まで急低下した。米原油生産量はコロナショック後の最低水準に並んでおり、さらに減少するとみられている。石油製品需要は日量1868万8000バレルまで減少したが、寒波による影響は限定的。石油輸出国機構(OPEC)プラスが段階的な増産を検討していると伝わったことは重し。来週の産油国会合では4月以降の減産目標の縮小が協議される見通し。OPEC関係筋は4月から日量50万バレル増産することが可能であるとの認識を示している。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて堅調。期近は続伸。終値の前営業日比は0.25~7.00セント高。中心限月の期近5月限は4.50セント高の557.00セント。世界第2位のコーン輸出国であるブラジルで降雨により大豆収穫が遅延するなか、大豆の収穫後に生産が開始されるサフリーニャコーンの生育遅延懸念が深まったことが強気材料となった。また、大豆及び原油市場の堅調な足取りも強気材料視された。5月限は560セントを上値抵抗線にしているものの、次第に下値を切り上げる形のチャートを描いている。5月限は552.25セントで取引を開始した後は値を落とし、アジアから欧州の時間帯中盤までの時間外取引は554セントを上値抵抗線とする足取りを展開。


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