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朝刊:2021/02/26

ダウは大幅に下落で調整に入るか。ゴールドも下落。オイルは続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調な動きを維持しており、一時106.40円付近まで上昇し、先週の高値を上回る動きを見せた。200日線から再び上方かい離しており、リバウンドの流れを持続させている。ドル円は米国債利回りの上昇にサポートされている。この日の米7年債入札がかなり弱い内容となり、10年債利回りは瞬間的にではあるが1.6%台まで上昇した。インフレで調整した実質金利を示す10年物のインフレ連動債もマイナス0.64%まで上昇しており、米大統領選挙後の高水準を上回っている。今週のパウエルFRB議長の議会証言では慎重姿勢を強調し、インフレが目標の2%に達するまでに3年以上かかる可能性にも言及していた。ただ、市場が注目していた長期金利の急上昇については、特に対応する可能性を示さず、静観する姿勢を示している。市場からは、パウエルFRB議長の証言で米国債が売り(利回り上昇)易くなっているとの声も聞かれる。本日も複数の米地区連銀総裁の発言が伝わっていたが、「見通しを考慮すれば、10年債利回り上昇は適切」「長期金利上昇は金融政策の対応を正当化しない」などと述べていた。取引開始前に米新規失業保険申請件数が発表になっていたが、予想を大きく下回っていた。ただ、寒波や15日の祝日が影響したとして、うのみにしない方が良いとの見方も出ており、市場の反応も限定的となった。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反落し、前日比559ドル85セント(1.8%)安の3万1402ドル01セントで終えた。終値はナスダック総合指数が478.54安の1万3119.43、S&P500が96.09安の3829.34。米国債利回りの急上昇が続いており、この日の米7年債入札がかなり弱い内容だったことから、米10年債利回りは瞬間的にではあるが1.6%台まで急上昇する場面がみられた。インフレで調整した実質金利を示す10年物のインフレ連動債もマイナス0.64%まで上昇しており、米大統領選挙後の高水準を上回っている。米10年債利回りはS&P500企業の配当利回りを上回ってきており、株式保有の魅力を低下させている。今週のパウエルFRB議長の議会証言では慎重姿勢を強調し、インフレが目標の2%に達するまでに3年以上かかる可能性にも言及していた。ただ、市場が注目していた長期金利の急上昇については、特に対応する可能性を示さず、静観する姿勢を示している。市場からは、パウエルFRB議長の証言で米国債が売り(利回り上昇)易くなっているとの声も聞かれる。本日も複数の米地区連銀総裁の発言が伝わっていたが、「見通しを考慮すれば、10年債利回り上昇は適切」「長期金利上昇は金融政策の対応を正当化しない」などと述べていた。

NY貴金属

ニューヨーク金は続落、銀は反落。終値の前日比は、金が22.5~20.1ドル安、中心限月の4月限が22.5ドル安、銀が24.3~20.6セント安、中心限月の5月限が24.3セント安。金4月限は続落。時間外取引ではドル安となったが、米国債の利回り上昇に対する懸念から戻りを売られて軟調となった。日中取引では、米国債の利回り上昇や株安・ドル高を受けて下げ幅を拡大した。米長期金利が大幅に上昇し、一時1.61%と1年ぶりの水準に達した。金利が付かない金の投資妙味が薄れ、売りが膨らんだ。銀5月限は欧州時間に押し目を買われたが、日中取引では金軟調や株安・ドル高を受けて戻りを売られた。ニューヨーク金4月限は続落。時間外取引では1779.7~1805.0ドルのレンジで推移、前日比4.1ドル安の1786.1ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、米国債の利回り上昇に対する懸念から戻りを売られて軟調となった。その後はドル安が下支えとなる場面も見られたが、戻りは売られた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで期近の4月物は前日比0.31ドル(0.5%)高の1バレル63.53ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.22~0.31ドル高。その他の限月は0.17ドル安~0.18ドル高。寒波を背景とした米国の供給減がやや長引くと想定されているほか、新型コロナウイルスの流行が落ち着きつつあるなかで需要が回復を続ける見通しであることが相場を押し上げた。米テキサス州では原油生産の復旧は比較的容易である一方で、製油所の再稼働には時間を必要とするとみられている。米国のワクチン接種率は20.02%まで上昇。1回目の投与が13.6%、2回目が6.2%となっている。昨年末の接種開始から約2ヶ月であり、現状のペースならば当局が指摘するように秋頃には集団免疫が獲得できる見通し。米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発している新型コロナウイルスのワクチンについて、米食品医薬品局(FDA)がまもなく緊急使用許可を承認する見通しであることも景気回復期待を高めた。米ファイザーが開発したワクチンと異なり、J&Jのワクチンは1回接種型であるうえ、冷蔵保存が可能で医療機関の負担が軽い。4月以降は石油輸出国機構(OPEC)プラスが減産目標を縮小し、増産すると伝わっていることは上値を抑えた。主要産油国は来週の4日の会合で4月からの生産量について協議し、変更を加える見通し。

シカゴコーン・大豆

コーンも概ね反落。終値の前営業日比は、出来高の少ない期先3限月が変わらず~0.25セント高だが、それ以外は7.50~1.75セント安。中心限月の期近5月限は7.25セント安の549.75セント。期近9、12月限など、複数限月が一代高値を更新したが、転売で上げ幅を削る展開となった。米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高が事前予想の下限に近く、およそ8か月ぶりに低い水準にとどまったことがきっかけとなって転売の動きが広がり、急速に値を落とした。5月限は23日以降、560セントを上値抵抗線として推移していたが、この日の下落で抵抗の強さが確認出来た形となった。5月限は556.75セントで取引を開始。その直後に558セントの高値を付け、その後のアジアの時間帯~欧州の時間帯の時間外取引では552セント台を下値支持線とする底堅い足取りを演じた。しかし米国の時間帯に入ると、一転して急激に値を崩し541セントの安値まで急落。安値からは買い戻されたものの、551セントを上値抵抗線にする頭重い足取りとなり、最終的には550セントを割り込んで取引を終えた。


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