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朝刊:2021/03/03

ゴールドは大幅反発。ダウは反落でオイルは続落。ドル円は107円をうかがう展開か。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル円は上げが一服したものの、107円台をうかがう展開は続いている。NY時間に入って米国債利回りが上げ幅を縮小したことや、米株が利益確定売りに押されたことがドル円を圧迫した模様。しかし、下値での押し目買い意欲も強く、106円台後半の水準は堅持している。ただ、ドル円はきょうで6日続伸している。過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは買われ過ぎの水準である70を上回って来ており、さすがに過熱感は否めなくなっているようだ。きのうから3月相場に入る中、米追加経済対策やワクチン接種で景気回復期待を高めていた市場も、その期待についてはかなり織り込んだ面もありそうだ。特にドル円上昇の原動力となっている米国債利回りの上昇がこのまま続くのか、また、それをFRBがどこまで容認するのか、次の展開を見極めたい雰囲気も次第に出て来ている印象もある。ユーロドルは1.20ドル台後半まで買い戻された。為替市場ではドル買い圧力が根強く、ユーロドルは日増しに売り圧力を強めていた。きょうは大きな心理的節目である1.20ドルを割り込む場面もみられたが、米国利回り上昇に一服感が出る中、ドル買いの動きも落ち着いており、ユーロドルは買い戻しが入った。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比143ドル99セント(0.5%)安の3万1391ドル52セントで終えた。終値はナスダック総合指数が230.04安の1万3358.79、S&P500が31.53安の3870.29。きのうから3月相場に入る中、前日は買いが優勢となり、安心感が広がっていたものの、本日は上値の重い展開が見られた。米追加経済対策やワクチン接種で景気回復期待を高めていた市場も、その期待についてはかなり織り込んだ面もありそうだ。市場からは全体的な傾向はポジティブではあるが、IT・ハイテク株をはじめとした成長株のバリュエーションの高さや、インフレに対する懸念が株価の上値を重くしている。次の展開を見極めたい雰囲気も次第に強まって来ており、いまは押し目買いを入れる時ではないとの意見も出ていた。きょうはエネルギーや銀行、産業株を含め循環株への物色は一服。ただ、戻り売りを強める気配もない。一方、IT・ハイテク株は利益確定売りが続いた。ダウ採用銘柄ではインテルやアップル、セールスフォース、マイクロソフトが下落したほか、キャタピラー、ウォルグリーン、ウォルマートも軟調。一方、ダウ・インク、シェブロン、コカ・コーラが上昇。ナスダックは上値の重い展開が続いた。テスラやアップル、アマゾン、フェイスブックなど主力株は利益確定売りが続いている。

NY貴金属

ニューヨーク金は反発、銀は続伸。終値の前日比は、金が10.6~10.7ドル高、中心限月の4月限が10.6ドル高、銀が20.0~20.8セント高、中心限月の5月限が20.1セント高。金4月限は反発。時間外取引ではドル高を受けて軟調となり、昨年6月の安値1704.6ドルに顔合わせした。欧州時間に入ると、ドル高が一服し、下げ一服となった。日中取引では、戻りを売られたが、ドル安を受けて押し目を買われると、序盤の高値を突破し、堅調となった。外国為替市場でドルがユーロなど主要通貨に対して売られ、ドルの代替投資先とされる金先物には買いが入った。銀5月限は1月28日以来の安値2582.0セントを付けたのち、金反発やドル安を受けて地合いを引き締めた。ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では1704.6~1732.7ドルのレンジで推移、前日比8.8ドル高の1731.8ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、ドル高を受けて軟調となり、昨年6月の安値1704.6ドルに顔合わせした。欧州時間に入ると、ドル高が一服し、下げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日続落した。WTIで期近の4月物は前日比0.89ドル(1.5%)安の1バレル59.75ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.89~0.85ドル安。その他の限月は0.79ドル安~0.32ドル高。今週4日の石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合で増産が合意に至るとみられているうえ、増産規模が不透明であることから調整売りが続いた。OPECプラス全体で減産目標を縮小するのか、サウジアラビアが自主減産を撤回するのか、またはその両方か不透明。米利回りの上昇が一巡していることは下支え要因。先週、米長期債利回りが急伸する場面があったものの、今週の推移は今のところ落ち着いている。ニューヨーク市場では前日比1BP低下の1.41%付近で推移。コロナ禍からの脱出期待が強まっていることも支援要因。主要国ではワクチン接種が進められており、英国や米国では秋頃には集団免疫を獲得できるとみられている。英国のワクチン接種率は31.58%、米国は23.16%まで上昇。イスラエルでは89.99%に達している。時間外取引で4月限は59.45ドルまで下落した後、下げ渋るとプラス圏に浮上した。通常取引序盤には61.21ドルまで強含み。ただ、引けにかけて売りが再び強まり、マイナス圏に押し戻された。改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続落。原油安に連動した。

シカゴコーン・大豆

コーンも総じて大幅反発。終値の前営業日比は、2.75~13.25セント高。中心限月の期近5月限は6.75セント高の545.00セント。5月限は前日までの軟調な足取りを引き継ぎ、一時2月11日以来の水準まで下落する場面が見られたが、これで売り一巡感が強まったことや、米農務省(USDA)が2月12日以来となるデイリーでの大口成約を発表したことが強気要因となった。また、アルゼンチンの生産量が天候不良の影響でこれまでの予想を下回る可能性が浮上していることや、多雨の続くブラジルでのサフリーニャコーンの生育遅延懸念も買いを支援した。


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