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朝刊:2021/03/04

ダウは続落で上昇に一服か。ゴールドも反落でオイルは反発。ドル円は107円台間近か。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル円は一時107.15円付近まで上昇する場面が見られた。ただ、その後は107円台を維持できずに106円台に値を落としたものの下押す気配までは出ていない。米国債利回りがきょうも上昇し、米10年債は1.5%近くまで上昇。それがドル円をサポートしている。しかし一方で、米株式市場ではIT・ハイテク株中心に戻り売りが続いており、ドル円も次第に上値に慎重になっている気配もうかがえる。過熱感を測るテクニカル指標のRSIも買われ過ぎの水準である70を上回って来ており、過熱感も否めない状況。このまま上値を追って良いのか迷いも出てきているのかもしれない。ただ、米景気回復への期待は強い。公衆衛生の改善、ワクチン接種拡大、大規模な財政刺激策が米GDPを1984年以来の大幅成長に押し上げるとの見方も出ている。今年の米経済は7%成長を予想しているようだ。低所得世帯が財政刺激策の恩恵を受け、高所得世帯は安定した収入源と貯蓄を増やしているため、今後、個人消費が急速に拡大すると見込んでいるようだ。今年の米経済は700万人の雇用を増やし、失業率は年末までに5%未満に下がるという。一方、インフレについては、過去10年間では稀な水準の3%付近まで上昇する可能性も指摘している。ユーロドルは1.20ドル台で推移。「ECBは債券利回り抑制で劇的な行動の必要はないとの見方をしている」と一部報道が関係者の話として伝わったことから、1.2115ドル付近まで上昇する場面がみられた。しかし、ドル買いの流れが根強い中で、NY時間に入ると戻り売りに押され、1.20ドル台に再び値を落とす展開。本日の21日線が1.2095ドル付近に来ているが、その水準を挟んでの一進一退の値動きがみられた。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比121ドル43セント(0.4%)安の3万1270ドル09セントで終えた。終値はナスダック総合指数が361.03安の1万2997.75、S&P500が50.57安の3819.72。IT・ハイテク株への利益確定売りが続いており、ナスダックは大幅安。一方、エネルギーや銀行、産業などパンデミックで落ち込みが大きかった循環株には引き続き買いも見られ、ダウ平均はプラス圏で推移していたものの、引け間際になって下げが強まった。全体的には調整ムードが強まっている印象が強い。市場ではインフレ期待が高まっており、米国債利回りの上昇が続いている。本日の米10年債は1.5%付近まで上昇。景気回復過程の中で長期金利の上昇が続くようであれば、企業の資金調達や住宅市場への悪影響は懸念され、配当利回りとの関係からも株式保有の優位性は縮小する。ただ、FRBは静観姿勢を示しており、株式市場も動向を注視しているようだ。市場では、公衆衛生の改善、ワクチン接種拡大、大規模な財政刺激策が米GDPを1984年以来の大幅成長に押し上げるとの見方も出ている。今年の米経済は7%成長を予想しているようだ。低所得世帯が財政刺激策の恩恵を受け、高所得世帯は安定した収入源と貯蓄を増やしているため、今後、個人消費が急速に拡大すると見込んでいるようだ。一方、インフレについては、過去10年間では稀な水準の3%付近まで上昇する可能性も指摘している。この日発表のADP雇用統計やISM非製造業景気指数は予想を下回る内容となったが、特に株式市場への影響は限定的だった。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が18.0~17.7ドル安、中心限月の4月限が17.8ドル安、銀が49.3~46.6セント安、中心限月の5月限が49.2セント安。金4月限は反落。時間外取引ではドル高や米国債の利回り上昇に対する懸念を受けて軟調となった。日中取引では予想以下の米経済指標を受けて軟調となり、昨年4月以来の安値1699.4ドルを付けた。米長期金利が上昇し、金利の付かない資産である金先物は売りが優勢となった。銀5月限は金軟調やドル高を受けて売り優勢となった。ニューヨーク金4月限は反落。時間外取引では1719.3~1739.1ドルのレンジで推移、前日比9.4ドル安の1724.2ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、ドル高や米国債の利回り上昇に対する懸念を受けて軟調となった。日中取引は、予想以下の全米雇用報告を背景としたドル高を受けて売り圧力が強まった。その後は、米ISM非製造業総合指数(NMI)の低下も圧迫要因となり、昨年4月以来の安値1699.4ドルを付けた。売り一巡後は買い戻され、1723.8ドルまで戻したが、戻りは売られた。予想以下の米経済指標を受けてドル高に振れたことが圧迫要因になった。一方、米国債の利回りは景気回復期待を受けて上昇した。追加経済対策への期待感が強い。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は4営業日ぶりに大きく反発した。WTIで、期近の4月物は前日比1.53ドル(2.6%)高の1バレル61.28ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.53ドル高。その他の限月は0.61~1.52ドル高。石油輸出国機構(OPEC)プラスが現在の協調減産の規模を4月も維持することを検討していると伝わったほか、共同閣僚監視委員会(JMMC)では4日の全体会合を控え、生産量の調節に関する勧告なく終了した。これまでの報道からは日量50万バレルの増産が想定されていた。ただ、サウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を4月も継続するかどうかは不明。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、製油所稼働率が56.0%まで一段と低下したことは供給懸念を高めた。製油所稼働率は1990年に統計が開始されてからの最低水準を更新している。2月後半に米国のエネルギー産業の中心地であるテキサス州が寒波に見舞われたことが背景。ただ、製油所の原油消費量が落ち込んでいることから、EIA週報で原油在庫は急増している。寒波による減産が一巡し、米原油生産量は前週比で日量30万バレル増の同1000万バレルまで回復。

シカゴコーン・大豆

コーンも概ね反落。終値の前営業日比は、10.50セント安~0.25セント高。中心限月の期近5月限は9.75セント安の535.25セント。一代の高値を更新する騰勢を2月に演じるなか、米国の輸出が低迷していることを受て、価格高騰に伴う需要の減少であるレーショニングの可能性が懸念されるなか、売り優勢となった。また、前日に大きく上昇したことで利益確定のための売りが見られたことや、米景気回復期待を受けた利回りの上昇を背景としたドル高傾向も弱材料となった。5月限は544セントで取引を開始した後に544.25セントまで上昇した後に値を落とし、540セントを割り込んだところを買い戻され、542セント台まで浮上したが、戻り待ちの売りに頭押されて再び540セントを割り込む振幅のある足取りを展開。


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