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朝刊:2021/03/05

ダウは大幅安で一時は700ドルオーバー安の場面も。ゴールドも続落。オイルは続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場はドル買いが強まり、ドル円は108円手前まで上げ幅を伸ばしている。現地時間の昼に行われたパウエルFRB議長の講演を受けドル買いが強まった。米国債利回りも上げ幅を拡大し、10年債は1.54%まで一時上昇した。議長は「市場が秩序のない状況になれば問題視する。最近の債券市場のボラティリティは自身の注目を引いた」などと述べていた。金融市場が著しくタイトな状態になれば、FRBが介入する可能性はあるが、現状はそのしきい値を満たしていないことを示唆していると受け止められた模様。多かれ少なかれ市場の予想通りの内容ではあったが、一部からは、議長は最近の米国債利回りの急上昇について、より大きな懸念を表明し、長期債購入を増やすことにオープンな姿勢を示すかもしれないとの期待もあったようだ。それが無かったことで、米国債と株式に失望売りが出ている。ただ、ドル円は過熱感が高まっており、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは75まで上昇し、2016年11月14日以来の高水準に上昇。トランプ前大統領が大統領選で勝利してまもなくの水準。さすがに冷や水が欲しいところではある。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比345ドル95セント(1.1%)安の3万0924ドル14セントで終えた。前日比は、ナスダック総合指数が257.36安の1万2740.39。きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅続落。序盤は買い戻しも見られていたものの、株式市場の上値は依然として重たい雰囲気の中、昼に行われたパウエルFRB議長の講演を受けて、株式市場は下げを加速させている。議長は「市場が秩序のない状況になれば問題視する。最近の債券市場のボラティリティは自身の注目を引いた」などと述べていた。金融市場が著しくタイトな状態になれば、FRBが介入する可能性はあるが、現状はそのしきい値を満たしていないことを示唆していると受け止められている模様。多かれ少なかれ市場の予想通りの内容ではあるが、一部からは、議長は最近の米国債利回りの急上昇について、より大きな懸念を表明し、長期債購入を増やすことにオープンな姿勢を示すかもしれないとの期待もあったようだ。それが無かったことで、米国債利回りが急上昇しており、株式市場は失望売りが強まった模様。IT・ハイテク株への売りが続いているほか、銀行や産業株も下落。一方、エネルギー株はプラス圏で推移。OPECプラスが4月の産油量を維持することで合意したと伝わり、原油に買いが強まったことがサポートした。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続落。終値の前日比は、金が15.2~14.9ドル安、中心限月の4月限が15.1ドル安、銀が92.6~92.1セント安、中心限月の5月限が92.6セント安。金4月限は続落。時間外取引ではドル高一服などを背景に買い戻されて堅調となった。日中取引では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演をきっかけとしたドル高などを受けて軟調となり、昨年4月以来の安値1687.6ドルを付けた。米長期金利が一時1.55%と前日比で0.07%上昇した。金利のつかない金の投資妙味が薄れ、売りが膨らんだ。銀5月限は金軟調やドル高を受けて売り優勢となり、1月28日以来の安値2508.0セントを付けた。ニューヨーク金4月限は続落。時間外取引では1703.5~1719.3ドルのレンジで推移、前日比1.3ドル高の1717.1ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、米国債の利回り上昇に対する懸念が圧迫要因になったが、ドル高一服などを背景に買い戻されて堅調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が大幅続伸した。WTIで期近の4月物は前日比2.55ドル(4.2%)高の1バレル63.83ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比2.52~2.55ドル高。その他の限月は0.36~2.46ドル高。石油輸出国機構(OPEC)プラスが現行の減産目標をほぼ維持することを決定したほか、サウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を継続すると表明したことが背景。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は自主減産の終了を急がないとしており、これを段階的に撤回する時期について「いつでも、都合の良い時に」と述べている。アブドルアジズ・エネルギー相は「石油市場は回復してきたが、需要回復見通しは引き続き不透明」であると述べた。ロシアのOPECプラスの代表であるノバク副首相は「世界の石油市場はパンデミックから完全に回復していない」との認識を示した。ただ、今回の協議でロシアは日量13万バレル、カザフスタンは同2万バレルの増産が認められた。国内需要を満たすためであるという。時間外取引で4月限は前日終値を挟んで上下した後、通常取引開始が近づくと強含んだ。その後は64.86ドルまで上げ幅を拡大し、昨年1月以来の高値を更新。

シカゴコーン・大豆

コーンは、期近の主要限月は続落。終値の前営業日比は、4.00セント安~2.25セント高。中心限月の期近5月限は2.75セント安の532.50セント。USDA発表の週間純輸出成約高が事前予想のレンジを下回る低調な内容だったことに加え、ドル買いの動きが広がっていたことが弱材料となった。一時はブラジルの多雨やアルゼンチンの高温乾燥とこれを受けた大豆高に追随する動きも見られたが、騰勢は続かなかった。この日、発表された週間純輸出成約高は今年度の最少量だったが価格高騰による影響もあると見られる。


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