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朝刊:2021/03/08

ダウは力強く大幅反発。オイルも続伸。ゴールドは小幅安。ドル円は108円台。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル円は108円中盤。きょうのNY為替市場、米国債にらみの展開が続いている。朝方発表された米雇用統計は予想を上回る強い内容となり、非農業部門雇用者数(NFP)は37.9万人増加し、失業率も6.2%に低下した。NFPは娯楽や観光といったパンデミックで落ち込んでいたセクターの増加がけん引し、明るい兆しではある。指標発表直後は米国債利回りの上昇とともにドル買いが加速し、ドル円も一時108.65円付近まで上昇。米10年債利回りは2月25日以来の1.62%台に上昇した。しかし、その後は米国債利回りが上げ幅を縮小したことからドル円も108円台前半に伸び悩んだものの、下値も底堅く108円台はしっかりと維持している。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発し、前日比572ドル16セント(1.9%)高の3万1496ドル30セントで終えた。終値はナスダック総合指数が196.68高の1万2920.15、S&P500が73.47高の3841.94。終盤にかけて買い戻しが加速し、ダウ平均の上げ幅は一時600ドルを超えた。きょうの株式市場は米国債にらみの展開の中で目まぐるしい値動きを見せた。朝方発表の米雇用統計は予想を上回る力強い内容となったことで買いが先行して始まった。ただ、米国債利回りが一時1.62%と2月25日以来の高水準まで上昇する中、長期金利上昇を嫌気した売りがIT・ハイテク株中心に強まり、ナスダックと伴にダウ平均も一時下げに転じた。しかし、その後は米国債利回りの上昇が一服したことから、終盤にかけて買い戻しが加速した。米雇用統計については、非農業部門雇用者数(NFP)が37.9万人増加し、失業も6.2%に低下。NFPは娯楽や観光といったパンデミックで落ち込んでいたセクターの増加が主な要因で明るい兆しではある。ただ、失業率はピークの14.8%から大きく改善しているが、パンデミック前の低水準を依然として上回っている。就業を諦め労働力人口から外れた人も依然として多く、数字ほど労働市場は改善してはいないとの声も聞かれる。ボスティック・アトランタ連銀総裁は「米国の総失業率は10%に近い」と述べていた。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は小幅続落。終値の前日比は、金が2.2~1.4ドル安、中心限月の4月限が2.2ドル安、銀が17.7~17.0セント安、中心限月の5月限が17.4セント安。金4月限は小幅続落。前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演後のドル高が続いたことが重し。ドルインデックスは昨年11月以来の高値を更新した。景気回復見通しに沿って米利回りが回復し、ドル高圧力がさらに強まることが警戒されている。ブラード米セントルイス連銀総裁は長期債利回りを抑制するオペレーション・ツイストは想定していないと語った。金利の付かない金の投資妙味が薄れた。外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇したことも、ドルの代替投資先とされる金の売りを誘った。2月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が増加したこともドル高の背景だが、発表後のドル買いは一時的だった。米国の雇用回復は遅れており、コロナショックで失われた雇用をあまり取り戻せていない。超緩和的な米金融政策見通しは変化しておらず、ドルの先高感を限定している。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は大幅に3日続伸した。WTIで期近の4月物は前日比2.26ドル(3.5%)高の1バレル66.09ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比2.26~2.30ドル高。その他の限月は1.10~2.30ドル高。前日に石油輸出国機構(OPEC)プラスが現行の減産目標をほぼ維持することを決定したほか、サウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を継続すると表明したことを背景とする買いが続いた。世界的な需給が引き締まっているなかでも主要産油国は供給拡大をためらっており、過剰在庫の取り崩しペースが早まるとみられている。2月の米雇用統計が堅調だったことも支援要因だが、非農業部門雇用者数(NFP)の回復は引き続き緩慢だった。コロナショックで失われた雇用を取り戻すまでの道のりは長く、超緩和的な米金融政策見通しは変化していない。ドルインデックスが一段と上昇し、昨年11月以来の高値圏まで上昇したことはドル建てで取引されるコモディティ全般の重し。ただ、原油市場のファンダメンタルズは良好で、高値から失速するような展開にはならなかった。

シカゴコーン・大豆

コーンは、期近の主要限月は大幅反発。終値の前営業日比は、1.00~15.75セント高。中心限月の期近5月限は13.00セント高の545.50セント。アルゼンチンで少雨傾向が続く一方、ブラジルでは引き続き多雨となり主力となるサフリーニャコーン生育懸念が高まっていることが強気要因となった。大豆の堅調な足取りも強気材料となるなか買いの手が広がり、3月2日以来の水準まで上昇。終値ベースで540セント台を回復した。             5月限は531セントで取引を開始した後は、右肩上がりの足取りを展開した。欧州の時間帯は540セントを上値抵抗線とするもちあいとなったが、シカゴの時間帯を迎えるとこれを突破。


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