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朝刊:2021/03/11

ダウは再度新高値更新。ゴールドも続伸。オイルは反発ドル円は108円のレンジで推移。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル円は戻り売りが優勢となり、一時108.35円近辺まで下落する場面がみられた。序盤は108円台後半に上昇してNY時間に戻って来たものの、日銀が来週発表する政策点検に関連して、国債利回りがより柔軟に動きやすくなる方法が検討されているとの報道が伝わったことから、円買いが強まり、ドル円を下押しした。月末に開示される運営方針の公表項目の一部を修正するなど国債買い入れオペの見直しも議論の対象になるという。イールドカーブコントロール(YCC)の下でゼロ%程度に誘導する長期金利の変動幅(上下0.2%程度)の拡大は必要ないとの指摘も出ている。一方、現段階では選択肢としては排除されておらず、金融政策決定会合でも議論される見通しだという。更に、その後に2月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、エネルギー価格の上昇で総合指数は前年比1.7%上昇したものの、食品・エネルギーを除くコア指数は1.3%と予想を下回った。市場ではインフレ期待が高まっているが、今回の米CPIはその傾向を示さなかったことから、米国債利回りも上げ幅を縮小し、ドル円も一時108.35円付近まで下落している。また、市場は午後の米10年債入札に関心を集めていたが、結果発表後に米国債利回りが低下したこともドル円を圧迫した。ユーロドルは1.19ドル台に上昇。ただ、明日のECB理事会待ちの雰囲気も強かった。直近の国債利回りの急上昇に、一部のECB理事から苦言が呈され、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を使って利回り上昇を抑制すべきとの見解が出ている。一方、別の理事からはFRB同様に回復期待を表した自然な動きとの見解も出ている。ECB理事の間でも見解が分かれているようだ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸した。前日比464ドル28セント(1.5%)高の3万2297ドル02セントで終え、2週間ぶりに過去最高値を更新した。ただ、IT・ハイテク株の一角には買い戻しが見られたものの、ナスダックは序盤の上げを維持できなかった。IT・ハイテク株は上値の重い展開が続いている。終値はナスダック総合指数が4.99安の1万3068.83、S&P500が23.37高の3898.81。ダウ平均の上げについては朝方発表になった2月の米消費者物価指数(CPI)を受けて、米国債利回りが上げ幅を縮小したことがサポートした。2月のCPIはエネルギー価格上昇で総合指数は前年比1.7%上昇したものの、食品・エネルギーを除くコア指数は1.3%と予想を下回った。市場ではインフレ期待が高まっているが、今回の米CPIはその傾向を示さなかった。また、米国債利回りがどちらに向かうのか神経質になっている中、午後に米10年債入札の結果が公表されたが、利回りが下げの反応を示したも安心感を呼んだ模様。エネルギーや銀行、産業株が上昇したほか、医薬品も堅調。ダウ採用銘柄ではボーイング、ウォルグリーンが上昇したほか、ゴールドマン、JPモルガン、IBM、ウォルマート、シェブロンも買われた。一方、アップル、マイクロソフトが軟調。

NY貴金属

ニューヨーク金は続伸、銀は反落。終値の前日比は、金が4.0~4.9ドル高、中心限月の4月限が4.9ドル高、銀が6.3~4.6セント安、中心限月の5月限が5.3セント安。金4月限は続伸。時間外取引では、ドル高や米国債の利回り上昇に対する懸念を受けて軟調となった。日中取引では、米消費者物価指数(CPI)でコア指数が予想以下となったことを受けて地合いを引き締めた。その後は、米10年債入札後の利回り低下も支援要因となって上値を伸ばした。足元で米長期金利の上昇が一服しており、金利の付かない資産である金の投資妙味が増し、買いがやや優勢となった。銀5月限は金の押し目を買われたことやドル安が下支えになったが、小幅安で引けた。ニューヨーク金4月限は続伸。時間外取引では1705.6~1717.6ドルのレンジで推移、前日比6.5ドル安の1710.4ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、押し目を買われる場面も見られたが、ドル高や米国債の利回り上昇に対する懸念を

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3営業日ぶりに反発した。WTIで、期近の4月物は前日比0.43ドル(0.7%)高の1バレル64.44ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.43ドル高。その他の限月は0.26ドル安~0.40ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が一段と増加した一方、石油製品の在庫取り崩しが続いていることが相場を押し上げた。寒波に見舞われた米テキサス州の製油所稼働率は前回の56.0%で底打ちし、今回は69.0%まで持ち直したが、回復途上にあることから原油が従来のように消費されておらず、石油製品が十分に供給されていない。季節的な要因もあってガソリン需要は日量872万6000バレルまで上向いている。ただ、製油所の復旧が遅れている一方で、米原油生産量は前週比で日量90万バレル増の同1090万バレルまで回復した。寒波による減少を帳消しにしており、米原油在庫を押し上げた。寒波前にかけて取り崩しが続いていた原油在庫は昨年12月以来の水準まで増加している。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近が大幅続落。終値の前営業日比は、14.25~1.75セント安。中心限月の期近5月限は11.75セント安の534.00セント。前日に発表されたUSDAの月例需給報告を織り込むなか、20/21年度の米国の期末在庫量が予想外の据え置きとなったことが改めて弱材料視されて手仕舞い急ぎの売りが膨らんだ。また、ブラジル一部産地での多雨傾向の緩和や、大豆の軟調な足取りも売りを呼ぶ要因となった。5月限は545.25セントで取引を開始した後に545.75セントを付けたが、これがこの日の高値となった。その後は、シカゴの時間帯にかけて下値を探る足取りを展開。


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