バックナンバー2021

朝夕刊
1月
2月
3月
Winner's_door
1月
2月

朝刊:2021/03/12

本日もダウは最高値更新で強さを増す。ゴールドは小幅続伸。オイルも続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル円は108円台半ばでの上下動に終始。本日はECB理事会が開催され、ラガルド総裁の会見も行われた。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)による債券購入を第2四半期から増加すると表明するなど、市場からは、ECBは予想以上に国債利回り上昇に積極的に対応する姿勢を強調していたとの声が多い。ラガルド総裁も、いまだ始まらない景気回復を守るため、債券購入を前倒しで実施すると表明している。しかし、為替市場の反応は意外にも限定的で、ドル円は108円台半ばの水準を抜ける動きまでは見られていない。ドル買いの勢いは一旦弱まっているが、下押しする動きもなく、108円台半ばを下回ると押し目買いも入る展開が続いている。一方、109円台には慎重。来週はFOMCが予定されているが、その結果を待ちたい雰囲気も出ているのかもしれない。午後に米30年債入札結果が発表され、米国債利回りが下げの反応を示し、為替市場ではドル売りの反応が見られている。入札結果は最高落札利回りが2.295%と発行日前利回りを若干上回ったものの、応札倍率は前回を上回っている。前日の10年債同様に予想ほど弱くない印象のようだ。入札結果を受けてドル円も108.40円付近に値を落としたが、押し目買いも活発に出て108円台半ばの水準は維持された。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比188ドル57セント(0.6%)高の3万2485ドル59セントと連日で過去最高値を更新した。終値はナスダック総合指数が329.84高の1万3398.67、S&P500が40.53高の3939.34。朝方発表の米新規失業保険申請件数が予想以上に減少していたことで、米労働市場の回復への期待感が出たことや、前日の米消費者物価指数(CPI)を受けてインフレへの懸念も一服しており、株式市場を押し上げている。米国債利回りの上げも一服しつつある中で、利益確定売りが強まっていたIT・ハイテクにも買い戻しが強まっている。また、エネルギーや銀行、産業株などの循環株も買い優勢。本日はECB理事会が行れたが、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の購入量を第2四半期から増額させる方針を打ち出した。ECBは予想以上に国債利回り上昇に積極的に対応する姿勢を強調していたとの声が多い。ラガルド総裁も、いまだ始まらない景気回復を守るため、債券購入を前倒しで実施すると表明している。この姿勢も株式市場をサポートしているのかもしれない。また、金曜日に予定されていたバイデン大統領の追加経済対策法案への署名を本日に前倒しするとホワイトハウスが発表した。1400ドルの直接給付が3月中にも実施される運びとなり、引き続き株式市場は期待感を高めている模様。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅続伸、銀は反発。終値の前日比は、金が変わらず~0.8ドル高、中心限月の4月限が0.8ドル高、銀が5.0~6.3セント高、中心限月の5月が6.3セント高。金4月限は小幅続伸。時間外取引では、ドル安を受けて堅調となり、3日以来の高値1738.0ドルを付けた。日中取引では、欧州中央銀行(ECB)理事会でパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れ拡大が決定され、ドル安が一服したことを受けて上げ一服となった。ドルの代替投資先とされる金は買いがやや優勢となった。米長期金利上昇が一服しており、金利が付かない金の支えになった面もあった。銀5月限はドル安や金堅調が支援要因になったが、日中取引のドル安一服に上値を抑えられた。ニューヨーク金4月限は小幅続伸。時間外取引では1721.7~1738.0ドルのレンジで推移、前日比12.2ドル高の1734.0ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、ドル安を受けて堅調となり、3日以来の高値1738.0ドルを付けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで期近の4月物は前日比1.58ドル(2.5%)高の1バレル66.02ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比1.58ドル高。その他の限月は0.14~1.57ドル高。世界経済がコロナ危機を乗り越えて正常化に向かっているなかで、石油需要の回復が見通される一方、石油輸出国機構(OPEC)プラスが供給制限を続ける構えであることが相場を引き続き押し上げている。世界最大の石油消費国である米国では2回目のワクチン接種を終えた人々の割合が10%を超えた。1回接種の割合は19.3%。一日あたりのワクチン接種は約223万人とさらにペースが上がっている。ただ、米国や英国で新型コロナウイルスの流行が収まりつつある一方で、欧州連合(EU)では感染の抑制に苦慮している国がある。イタリアでは一日あたりの感染者数が上向いている。米長期債利回りの上昇一服で、米株式市場が堅調さを取り戻し、リスク選好的なドル安が息を吹き返しつつあることもリスク資産の一角である原油の支援要因。主要国の中銀の金融緩和によって、当面は過剰流動性相場が続くとみられている。

シカゴコーン・大豆

コーンも総じて反発。終値の前営業日比は、0.25~7.25セント高。中心限月の期近5月限は4.50セント高の538.50セント。米農務省(USDA)月例需給報告を織り込んだことで下落後の修正主体の足取りとなった。追加経済対策案の成立を受けた景気回復期待や、インフレ観測、そして大豆高も買いを支援した。一時は531.25セントまで下落しながらも買い戻されており、前日に続いて530セントが下値支持線として意識されるなかでの高下となった。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。