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朝刊:2021/03/15

ダウは最高値を更に更新。ゴールドは小反落。オイルは反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル買いが再開し、ドル円も109円台を回復した。直近高値は109.20円付近だが、その水準にはなお慎重なようだ。しかし、戻り売りの動きが強まることもなく109円ちょうど付近での推移が続いた。原動力は米国債利回り上昇で、米10年債利回りは一時1.64%付近まで急上昇している。今週は米消費者物価指数(CPI)や米国債入札、そして、ECB理事会など通過したが、米10年債利回りが1.5%でサポートされたこともあり、さらに上の水準を試したようだ。バイデン大統領が1.9兆ドルの追加経済対策に署名をしたが、ほぼ額面通りに成立したことで、市場からは今年の米成長見通しを上方修正する動きも出ている。年ベースで6.9%成長も見込まれているようだ。既に12月に成立した景気刺激策に加え、今回の1.9兆ドルの追加経済対策が加わり、さらに5月までにすべての米国民に届くであろうワクチン接種が進展すれば、絶大な効果を生むとみられている。ただ、これら複合的な要因は継続的な金利上昇とイールドカーブのスティープ化につながるものの、米国債の売り(利回り上昇)に完全に強気になるのは時期尚早だとも指摘。米10年債利回りが1.6%を大きく超えてくるようだと、株式投資の期待収益率との差(リスクプレミアム)が縮小し、株式投資に割高感が出てくるとの見方も出ている。来週はFOMCが予定され、金利や経済見通しも公表されるが、直近の利回り急上昇を静観しているFRBがどう出て来るか注目される。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は6日続伸し、前日比293ドル05セント(0.9%)高の3万2778ドル64セントと3日続けて過去最高値を更新した。ナスダックは軟調な展開。終値は、ナスダック総合指数が78.81安の1万3319.86、S&P500が4.00高の3943.34。週末も市場は米国債にらみの展開を見せており、米10年債利回りは一時1.64%付近まで急上昇している。今週は米消費者物価指数(CPI)や米国債入札、そして、ECB理事会など通過したが、米10年債利回りが1.5%付近でサポートされたことで、さらに上の水準を試しているようだ。この動きにIT・ハイテク株のバリュエーションを見直す動きが続いている。市場の一部からは、米10年債利回りが1.6%を超えてくるようだと、株式の期待収益率との差(リスクプレミアム)が縮小し、株式投資に割高感が出てくるとの指摘も出ている。来週はFOMCが予定され、金利や経済見通しも公表されるが、直近の利回り急上昇を静観しているFRBがどう出てくるか注目される。

NY貴金属

ニューヨーク金は小反落、銀は反落。金4月限は小反落。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となり、1700ドル割れとなる場面があった。下げ幅を縮小し、1700ドル台を回復したが、15ドル以上の下落で推移。日中取引では、序盤から前半の取引は安もちあい商状で推移。しかし中盤から戻り歩調となった。ドルは堅調に推移するなか、米10年債利回りが上昇し、長期金利の先高感は強かったが、週末を前にした買い戻しで安値を離れ、小安く引けた。ドル高から売り優勢となったが、この日の安値(時間外取引)から20ドル以上、戻して引けた。ユーロドルが1ユーロ=1.1900ドル割れとならず、下げ渋ったことが買い戻しの一因となった。ニューヨーク市場の引け後、ドル建て現物価格は1720ドル台前半で推移し、今週の大方の取引を終えた。金利が付かない金の投資妙味が薄れたとみた売りが優勢だった。売り一巡後は週末を控えて持ち高調整の買いも入り、下げ幅を縮めた。銀は時間外取引から売り優勢となり、50セント以上の下落。日中取引は中盤から金の戻りを受け、下げ幅を縮小したが、2600セント(26ドル)割れで引けた。金と比べ、戻りの弱さが感じられた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日ぶりに反落した。WTIで期近の4月物は前日比0.41ドル(0.6%)安の1バレル65.61ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.41~0.36ドル安。その他の限月は0.30~0.14ドル安。ダウ平均株価の高値更新が続いていることで下げ幅は抑制されたものの、ここ数日間のドル安傾向がこの日は一服したうえ、前日発表された石油輸出国機構(OPEC)月報が弱材料視された。同報では今年の世界石油需要が通年では上方修正されたものの、上半期は下方修正されていた。またブレント原油期近が70ドル台目前から週末前の利食い売りで軟化したことも嫌気された。4月限はアジアの時間帯の時間外取引では65ドル台後半で軟調に推移。この時にこの日の安値となる65.41ドルを付けた。欧州の時間帯の後半には上伸して再び66ドル台に乗せたが、その時に付けた66.24ドルがこの日の高値となった。そのあと米国の時間帯に入ると、再び65ドル台後半を中心としたもみ合いとなった。この日米ベーカー・フューズが発表した米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は309基と、前週の310基から1基減少した。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反落。終値の前営業日比は5.75セント安~0.50セント高。中心限月の期近5月限は0.50セント高の539.00セント。前日急落した小麦がこの日も続落したことで、弱気のセンチメントが優勢となり、この日納会した3月限が急落したこともそれに拍車を掛けた。ただ、そのような中でも中心限月である5月限は下支えられる展開となり、小幅ながらプラス引けした。5月限は531.00~540.50セントで推移し、前日とほぼ同様の値動きレンジとなり530セント台を中心とした広いもみ合いとなったが、前日同様引けで540セント台を維持できなかった。


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