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朝刊:2021/03/16

ダウは勢い止まらずで高値更新。ゴールドも反発。オイルは続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い推移が続き、109円台での推移が続いた。米国債にらみの展開が続いているが、本日の米国債利回りは上げが一服しており、ドル円も先週までの上値に積極的な動きまでは見られていない。しかし、下押す動きもなく、109円台はしっかりと維持され、110円を視野に入れた展開は続いている。過熱感がかなり高まっており、近いうちに調整が出るとの指摘も多いものの、いまのところ、その気配はないようだ。市場は今週のFOMCに注目を集めている。今回は景気見通しやFOMCメンバーの金利見通しが公表され、FRBは景気見通しを上方修正してくる可能性が高いとみられている。2023年末までには利上げとの見方に変更はないものと思われるが、微調整がされるかどうかも注目される。米10年債は一時1.64%まで上昇してきているが、FRBはどの程度までなら容認するのかについて、何らかのヒントを示してくるか注目される。 ユーロドルは緩やかな売りに押され、1.19ドル台前半に値を落とした。ドイツとフランス、イタリアがアストラゼネカ製のワクチンの使用を一時的に停止すると伝わった。ややユーロは売りの反応を見せたが、下押す動きまでは見られなかった。先週末に米商品先物協会(CFTC)が発表した3月9日時点のIMM投機筋の建玉報告によると、ユーロの買い越しは2020年6月以来の低水準となった。EUでのワクチン展開に遅れが見られる中、ユーロロングを縮小する動きが続いている。ECB理事会を前にユーロロングの調整を活発に出した可能性もありそうだ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は7日続伸し、前週末比174ドル82セント(0.5%)高の3万2953ドル46セントと4日連続で過去最高値を更新した。終値はナスダック総合指数が139.84高の1万3459.71、S&P500が25.60高の3968.94。パンデミックで落ち込んでいた循環株に買い戻しが先行したものの、このところの上昇に一服感も出ており、戻り売りも出ていた。きょうは航空株やクルーズ株など旅行関連の上げが目立っている。特段の買い材料は見当たらないが、IT・ハイテク株など成長株からパンデミックで落ち込んでいた循環株への資金シフトが活発に出ている。その流れで旅行関連への買いも入っている模様。バイデン大統領が1.9兆ドルの追加経済対策法案に署名し、1400ドルの直接給付が今月中にも配布される予定。感染拡大で外出制限も出されていた中で、貯蓄も積み上がっているとみられる。バイデン大統領は5月1日までに全ての成人をワクチン対象者とするよう各州に指示する方針を示した。ワクチン接種が広がれば、サマーシーズンに向けて旅行需要が高まるとの期待を強めているのかもしれない。バイデン大統領は7月4日の独立記念日には家族や友人などと小グループで集まることができるようにするという目標を設定している。IT・ハイテク株は、序盤は売り先行で始まったが、本日は米国債利回りの上げが一服しており、買い戻しも入った。しかし、全体的には上値は重い。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が9.4~9.8ドル高、高、中心限月の4月限が9.4ドル高、銀が37.3~39.1セント高、中心限月の5月限が37.7セント高。金4月限は反発。時間外取引ではドル安などを受けて買い優勢で始まったのち、米国債の利回り上昇を受けて上げ一服となった。欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では高寄りしたのち、ドルの底堅い値動きを背景に上げ一服となった。米長期金利が低下し、金利が付かない資産である金の投資妙味が増した。銀は金堅調や株高などを受けて買い優勢となった。ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では1719.2~1732.6ドルのレンジで推移、前日比8.3ドル高の1728.1ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、ドル安や株高を受けて堅調となったが、米国債の利回りが上昇すると、上げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル高が一服し、押し目を買われた。日中取引は高寄りし、1733.2ドルまで上昇した。買い一巡後は手じまい売りなどが出て上げ一服となったが、株高などを背景に1721.1ドルで押し目を買われた。米国債の利回り上昇に対する懸念が残っているが、株高などリスク選好の動きを受けて堅調となった。ただ米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、高値を買い進む動きは限られた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は小幅に続落した。WTIで期近の4月物は前週末比0.22ドル(0.3%)安の1バレル65.39ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.22~0.20ドル安。その他の限月は0.16~0.03ドル安。バイデン米政権が景気対策の財源を補うための増税を検討しており、燃料需要の回復妨げるとみられていることが重しとなった。法人や富裕層、ガソリンなどに対する増税が選択肢となっている。先週成立した第1弾の景気対策は新規の国債発行が財源となっているものの、第2弾はさらに巨額の景気対策となる見通し。世界第3位の石油消費国であるインドで新型コロナウイルスの感染者数が再び拡大する傾向にあることも圧迫要因。イタリアやポーランド、ウクライナでも感染者数が拡大傾向にあるほか、ブラジルでは過去最多水準での推移が続いている。16日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、米利回りのさらなる上昇が警戒されていることは重し。FOMCメンバーの景気見通しが上方修正される可能性が高いとみられているほか、ドットプロットの修正も想定されている。

シカゴコーン・大豆

コーンも期近が上伸。終値の前営業日比は1.50セント安~10.50セント高。中心限月の期近5月限は10.50セント高の549.50セント。米農務省(USDA)が発表した週間輸出検証高が220万トンを超える強気な内容だったことで買いの手が広がった。ブラジルの一部産地で引き続き多雨となっていることでサフリーニャコーンの作付遅延が警戒されることも強気材料視された。5月限は537セントで取引を開始した後のアジアの時間帯の時間外取引での地合いは次第に軟化。アジアの時間帯は535セントを下値支持線として意識する足取りとなったが、欧州の時間帯にはこれを割り込んで一段安となり、532.75セントの安値を付けた。


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