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朝刊:2021/03/17

ダウは八日ぶりに反落。ゴールドは小幅高でオイルは続落。ドル円は109円を挟んでの攻防。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場、ドル円はNY時間に入って、一時108.80円付近まで値を落とす場面がみられた。一方、ユーロドルも上値の重い展開となり、ドル売りが強まった印象はないが、ドル円は戻り売りに押されている。本日から始まったFOMCの結果発表を前に調整の動きが出ているのかもしれない。日本の機関投資家の年度末に向けた買いも一段落してきたものと思われる。FOMCについては明日の現地時間午後に結果が発表される。政策は据え置きが確実視されているが、今回は経済見通しやFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)も公表され、FRBは景気見通しを上方修正してくる可能性が高いとみられている。ドット・プロットは、中央値が2023年末までのゼロ金利据え置きの予想に変更はないものとみられているが、各メンバーの予想は微調整される可能性はありそうだ。また、米10年債は一時1.64%まで上昇したが、FRBはこれ以上の上昇を容認するのかとの声も市場からは出ており、何らかのヒントが示されるかも注目される。いずれにしろ、きょうの市場は結果待ちの雰囲気を強めていたようだ。ユーロドルはロンドン時間に1.1950ドル近辺まで上昇していたが、NY時間にかけて戻り売りに押され、一時1.18ドル台に下落した。ドル買いと言うよりもむしろ、ユーロ売りがユーロドルを押し下げた印象。ユーロは対ポンド、円でも下落。きのうは小幅な反応に留まっていたが、ドイツやフランス、イタリアなどユーロ圏の主要国でアストラゼネカ製のワクチン接種を一時停止する措置が発表されている。深刻な副作用が報告されているという。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は8営業日ぶりに反落し、前日比127ドル51セント(0.4%)安の3万2825ドル95セントで終えた。前日比は、ナスダック総合指数が11.86高の1万3471.57、S&P500が6.23安の3962.71。市場はきょうから始まるFOMCに注目している。1.9兆ドルの追加経済対策も決まり、ワクチン展開も今後の拡大が期待されている。そのような中で市場ではインフレ待から米国債利回りが急上昇しており、先週の米10年債は1.64%まで一時上昇した。その動きがこれまで相場をけん引していたIT・ハイテク株の利益確定売りを誘っており、市場の懸念は高まっている。一方、景気の先行き期待は根強く、パンデミックで落ち込んでいた循環セクターを中心に買い戻しが活発化し、ダウ平均は最高値更新が続いていた。市場では、FRBは経済見通しを12月時点から上方修正してくるとみられているが、それ以上にFOMCメンバーの金利見通しやパウエル議長の会見に注目している。市場の一部からは「パウエル議長が何も語らなくても、多くを語っても相場は反応する」との見方が聞かれた。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅続伸、銀は反落。終値の前日比は、金が1.4~1.7ドル高、中心限月の4月限が1.7ドル高、銀が29.0~27.9セント安、中心限月の5月限が28.5セント安。金4月限は小幅続伸。時間外取引ではドル高一服などを受け、アジア時間の午後に入り、堅調な値動きとなった。欧州時間で一時軟化したが、1725ドル水準は買い拾われ、切り返し、小高くなった。日中取引では2月の米小売売上高、鉱工業生産、設備投資などの米経済指標が弱気の数字となり、ドルが弱含みとなったことに支援され、序盤から前半に買い先行となった。しかし買い一巡後は上げ幅を削り、一時マイナスサイドに軟化した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が16、17日に開催され、玉整理の買い戻しもあり、下値を切り上げた。ドルが小幅安、米長期金利の上昇が一服していることに支援され、小高く引けた。ユーロドルが1ユーロ=1.900ドル割れとなったが、前日のレンジ内でのユーロ高、ドル安にとどまり、ドル高が終息したとは言えず、金の上値は抑えられた。外国為替市場でドルがユーロなどに対して買われ、ドルの代替投資先とされる金先物の上値を抑えた。銀は反落。時間外取引から売り優勢。前日、40セント近い上昇となったことに対する修正安。日中取引に入っても軟調な展開となり、一時26ドル(2600セント)の節目を割り込んだ。26ドル台は回復したが戻り鈍く引けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日続落した。WTIで期近の4月物は前日比0.59ドル(0.9%)安の1バレル64.80ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.59~0.58ドル安。その他の限月は0.52~0.10ドル安。一部の国で新型コロナウイルスの流行が再び拡大し、石油需要の下振れが警戒されている。インドやイタリア、ウクライナなどで感染者数の拡大が鮮明。一方で、ワクチン接種率が拡大している米国では一日あたりの感染者数の伸びが引き続き鈍化する傾向にある。米国における投与は一日に約240万人と、人口の75%があと5ヶ月で2回目の接種を終える見通し。副反応の報告が相次ぐなか、欧州で英アストラゼネカが開発したワクチンの接種を一時見送る動きが拡大しており、ユーロ圏の景気回復の遅れが懸念されていることも重し。欧州連合(EU)の接種率は低水準で、2回目のワクチン接種を終えた人々の割合は3.3%にとどまっている。米国の場合は11.8%。今週の米週間石油在庫統計でも原油在庫が増加する見通しであることは圧迫要因。先月、米テキサス州が寒波に見舞われた後、製油所稼働率はまだ十分に回復していないとみられている。ただ、原油消費が限定的であるなかで、石油製品の在庫は一段と減少すると想定されている。

シカゴコーン・大豆

コーンはまちまち。期近の主要限月は続伸。終値の前営業日比は3.50セント安~4.75セント高。中心限月の期近5月限は4.75セント高の554.25セント。米農務省(USDA)がデイリーで中国向けの大口成約を発表したことが買いを支援した。また、引き続きブラジルの多雨の影響によるサフリーニャコーンの作付け遅延も買いを促す要因となった。ただ、価格高騰を受けた今春の米国のコーン作付面積拡大観測が重石となったため、期近以外の限月では軟調な足取りが目立つ展開となった。5月限は549.50セントで取引を開始した後のアジアの時間帯から欧州の時間帯中盤にかけての時間外取引は概ね549.50~552.50セントのレンジ内での高下にとどまっていたが、欧州の時間帯後半に地合いを引き締めて555セント台に達した。USDAが中国向けの大口成約を発表したことが手掛かりとなって買いの手が膨らみ、555.50セントの高値に達したところを売られて546.75セントの安値まで一気に値を落としたが、その後は再び浮上。


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