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朝刊:2021/03/18

ダウは大幅反発。ゴールドは反落。オイルは続落。FOMCの結果ドル売りが強まる。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場は午後に発表されたFOMCの結果をきっかけにドルの戻り売りが強まった。FOMCメンバー18人のうち2023年末まで金利据え置きと見ているメンバーが11人いた。前回よりも23年の利上げ見通しが増えてはいるものの、市場が期待したほどではなく、FRBは利上げを慎重にみている印象が強かった。また、パウエルFRB議長の会見も早期利上げに否定的な見解を示し、引き続き慎重姿勢を強調している。全体的に期待以上にハト派な印象が強いFOMCと市場は見ていたようだ。序盤はFOMCを期待して米国債利回りが急上昇し、10年債は1.67%まで一時上昇。ドル円も歩調を合わせるように109.30円近辺まで上昇していたが、FOMCをきかけに戻り売りが強まり、ストップを巻き込んで108.75円付近まで下落する場面もみられた。目先は強いサポートとなっていた108.40円水準が下値サポートして意識される。ストップも並んでいるようだ。ユーロドルは序盤に1.18ドル台に下落する場面がみられたものの、FOMCをきっけに買い戻しが強まり、1.19ドル台後半まで戻している。欧州の主要国は深刻な副作用の報告を受けてアストラゼネカ製のワクチンの接種を一旦停止している。ただ、フランスとイタリアは、欧州医薬品庁が安全と確認した場合には、停止措置を解除する意向を示しており、決定は明日に発表される予定。ただ、世界保険機構(WHO)はアストラゼネカ製のワクチンは恩恵がリスクを上回ると発表していた。欧州医薬品庁も同様の評価を示してくるものとみられている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前日比189ドル42セント(0.6%)高の3万3015ドル37セントで終え、初めて3万3000台に乗せた。米終値はナスダック総合指数が53.64高の1万3525.20、S&P500が11.41高の3974.12。終盤にかけてダウ平均は上げ幅を広げたほか、IT・ハイテク株に買い戻しが入った。午後にFOMCの結果が発表され、FOMCメンバー18人のうち2023年末まで金利据え置きと見ているメンバーが11人いた。前回よりも利上げ見通しが増えてはいるものの、市場の期待よりもFRBは利上げを慎重にみている印象が強い。また、パウエルFRB議長の会見も早期利上げに否定的な見解を示し、引き続き慎重姿勢を強調している。市場は、全体的に期待よりもハト派な印象が強いFOMCと見ていたようだ。序盤はFOMCを期待して米国債利回りが急上昇し、10年債が一時1.67%まで上昇した。長期金利上昇を嫌気したIT・ハイテク株の売りが優勢となっていたが、FOMCを受けて利回りも上げを失い、IT・ハイテク株に買い戻しが入った。ダウ採用銘柄ではダウ・インク、キャタピラー、ボーイングが上昇したほか、マクドナルド、アムジェン、インテルが買われた。ディズニーも上昇。一方、ウォルグリーンやビザ、シスコシステムズが下落。ディズニーはカリフォルニア州の2つのテーマパークを再開すると発表した。

NY貴金属

ニューヨーク金は反落、銀は反発。終値の前日比は、金が4.2~3.8ドル安、中心限月の4月限が3.8ドル安、銀が5.1~5.6セント高、中心限月の5月限が5.5セント高。金4月限は反落。時間外取引ではドル安を受けて堅調となったが、欧州時間に入ると、ドル安一服を受けて上げ一服となった。日中取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を控えて方向性を模索する動きとなった。米FOMCで低金利継続見通しが示されると、ドル安を受けて急伸した。利上げ観測が後退してFOMC後に米長期金利が水準を切り下げ、金先物には買いが優勢になった。銀は株高などを背景に押し目を買われた。米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安も支援要因となって上値を伸ばした。ニューヨーク金4月限は反落。時間外取引では1725.8~1736.7ドルのレンジで推移、前日比3.5ドル安の1727.4ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、ドル安を受けて堅調となった。欧州時間に入ると、ドル安一服を受けて上げ一服となった。日中取引は小動きで始まると、時間外取引の安値を割り込み、1722.0ドルまで下落した。その後は買い戻されて1733.3ドルまで戻したが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を控えて上げ一服となった。米FOMCで低金利継続見通しが示されると、ドル安を受けて急伸し、1750.6ドルまで上昇した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は4日続落した。WTIで期近の4月物は前日比0.20ドル(0.3%)安の1バレル64.60ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.23~0.20ドル安。その他の限月は0.23ドル安~0.36ドル高。欧州の一部などで新型コロナウイルスが根強く流行し、世界的な景気や石油需要の回復が遅れる可能性が高まっていることが重し。フランスやイタリア、ドイツで感染が拡大する兆候がある。副反応の増加を背景に、アストラゼネカが開発したワクチンの接種を見送る国が欧州で多いことも景気回復見通しを曇らせている。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報では原油や石油製品の在庫が増加したが、米テキサス州を襲った寒波の影響が薄らいでいるなかであまり材料視されず。製油所稼働率は76.1%まで回復し、原油在庫の伸びは鈍化したものの、寒波前の稼働率に届いていない。製油所の復旧による製品供給量の拡大で、製品在庫の減少は一巡している。国際エネルギー機関(IEA)が発表した月報もほとんど手がかりとならず。IEAは世界の石油需要がコロナ前の水準を回復するのは2023年と見通している。米連邦公開市場委員会(FOMC)が公表した金利見通し(ドットプロット)から、当局者が利上げには依然として慎重であるとの認識が強まったことは支援要因。米長期債利回りが上昇した反面、ドルは下落した。

シカゴコーン・大豆

コーンはまちまち。期近の主要限月は続伸。終値の前営業日比は2.25セント安~3.75セント高。中心限月の期近5月限は3.75セント高の558.00セント。前日に続いて米農務省(USDA)がデイリーで中国向けの大口成約を発表し、この2日間の中国向けの大口成約高が200万トンを超えたことが強気要因となった。乾燥が懸念されていたアルゼンチンで降雨が発生したことが弱材料となったことに上値を抑制されたが、大豆、小麦の3銘柄の中では唯一、堅調に終えた。5月限554セントで取引を開始した後に値位置を切り上げ、アジアの時間帯の時間外取引では557セント台に達する場面も見られるなか、概ね554.50セントを下値支持線とする足取りとなった。


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