商品先物取引は、値動きが分かりやすく面白い!

2017年8月25日 投稿

 

商品先物取引の概要は前回お伝えしましたね。今回は、商品先物取引の面白さをご紹介します。いつの時代も、モノや株式の値動きを予想して利益を狙う「相場」という知的ゲームは、人々を熱狂させました。

 

中でも、商品先物取引は、相場の面白さを最大級に体験できる取引です。値動きの中にできる山・谷を上手に登り降りできるようになれば、本当に面白い!

 

相場は、将来の値上がりや値下がりを予想して、株や商品を売買。予想が当たれば投資したお金が利益になり、外れれば損失になるシンプルな仕組み。株式やFXも値上りを予想して売買する点では同じ相場。その最大の違いは売買する対象です。

 

商品先物取引は株式よりも面白い!?

 

商品先物取引は、原油・ガソリンなどのエネルギー、ゴールドやプラチナといった鉱物資源、天候に左右されやすい食料(コーンや大豆)を扱います。


原油生産

原油・ガソリンは、近代産業にとって欠かすことのできないエネルギー源。中東の砂漠地帯だけでなく、英国やノルウェー・米国メキシコ湾の海底油田等から掘り出されます。21世紀には、「シェール革命」が登場し、オイル・ガスを含んだ岩石層を砕いて、原油やガスを取り出すことに成功。米国が世界一の産油国へとなることで、世界の政治・経済に大きな影響を与えました。

 

金属・原油・食料は、全て人類・国家に欠かせない戦略物資であり、その価格次第で世界経済が変化、その面白さを味わえるのは、商品先物ならでは。

 

また、株式の場合、日本の上場会社数は3,559社(2017/8/15)という膨大な数が上場しており売買可能。超有名会社のトヨタや三菱商事などについても、扱う事業の数が多くて分析するのが大変です。一般の投資家は、その分野の専門家に分析力や情報のスピードで劣りますし、エアーバッグのタカタや東日本大震災の東京電力のような思わぬリスクにさらされることもしばしば。

 

その点、商品先物取引が扱う商品は、日本で上場している銘柄が24銘柄と少ないため、これぞと注目した銘柄を徹底的に分析することができます。しかも、原油・ガソリンやゴールド・トウモロコシといった商品はほとんどの人が利用したことのある身近なモノ。

 

原油や農作物が、どのような値動きをするのかは、少し勉強することで、ほとんどの人がイメージできるようになると思います。

 

商品は株式より値動きを予想しやすい?

 

1878年に米国で生まれた投資家・相場師の「ウィリアム・ギャン」は、商品先物の魅力・面白さについて次のように語っています。

 

  • 1.商品は季節の動きに従っており、予測しやすい
  • 2.予測の背景にあるのは常に需要と供給の法則
  • 3.株式は配当の影響を受けるが、商品は配当の事を考えなくても良い
  • 4.季節など商品には一定の周期的なルールがあり、値動きが分かりやすい
  • 5.商品は消費されるため、価格予想が株式よりも行いやすい
  • 6.株式は業種別に同じ動きをするが、商品はバラバラに独立した動きをする

 

ギャンの言う予測のしやすさ及び【自然のサイクル(需給・生産と消費)】について農作物を例にして、もう少し詳しく説明しますね。

 

とうもろこし・大豆・米などの農作物は、基本的に春に種をまき秋に収穫。そして、生育期の天候で秋の収穫が決まるという自然のサイクルを毎年繰り返します。生産された農作物は、収穫の秋が最も量が多く消費されるにつれて減っていくため、値動きの基本パターンは次のようになります。

農作物のサイクル

秋は収穫時期で安く、冬から春にかけて高くなり、生育する時期は、天候次第で収穫量が変化するため、値動きは天気次第。
※一般的なパターンであり、状況により値動きは変化します。

 

つまり、毎年、商品先物の値動きを見ていれば、おおよそのパターンが分かるようになってくるということ。投資家・相場の経験を積めば積むほど、商品先物取引の面白さ・魅力が分かってくるというのは、この自然のサイクルが理由ではないでしょうか。

 

商品先物取引は銘柄ごとにバラバラに動くためリスクヘッジに最適

 

商品先物取引は、銘柄同士の関係が弱く、値動きがバラバラになりやすいという特徴があります。株式市場は、好景気の時期は多くの株式が上昇します。逆に不景気になると多くの株式が下がるという特徴を持ちます。それに対して商品だと、とうもろこし・天然ゴム・金(ゴールド)間の相関関係は弱く、とうもろこしが下がっても天然ゴムに大きな影響を与えないという点も特徴で、魅力的な要因。

 

株式会社であっても、とうもろこし・天然ゴム・金・原油と事業ごとに会社が分かれていれば、互いの値動きはバラバラになりやすいはず。しかし、近年は、シナジー効果・間接部門のコスト削減を狙い、M&A(合併統合)が進み、多くの事業を扱う大型株の影響が増大しています。

 

それぞれの値動きがバラバラであれば、資産運用のセオリーである「分散投資」を利用しやすくなります。もし、同じような値動きをする資産に分散投資してしまえば、突発的なイベントが起きた時に、全ての投資先で損失が生じてしまうため、分散投資の意味がなくなります。

 

値動きの面白さ・予想のしやすさ・分散投資に繋がる商品先物取引の魅力をこれからもお伝えいたします!



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