知らなきゃマズイ!需給を分析する商品先物取引のファンダメンタルズ

2017年10月15日 投稿

 

今回は、需給を分析するファンダメンタルズに注目していきましょう。

 

商品先物取引の値動きを予想する方法は、【ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析】に分けられます。非常に勉強しがいのある方法でメリット・デメリットを理解した上で、学んでいきましょう。

 

ただし、どちらの分析を使っても100%絶対はありません。セオリーや理論通りに動かないこともあるのが、相場のむずかしさであり面白さ。勘や値ごろ感だけで取引きするよりも、分析手法を学んでから売買すること。

 

商品先物取引のファンダメンタルズ分析

 

専門用語では、ファンダメンタルズのことを経済の基礎的な条件と呼びます。商品先物取引は、経済の動向や需給バランスによって価格が動くことから、ファンダメンタルズ分析は重要です。

銘柄のファンダメンタルズ要因

ファンダメンタルズ分析には、【需要と供給のバランス】をはじめとしたいくつもの要因があります。中でも生産と消費の関係及び在庫状況は、特にポイントの高い要素。

 

これらの要因が、先々、どのように変わるか次第で、将来の価格に反映されます。それが、価格予想と分析の基本。わかりやすい例として穀物(コーン・大豆など)を例にあげましょう。

 

供給不足の事例(コーン)

 

◆ニュース:コーン(とうもろこし)の生産地である米国中西部で、大規模な干ばつが起きて秋の収穫が減りそうだ。

 

◆コーン価格:米国の生産量が減れば、世界的なコーン不足が生じるだろう⇒今のうちに買い占めておこう⇒コーン価格上昇

価格と需給:ファンダメンタルズ

 

というのが基本的なメカニズム。この例であげた干ばつ(天候)は、日によって刻々と変化しますので、コーン価格の先行きを予想するには、生育期の天気が非常に重要です。干ばつが起きると思って、買いこんだものの、その後に雨が降って干ばつが解消されれば、価格は下落します。そのため、状況は常に変化すると思って分析をすることが必要になります。

 

現在から将来の変化が大切

 

ファンダメンタルズ分析で大切なことは、現在の状況よりも将来どうなるかを予測することです。

 

同じく、干ばつを例にあげますね。

 

干ばつのニュースが入った時には、すでに、多くの人が買ってしまい価格が上昇した後かもしれません。上昇後に買うのでは利益が出にくいのは当たり前。ニュースや値動きにすぐ飛びつくトレードをダボハゼトレードと呼ぶくらい。その意味は、何でも食らいついて、すぐに釣られてしまうダボハゼではいけないという戒めの格言。

 

そのため、少し先を読むことが大事になります。干ばつのニュースが入ったけれど、その規模や被害の程度はどうか。長続きしそうなのか。それに対して価格はどう反応しているのか。別の産地での増産予定はないのか。などと幾つかの要因を確認してから動くことをお勧めします。

 

つまり、今の状況から増えるのか減るのかが(変化)大切であり、今の状況はすでに価格に反映されているというのが需給バランスと価格の関係性。

 

最初は、慣れないと思いますが、知識を増やし経験を積んでいけば、今までよりも新聞やニュースを読むのが楽しくなると思います。

 

商品先物で重要な統計をいくつか簡単にご紹介しておきます。

 

公表された統計の数字は、商品先物取引会社が、ニュースとして配信しています。

ファンダメンタルズ統計情報

自分で全て調べなくても情報を活用して、ファンダメンタルズ分析はできます。

 

●米国農産物統計:米国の農務省(USDA)が公表する農産物の需給統計。生産・消費・在庫などを公表する統計で、農産物の値動きに大きな影響を与える重要な統計。

 

●消費者物価指数:インフレの動向を判断する指数。商品先物取引のなかでも、金先物の値動きは、日米欧と先進国の金利によって上下しやすい。その金融政策を決めるための重要な指標の一つが消費者物価指数。

 

●米エネルギー省の石油在庫統計:石油・ガソリンの一大消費地である米国の在庫統計の数字は、原油やガソリンの価格に影響を与える統計です。



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