商品先物取引の分析に必須のテクニカル分析

2017年11月25日 投稿

 

商品先物取引でファンダメンタルズ分析と共に活用して欲しいのが、価格の動きをグラフ化するテクニカル分析。価格の動きを手書きもしくはコンピューターに記録させて、チャートに描き出せば、過去の値動きと現在の価格レベルが一目で分かります。チャートを見ずに売買する程、危ういことはありませんし、とても有益なツール&分析手法です。

 

●東京金先物の相場表

商品先物取引の相場表

金先物の現在値は4,641円。これだけの情報だと、今の値段が高いのか安いのか分かりません。そこで、チャートを表示。

 

◆金先物の月足チャート

金先物の月足チャート

過去の値動きをチャート化することで、現在価格が高いのか安いのかが一目で把握。

 

テクニカル分析の有用性

 

商品先物取引のテクニカル分析を学ぶ前に、その有用性を確認しておきます。

 

●ランダム・ウォークによるテクニカル分析の否定


価格の動きは、上昇・下落の可能性がどんな時も半々であり、過去の値動きから将来の予測はできないとするのがランダム・ウォーク理論。この理論では過去の値動きから将来の価格を予想するテクニカル分析の考え方は全否定。
※ランダム・ウォーク理論自体にも様々な考え方があります。

 

●テクニカル分析の有用性


それに対して、実際に売買を行うプロのトレーダーをはじめとする人達は、人間・コンピューターともに、需給及び過去の値動きを参考に売買を行います。そのため、過去の値動きを全否定し、常に上昇・下落の可能性を半々とするランダム・ウォークではなく、一定の法則や確率を重視するテクニカル分析を信じている人が多数。

 

テクニカル分析の場合、全ての情報は価格に織り込まれているとの立場から将来の価格予想を行います。チャートを徹底的に信奉するトレーダーの中には、ファンダメンタルズ分析を無視して、テクニカル分析一本槍の猛者もいます。一般的には二つの分析を活用するのが有力。

 

テクニカル分析で分かること

 

テクニカル分析では、少なくとも下記の3つは分かります。その点だけでも十分有用だと思いますし、商品先物取引で利益を得たいと考えるならば、利用した方がお得。しかも、オンライントレードですからパソコンやスマートフォンが瞬時にチャートを描いてくれます。

 

  • 1. 過去の値動き
  • 2. 現在の価格が過去の価格水準より高いか安いか
  • 3. 価格の動きが上昇・下落どちらの方向性(トレンド)にあるのか

 

主なテクニカル分析

 

テクニカル分析には、大きく分けるとトレンド系とオシレーター系の二つがあり、両方の特徴を生かすことがポイント。

 

1. トレンド系:価格の方向性を把握するための手法

2. オシレーター系:価格の買われ過ぎ・売られ過ぎ(行き過ぎ)を把握するための手法。

 

◆主なテクニカル分析ツール:フジフューチャーズVenus

主なテクニカル分析

◆金先物チャートにストキャスティクスを表示

金先物にストキャスティクス

ストキャスティクスが下方に行き過ぎ&クロスした赤丸で買い、上方に行き過ぎ&クロスした白丸で売ります。

 

テクニカル分析を学ぶ前に

 

テクニカル分析を学ぶ前にいくつか意識して欲しいポイントがありますので、お伝えいたします。

 

1. 同じチャートでも人によって解釈が違う
2. セオリー通りになるとは限らない
3. 相場は行き過ぎるため、テクニカル分析を信じすぎてはいけない。常に価格の方が正しい。
4. 利益率の高いテクニカル分析を探し続けてはいけない

 

テクニカル分析は、傾向や確率を高めるためのツール。そのため、数学の公式のような「絶対的な正解」は存在しません。テクニカル分析のセオリーは、正解ではなくそうなりやすい傾向だということを理解しましょう。

 

例えば、移動平均線のクロスは買いというセオリーがあります。そこで、移動平均線がクロスした時にだけ売買すれば、儲かるのではとやってみたとします。その結果は、あまり芳しくないと思います。商品先物取引は、単純に一つのセオリーだけに頼って儲かる程、単純ではありません。ちなみに、株もFXも同じです。

 

相場は、テクニカル分析のセオリーに反して行き過ぎることもしばしばで、そんな時は、テクニカル分析が当たらないと短絡的に考えるのではなく、そんな時もあると納得すること。インターネット及び情報商材などでは、必ず当たる魔法の法則・テクニカル分析を元に勝ち続けているトレーダーを見かけます。そのような魔法のテクニカル分析を探してお金を払い続けるよりも、幾つかのスタンダードなテクニカル分析を元にとことん値動きを見ながら売買を繰り返してみてください。実際の売買でも仮想売買でも構いません。



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