2018年に商品先物取引の時代が来る?

2018年1月4日 投稿

 

過去最高レベルの高値を更新しつつある株式市場に対して、商品(コモディティ)は、リーマンショック後に下落してから、いまだに安値圏。しかし、そろそろ、上昇の兆しを見せており、2018年以降に、商品先物取引の時代が来るのではないかと思います。

 

株式と商品先物のサイクル

 

現在の株式は、リーマンショック及び金融危機に対処するため、中央銀行が行った壮大な金融緩和(お金をじゃぶじゃぶにする)政策のおかげで、絶好調の上昇トレンド。しかし、商品は、中国をはじめとした新興国経済が受けたダメージのせいで、下落トレンドを描いたまま。

 

まずは、単純に下記のチャートを御覧ください。

 

◆S&P500:史上最高値を更新中でいつ下落に転じてもおかしくありません。ただし、トレンドは終るまで続くので、安易な売りは怪我の元。

S&P500株価指数チャート

S&P500: ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出する米国の代表的な株価指数

 

◆CRB指数:下落トレンドから横ばいに

CRB指数のチャート


米国の商品先物取引所等で取引される商品価格から計算した指数で商品先物の代表的な指標として利用されています。正式には「ロイター/ジェフリーズCRB指数」

 

CRB指数のチャートを見ると、下落トレンドから横ばいへと変化していることが読み取れますね!上昇へと転ずるときは近未来に来てもおかしくありません。次の10年は、株式から商品先物取引へと資産の一部を振り分けることが大事。

 

サイクルは、デフレからインフレに変化?

 

先日、世界経済の景気回復の話「ゴルディロックス経済」を書きましたね。現在、世界経済は個々の小さい問題は別として、全体的に回復基調にあります。特に2018年は、新興国経済の成長が期待されており、橋や道路建設などのインフラ整備に、大量の資源を必要とします。そのため、好景気・不景気の波(サイクル)が、しばらくは良い方向に向きそうです。

 

米国は、減税法案が成立したために、景気は良くなることでしょう。減税の財源手当ては未知数で、いずれは、財政悪化が金利上昇・インフレを引き起こすリスクもあります。すでに、米10年債金利は、節目の2.4%を超えて2.5%台に達しました。インフレは商品価格を上昇させます。


世界は少子高齢化より人口爆発が問題

 


日本をはじめとした先進国は少子高齢化の方を心配中。ところが、世界における最大の問題は、人口減少ではなく、人口爆発の方なのです。

 

医療の進歩で、新興国に生まれる子供達の死亡率が大きく下がりました。だからといって子だくさんの文化からいきなり少数の子供の文化には切り替えられません。宗教上の問題も絡む困難なミッション。

 

そして、グローバル経済や農業技術の進歩によって、地球が養える人口は大きく上昇。結果的に、世界の人口は増え続けています。何度も限界を迎えるたびに上限突破に成功しているため、人口爆発問題は、オオカミが来るぞーと脅す嘘つき少年のように思っている人もいる程。

 

人口増加とグローバル化で、新興国と先進国の生活レベルが平均化すると、必要になるのが資源。食料・エネルギー・金属・水の奪い合いこそが、現在の世界における最大の問題で、そこから難民問題などが派生しているのです。

 

つまり、新興国の経済成長は嬉しいことながら、いよいよ資源争奪戦で、商品価格の上昇が起きてもおかしくない状況が芽生えているのです。人口増加に技術進歩が追いつかなければ、とうもろこし・ゴム・銅・金などの商品価格はあっという間に上昇してしまいます。

 

世界のお金は商品先物取引へ

 

先程、見ていただいた米国S&Pの株価。ここまで上昇を続けたのは、量的緩和で溢れたマネーが株式市場に流れ込んだことも一因。量的緩和政策で中央銀行が買った債券市場と共に、金融市場が歪んでいるのは、プロでなくても明らか。日本の長短金利なんて低すぎますからね。

 

しかし、米国やカナダは、金融緩和から金融引締(金利上昇)に舵を切ったために、株式市場のピークが来てもおかしくありません。

 

となると、世界のお金はどこに向かうのでしょうか?

 

金余り&少子高齢化という将来不安を抱える日本の投資家は、こぞって、ビットコインに向かっていますが、これは安定した資産とは言えません。

 

株式・債券が買えなくなれば、次に上がるのは商品相場!

 

ここ数十年の大問題は、人口爆発と資源争奪であるのは、先にご説明したとおり。そのため、投資家のお金が商品市場に向けば、低いレベルにとどまっているだけに、上昇していくでしょう。すでに、中東からインド・中国にかけての地域は、かなりの緑が失われていおり、食料生産に危機感があることは、グーグル・マップで見ることができますよ。



◆アジア・中東・北アフリカの地図

アフリカからアジアの地図


出典:グーグル・マップ
茶色の大地で養える人口は、とっくに限界を迎え、緑豊かな土地へと・・・

 

株式相場と商品相場は、逆の動きをすることがしばしば。商品先物取引時代の到来を告げるファンファーレが高らかに鳴る時はすぐそこまで来ているかもしれません。

 

商品先物の登り方をお読み頂き、誠にありがとうございます。2018年もどうぞよろしくお願いいたします。



6,600円からの金投資 約70倍のレバレッジ効果 仮想通貨が注目されているからこそ 金投資で分散投資


6,600円からの金投資 約70倍のレバレッジ効果 仮想通貨が注目されているからこそ 金投資で分散投資