ビットコインと金(ゴールド)の比較:意外に似ている部分もある!

2018年2月15日 投稿

 

仮想通貨の代表「ビットコイン」。昨年、一大ブームを巻き起こしたのはご存じの通り。ビットコインは、2017年にシカゴの先物市場にも上場され、法規制も一部整い、投資や資産運用に興味のない人にも知られるレベルになりました。価格上昇が凄すぎて、バブルという見方があれば、未来の技術だという意見もあります。

 

今回は、この仮想通貨を代替資産の代表となる金(ゴールド)と比較してみました。

 

金とビットコインの比較

仮想通貨(ビットコイン)と金の比較

 

まずは、通貨というものについて考えてみましょう。そもそも通貨とは何でしょうか。ネット上の百科事典ウィキペディアには、次のような記載があります。

 

通貨とは、国もしくはその地の統治主体によって価値が保証された決済のための価値交換媒体。モノやサービスとの交換に用いられる。Wiki

 

これが通貨の定義。日本円や米ドルなどが代表的な存在。それに対して、金やビットコインは、国や国際機関の保証が付いていない資産ですから、少し定義が違います。

 

国や中央銀行が扱う通貨は、公式な保証がメリットの一つ。デメリットは、コントロールに失敗して通貨の価値が下がること。そして、仮想通貨は、国等の保証がないかわりに、国や中央銀行の失敗や規制が無いというのがメリット。

 

ただし、きちんと通貨及びお金として流通するためには、いくつかの条件が必要です。各企業が発行するポイントサービス・ネットゲームのゲーム内通貨と一般的な通貨は機能が違います。

 

【通貨の条件】

◆交換・決済:モノやサービスまたは他の通貨と交換できること
◆財産の保全:価格変動が少なく資産価値が目減りしない。丈夫で保存しやすい
◆社会インフラの整備:法律・決済・セキュリティなど社会的なインフラが整っていること
◆運搬:持ち運びに便利なこと
◆希少性:むやみに通貨の量が増えて価値を落とさないこと

 

これらの条件が満たされていないと、お金としての使い勝手が悪く機能しなくなります。高価で持ち運びに便利なルビーやダイヤモンドは、インフラや決済機能の点で不便。


ビットコインと金は、同じところも多い

 

金とビットコインを比較しました。:クリックで拡大

金とビットコインの比較表

市場規模等は金の方がはるかに大きいですね。両者とも国や中央銀行が発行しているものではなく、保証がないところは共通の要素。国家や中央銀行が発行する通貨と仮想通貨及び金銀は異なります。

金銀ビットコインと法定通貨

比べてみると、現在は、ビットコインよりも金の方がメリット大だと思います。といいますか・・・用途が明確に違うということを意識させられました。

 

金を通貨として考えた時に大きく劣るのは決済機能。金を使ってモノやサービスを売買するイメージは強くありません。それよりも資産を守る能力が高い通貨です。もちろん、投資・資産運用としても価値は比較的安定しており、商品先物取引・ETF(上場投資信託)などで売買しやすいことから優れた金融商品。

 

それに対して、ビットコインは、電子マネーとしての決済機能に優れた通貨。国をまたいだ売買や通貨価値の安定しない国との取引などでの利用を想定しやすいでしょう。しかしながら、ビットコイン自体の発行量自体に制限(2,100万BTC)があることからも、日常での決済を担う程の規模にはなりにくい。

 

このように、金とビットコインは、それぞれ役目が違う中で、ビットコインを始めとした仮想通貨には、大きな問題があります。

 

それは、通貨として決済・資産保全の役割を果たすには、価格の変動が大きすぎること。

 

ビットコインは価格の変化が大きすぎてお金として使えない

 

下記のチャートをご覧ください。

ビットコインの価格推移

ビットコイン/日本円の月間価格推移データ:investing.com



2016年はじめは5万円前後だったビットコイン。2017年に10万円を超えるとあれよあれよと2017年11月には250万円を超える高値を付けました。安かった頃に買った方は大儲けしていますが、そもそも社会インフラとして存在するはずの通貨ですからね。こんなに大幅な上昇や変動があっては、一般の人はついていくことができません。

 

1日で価格が2割や3割も変化するお金は怖くて持つのも使うのも無理でしょう。

 

さらに、2014年におきたマウントゴックスでのビットコイン消失、2018年のコインチェックで起きたNEM(ネム)盗難事件など、仮想通貨及びそれを扱う取引所の管理・セキュリティ体制の不備によるトラブルが度々起きているのは、みなさんもご存じの通り。

 

金や日本円・米ドルといった一般的な通貨も使い始めの頃は、盗難・セキュリティ・リーマンショックなどをはじめとした経済危機やトラブルを乗り越えて現在の地位にあるのです。それを考えると、仮想通貨のミライは不明にせよ、まだまだ生まれたばかりの通貨。

 

もし、国や中央銀行に信頼を置けない。米ドルや日本の暴落を心配して、資産保全や投資を行うならば、金(ゴールド)を試してみてはいかがでしょうか?



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