はじめての金取引その2:多彩な金融商品がある! 

2018年4月25日 投稿

 

はじめての方に金取引をお伝えするにあたり、資産を守る&増やすというプロ野球の大谷選手ばりの二刀流が魅力とお伝えしました。

 

では、実際に、金の値段が長期的にどのように動いているか見てみましょう。1トロイオンス35ドルの固定相場制は、1973年に変動相場制に切り替わり、市場で値段が決まるようになりました。

 

金の長期的な動き

 

●米ドル建ての価格 1トロイオンス/米ドル

 

金のチャート:米ドル

米ドル建ての金は、1978年から一時は、1600ドルに達する上昇。1トロイオンス(約31.1g)35ドル⇒1600ドルと45倍以上の値上がり。2000年前後に下落した時期はあるものの、21世紀に入ると、上昇スピードを速めました。

●日本円 1g/円

金のチャート:日本円

データ:WGC

 

日本円の方は、1980年に高値を付けてから下落トレンドがしばらく続きました。米国と同じく、2000年前後に安値を付けた後に上昇トレンドを描いています。

 


このように、長期的な視野で金を見ていくと、資産を守る&増やすのに効果があるのも頷けます。では、実際に金を取引したいと思った時にどのような方法を選べば良いのかご紹介いたします。


 

金取引の種類【金融商品】

 

金取引といっても、様々な金融商品を選べます。黄金色の輝きを楽しめる金地金、売買益を狙う金の商品先物取引と多彩。

 

◆金取引のメリット&デメリット

金取引の種類

 

●金地金(ゴールドバー)

 

金地金は、純金をインゴットと呼ばれる形に整形したもので、国際的な標準規格に沿った製品。現実の金取引では、金塊を扱うことはなく、精錬会社の刻印が押してある信頼性の高い金地金を売買します。最低単位は1gからですが、少額だと取引の手数料が高いため、500g以上の金地金を取引するのが一般的。資産家に人気の金地金は1kg(約450万円)。

 

金を手元に置くことで、その美しさを堪能できるという利点があります。銀行や証券口座だと、政府や公的機関に金額を把握されるため、政府の破たんや戦争リスクを避ける用途でも利用されます。現代の日本は、政府への信頼が厚いので、この用途には、賛否両論あるでしょう。デメリットは、盗難防止など安全面にコストがかかること。

 

金地金は、金専門の地金会社や商社が取り扱っています。

 

●金貨

 

地金価格に連動して価値が変わる地金型コインとコレクター向けの記念金貨があることにご注意ください。地金型金貨は、金の含有量が多い純度99.99%の金貨が大半。オーストリアのウィーン金貨・カナダのメイプルリーフ金貨が有名どころ。デザイン的にも優れており、コレクションとしても楽しめます。

 

記念金貨は五輪などのイベントにあわせて発売される記念品で、金の含有量が少ないため、コレクション品としてお考えください。

 

●純金積立

 

毎月、一定額の金を積み立てていく方式。毎月3000円程度から積み立て可能で、銀行口座から自動引き落としなので売買タイミングを気にする必要がありません。購入した金は、取引会社が預かって保管しているので、最初に口座開設をして取引を始めれば、自動的に金が溜まっていきます。

 

●金ETF

 

金の現物や先物価格に連動する上場投資信託。証券会社で開く株式取引の口座で売買できます。リアルタイムの値動きにあわせて売買できますし、値上がり・値下がりでの利益を期待できます。短期~長期の金融資産として金を保有したい方に向いています。

 

●金の商品先物取引

 

金の商品先物取引は、東京商品取引所に上場している金融商品。金ETFと同じくリアルタイムの値動きを狙って、金を売買します。取引コストが低く、金の値動きに関する情報も豊富で、売買のしやすさがメリット。FXや株式と同じように、金の価格変動で利益を狙う目的の方に向いています。

 

商品先物取引は、少額の資金を預けることで、大きな取引を行えるレバレッジが魅力の一つ。証拠金制度で、最大約70倍のレバレッジ効果を生かして、最低6,600円から始められます。(2018年4月25日現在)

 

商品先物取引の金

そのため、保有している金地金の値下がりを防ぐヘッジ(保険)としての活用から、短期のデイトレードなど、目的に合わせた利用ができます。


はじめての金取引その2:多彩な金融商品がある!