株式と商品先物取引の違い

2018年6月15日 投稿

 

株式と商品先物取引の違いを今回は見ていきます。相場の代表的とも称されるこの二つ。投資対象が違うのはもちろんのこと、他にも違いや共通点がありますからね。

 

株式は現物、商品は先物中心。【現】と【先】の違いとは

 

株式・商品ともに、【現物】と【先物】という二つの取引があります。これは、契約するタイミングと品物を受け渡すタイミングの差が今か先かという取引方式の違い。

 

○現物は、売買後(契約)、品物をすぐに受け渡す。
○先物は、売買後(契約)、品物を将来、受け渡す。

 

株式は、現物がメインの取引で、商品先物取引は、先物がメインの取引形態。ただし、最近は、株式も日経225先物など先物取引の人気が高まっています。

 

八百屋で大根を買う・電気店でカメラを買うなど、普段の買い物は、現物取引。先物取引は、少し分かりにくいので、説明します。

 

◆先物取引=ある商品を決められた期日(未来)に、取引時点で決めた価格で売買する取引。具体的にとうもろこしや大豆といった穀物を例にして考えてみてください。

 

春に種をまいて秋に収穫するとうもろこしや大豆。秋にならないと収穫したとうもろこしが、幾らで売れるか分かりません。値段は豊作か不作かで変化しますから。そのため、農家の立場だと、どれくらい種をまいてどれくらいの手間やお金をかけて育てればいいか判断しにくい。そこで、春の種まき時に、値段を決めておきたいというニーズが生まれました。

 

◆モノを受け渡すのは先。ただし、取引時点で価格を決める。これで、収穫期の売上額が分かって、春~秋にかかる経費と利益が計算できます。詳しくは先物取引とはをお読みください

 

では、本題に入りましょう。

 

株式と商品の違い

株式と商品先物取引の違い

◆株式は、証券取引所で、株式を現在値で購入する取引。(現物取引)

◆商品先物取引は、商品取引所で、商品を将来の値段で売買する取引

 

上で説明しましたように、【投資対象】と【現物・先物】の二つが大きな違い。株式にも信用取引や先物取引などがありますが、今回は現物の株式中心でお話しいたします。

代表的な株式と商品先物取引の事例

 

◆金先物とNTTドコモの比較 最低取引を行なうための取引概要

商品:金とNTTドコモ株


2018年6月6日の事例:必要資金・価格は市場の状況で変化します。

 

金の商品先物取引は、1kg(1,000倍)を66,000円で取引できる資金効率の良さが魅力。その分、リスクは大きいものの、少ない資金で大きな利益を狙うチャンスがあります。NTTドコモ株は、最低単位(100株)を取引するのに、28万4500円のお金が必要になります。

 

なお、株式・商品先物取引共に、価格変動で利益や損失が生じますので、銀行預金のように、元本保証の取引ではありません。

 

商品先物取引には、配当や金利が無い

 

株式と商品先物の大きな違いとして、配当や株主優待があります。株式は、会社の業績にあわせて配当があります。商品は、配当や銀行の利息のようなインカムゲインがありません。そのため、商品先物取引で利益を狙う方法は、純粋に上昇や下落時の変動による売買益。株式のように保有していれば、配当や株式優待でプラスになることはない分、配当や株主優待目当ての値動きに踊らされる心配がないと言えます。

 

どういう時に投資するのが向いている?

 

株式と商品のどちらが優れているかを議論しても不毛なだけ。それよりも双方のメリットを生かして売買するのがいいと思います。金融市場には、波(サイクル)がありますから、そこを見極めて大底で買うのがベスト。

○株式に向いている時期:低金利や景気が良くなりそうな時。株式は、昔からバブルになりやすく、ゆっくりと上昇し、急激に下落するサイクルを繰り返します。世間が株を買えば儲かると浮かれているときはピークで、暴落後に買い集めるのが最も良い戦略。

 

○商品先物取引に向いている時期:インフレになりそうな時、景気が良い時。商品は、工業の原材料になる品物が多いため、好景気・インフレのときに価格が上昇します。ただし、株式よりも値動きがゆっくりしており、在庫や季節に反応した動きを見せます。

 

株も商品先物もタイミングを考えて売買すること。

 

株式は、銘柄数が多いことから、銘柄の選択が大切な取引と言えます。商品先物取引は、銘柄数が少ない上に、取引に期限があることから、売買タイミングを計るのが重要な取引。



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