為替相場(米ドル/円)と商品先物取引の大切なカンケイ

2018年6月25日 投稿

 

商品先物取引で取引する銘柄は、海外の相場に連動して動くモノがメイン。そのため、海外商品及び為替相場の動きに注目することが大事。

 

海外の商品先物価格と為替相場の関係

 

商品先物取引は、前日の海外市場をチェックするのが日課。海外の動きが、日本の市場には反映されますからね。

 

海外の商品先物価格と理論値(換算値)計算方法

 

東京金や東京原油など、国内の商品先物価格は、海外の価格に連動します。例えば、海外で原油が上昇すると日本国内の東京原油価格も上昇します。

 

そのため、海外価格と国内価格のおおよその換算値を知っておくことは大事。また、実際の売買を行う前に、海外で指標となる価格と国内価格の違いを覚えておきましょう。

 

代表的な二つの銘柄(金&原油)の理論値

 

フジフューチャーズは、銘柄ごとに理論値の計算式を用意しています。

 

●NY金の理論値

 

NY金価格÷31.1035[グラム換算]×為替レート[ドル/円・円換算]

 

商品先物取引の代表的な銘柄【NY金】は、1トロイオンスあたりの米ドル建てで、価格を表示します。そして、東京金は、1gあたりの日本円建てですから、理論価格は、グラム換算した後に、為替レート(米ドル/円)を掛けて計算。

 

●NY原油の理論値


(「NY原油」価格×0.846+1.05)×為替レート[ドル/円・円換算]×6.29+2040円+3000円+6000円

 

NY原油は、1バレルあたりの米ドル建て。それだけでなく、東京原油は、中東産原油(ドバイ原油)に連動するため、NY原油の【WTI】とは品種が違います。そのため、ドバイ原油価格に換算してから単位(バレル⇒キロリットル)を換算して、為替レートを掛けて計算します。

 

●海外商品との違いに注意。

 

このように、海外の価格を国内の商品先物価格に換算する場合、通貨・単位・銘柄の違いに注意する必要があります。

 

  • ◆通貨:米ドル・ユーロなどどの通貨で価格が表示されているか
  • ◆単位:トロイオンスとグラム、バレルとキロリットルなど
  • ◆銘柄:同じ原油や農産物でも産地により、品質が異なることがあります。

 

米ドル/円と商品先物の関係

 

商品先物取引の価格は、米ドル/円の影響を大きく受けます。もし、海外の価格が変わらなくても、米ドル/円が円安や円高に動けば、国内価格は変動します。

 

例:米ドル/円が110円から100円と円高に動いた時の東京金の理論値

東京金の換算値

NY金価格が1300ドルのままであっても、米ドル/円が110円⇒100円と10円、米ドル安円高に動けば、東京金は、約418円安くなります。

 

※目安であり、必ずしも理論価格通りに動くとは限りません。

 

このことから、海外で生産・取引されている商品と米ドル/円は、次の関係となります。

 

  • ●円高⇒国内の商品先物価格は下落しやすい
  • ●円安⇒国内の商品先物価格は上昇しやすい


◆米ドル/円の月足チャート 2018年6月20日 フジフューチャーズ

米ドル/円のチャート

米ドルと原油の関係

 

原油や金は、米ドルと逆相関しやすい銘柄。米ドルの上昇は、原油・金の下落要因であり、米ドルの下落は、原油・金の上昇要因です。

 

原油は、コモディティの代表として上昇すると、インフレになりやすい。インフレは、物価高通貨安の現象なので、基軸通貨の米ドルも安くなりやすい。また、カナダや英国など産油国の通貨が上昇すれば、相対的に米ドルが安くなることも米ドルが逆相関となる要因の一つ。

 

原油が上昇すれば、全体的な物価高となり、通貨安になりやすい。その中でも通貨の代表である米ドルが安くなる傾向にあると覚えておきましょう。

 

米ドルと金の関係

 

世界中のお金持ちは、余ったお金を投資。そして、余った分を安全性の高い資産である米ドルや米国債・金で保有しています。

 

★経済的に安定している時は、利益を増やすために、新興国や新興企業への投資で、できるだけ高利回りを目指します。

 

★経済危機及びリスクが高まると、高利回りの資産を売却して、安全な資産へと資産を移します。そのため、米ドルや日本円・金が買われます。更に、リスクが高まると金の需要が増えて、価格は上昇。そのため、金は資産のラストリゾートと呼ばれます。

 

安全な資産は利回りが低く、危険な資産は利回りが高いというのが資産運用の定石。

 

そして、米ドルと金の関係は、逆相関関係。金も通貨の一つであり、米ドルが上昇すれば、日本円が下落しやすいように、金も下落しやすいという点は、商品先物取引で勝つために大切なポイント。



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