商品先物取引の限月をわかりやすく解説

2018年10月25日 投稿

 

今回は、商品先物取引の限月を確認。チャートや価格の見方・海外の商品先物取引の中心限月など、取引の基本ルールに関係してくる商品先物ならではの要素。

 

商品先物取引の限月をわかりやすく

 

先物取引は、決済期限があるため、商品ごとに限月という形で、期限が示されています。この期限を納会日といい、トレードを行うときは、この納会日を意識しておきましょう。

 

●納会日一覧
●限月:限月は、6か月or12か月


期限=納会を過ぎるとどうなるか。売買した銘柄の現物。例えば、とうもろこしや金を受け渡ししなければいけません。普通の投資家は、とうもろこしを大量に貰っても使い道に困るだけ。トレードで、値上がり益(値下がり益)を狙う場合、商品を受け取る現受けではなく、口座内で損益をやりとりする差金決済で完結。

 

限月に関する用語

 

決済日が当月のものは、当月限または当限(とうぎり)。そして、順番に2番限(にばんぎり)、3番限、4番限と呼びます。もっとも期限の遠い限月を先限といい、良く使うので、覚えておいてください。さらに、決済期限の近い限月を期近(きぢか)、遠い限月を期先といいます。

 

◆東商:金の相場表 フジフューチャーズ 2018年10月18日

相場表

上記の場合、18/10=2018年10月限の当限、19/08=2019年8月の先限。実際に、モノを受け渡ししない投資目的の取引だと、取引高の多い先限を中心に売買します。

 

同じ、東京金という銘柄でも、限月によって、少し価格が違いますよね。この価格差を利用したサヤ取りという売買手法もあり、いずれ、ご紹介しようと思います。

 

新甫とは

 

納会日を迎えた限月は、取引を終了。そして、翌営業日に新しい限月ができ、既存の限月は繰り上がることに。新しい限月の最初の取引日を「発会日」。新しく設定された限月を新甫といいます。

 

新甫が設定されると、これまで先物だった限月は、一つ期近に近づきますので、自分の取引している限月を間違わないようにしましょう。

 

様々なデータ&チャートで取り扱う限月も先物で表示することが多いため、新甫で限月が変わると、価格の連続性にズレが生じることに。いきなり、価格が上下するために慌てないでください。

 

期先(先物)つなぎ足と2019年8月限のチャート

 

◆2019年8月限の金日足チャート フジフューチャーズ

金日足2018年

◆期先つなぎ足

金先限のつなぎ足

2019年2月限の限月を保有している場合、2月限の価格で決済することになります。そのため、商品先物取引のチャートは、限月ごとに、切り替えることができます。

 

そして、長期的な価格の連続性は、期先つなぎ足で確認してください。つなぎ足チャートは、先限をつなぎあわせたチャート。

 

海外商品先物の中心限月

 

ちなみに、海外の商品先物の場合、ルール自体は、国内とほぼ同じ。しかし、国内と同じく、先物の取引が多いわけではありません。

 

国内市場は、長期保有のことを考えるトレーダーが多く、取引期限の長い先物が好まれます。そのため、先限が最も取引の多い限月となります。ところが、海外は、長期保有よりも短期売買が中心、そのため、先限よりも期近の方が好まれます。長期保有は、ヘッジ目的が中心で取引は少なめ。

 

海外の商品先物取引は、もっとも取引の多い限月を中心限月と呼びます。海外の価格を確認するときは、何月限の価格なのかを見てください。情報ソースによって、同じNY金で、限月が違うことも=すなわち、価格が違うことがあります。その価格は、先物なのか現物なのか確認すること。

 

◆中心限月の違い例

 

★NY金=2018年12月限が、ただいまの中心限月。東京金は、2019年8月が取引の中心。

海外商品の限月
海外商品先物の相場表:フジフューチャーズ 2018年10月18日



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