バブル崩壊時は、新興国・ハイリスク資産から先に崩れる!

2018年11月15日 投稿

 

米株や日本株の動きが、荒れている中、バブルが崩壊するのかどうか気になりますね。その予兆をチェックすることは、できるのでしょうか?

 

バブル崩壊時は、ハイリスクほど危険がセオリー。

 

バブル崩壊時は、先進国よりも新興国の方が先に崩れやすい。そして、実体経済よりも金融市場の方が先に崩れる。というのが、バブル崩壊時の基本的なセオリー。

 

株式や商品先物などの価格が暴落するバブル時に、投資家は、株式や投信を売り、資産をできるだけ現金化します。すなわち、ハイリスク資産からリスクの少ない資産へとマネーが移動するということ。

 

2018年11月現在、米国経済の好調により、FRBは、金利上昇・FRBのバランスシート縮小という金融引締を実行中。その影響で好調だった金融市場もガタついています。原油・金など商品先物の市場も動きを見せていますし、中間選挙の終わったトランプ大統領も元気にツイッター砲を打ち込んでくるはず。

海外市場の価格

 

過去に起きた巨大なバブル崩壊時

 

リーマン・ショックや日本のバブル崩壊など、金融市場及び実体経済のバブル崩壊は、一気に起きるのではなく、多くの場合、バブル度の高いリスク市場ほど崩れていき、最終的に巨大市場である米株式をはじめとした先進国の株式市場が崩れます。

 

バブルが続く間、顧客のお金を預かり・運用する金融機関・ファンドマネージャーは、バブルと分かっていても、皆と同じバブルのダンスを踊り続けます。なぜなら、バブルに乗らねば、ライバルとの運用成績競争に負けて、解約・資金流出の憂き目に合うからです。

 

そこで、バブルダンスのフロアを横目に眺めながら、皆がどこまでダンスに付き合うかを見ているという訳。夜中のダンスパーティは、翌朝が早い・仕事に差し支えるなどモラルや常識意識の高い方から抜けていきます。

 

そして、金融市場のバブルは、リスクの高い市場から一抜け=下落。リスク資産は、もともと、相場の上下動が大きいため、大きく利益をあげられる代わりに、大損するリスクもあります。状況によっては、商品先物取引・FXでお馴染みのレバレッジを高くしていることもあるため、バブル崩壊のショックに耐えられない仕組みになっています。

 

リスクの高い資産は、新興国市場・高利回りの債券などで、それらの市場が崩れてから、先進国の金融市場にも影響が生じます。その中でも、大型株よりも中小型株のリスクが高く、日経平均やダウ平均が高値を維持していても安心できない場合があります。

 

やっかいなのは、実体経済のバブルは、金融市場の後に弾けること。株式や商品相場は、実体経済を先取りする性質を持ちます。それゆえに、金融市場よりも実体経済を重視する中央銀行は、判断を誤ったり遅れたりするのです。

 

日本のバブル崩壊とリーマン・ショック

 

平成の鬼平として、バブル退治を行った三重野康日銀総裁。後世、バブル崩壊の戦犯になってしまいました。彼は、1989年12月に総裁就任後、金融引き締め=利上げを実行。1990年3月に不動産融資の総量規制を行うというバブル退治を行いました。

 

株価が下落していく中、1989年12月に3.75→4.25%、1990年3月に5.25%。8月に6%と利上げを継続。当然、株価は急落。1989年12月28日に3万8915円のピークをつけた日経平均株価は、失われた時代へと。

 

2008年のリーマン・ショックは、世界的なバブル崩壊の前にサブプライムローン危機が発生。2007年4月に米サブプライムローン大手のニューセンチュリーが破綻。8月にフランスのパリバ銀行がサブプライムローン関連ファンドの資産を凍結=パリバショック。

 

FRBは、サブプライムローンバブル崩壊を受けて、2007年の9月に5.25→4.75%に利下げ。その後、相次いで利下げを行うも、株価下落やリーマン・ショックを止めることはできず。

 

リーマン・ショック前後の各市場高値のピーク

リーマン時の高値ピーク
データ:investing.com

 

リーマン・ショックのバブル崩壊は、日経平均株やトルコ株・米小型株が、先に高値のピークをつけています。原油や金は、株価よりも高値のピークが遅かったことが見て取れます。

 

商品先物市場の中でも、景気やインフレ等の影響を受けやすい金・原油を調べて見ると、株式より遅れて、高値のピークをつけています。そして、金先物は、FRBの量的緩和とともに、史上最高の上げ相場を演出。

 

NY金の月足チャート 2018年11月9日 フジフューチャーズ

上昇する金

そのため、バブルに巻き込まれないように、株式市場を見ていきましょう。バブル崩壊~金融緩和が生じれば、またもや金先物の上昇相場が始まると思います。



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