オルタナティブ投資とコモディティ:株式市場の下落トレンド時にチャンス

2018年12月15日 投稿

 

商品先物取引の特性に、オルタナティブ投資があります。景気や株式のサイクルとともに、お伝えしたい言葉。

 

オルタナティブ投資とは

 

オルタナティブとは、代替という意味。投資の世界では、株式・債券以外への投資のことを言います。商品先物取引も、このオルタナティブ投資に入ります。

 

株式&債券は、巨額の資産を運用していますし、知名度も抜群な資産運用の代表。そのため、株式や債券以外の方法が、代替手段となるわけです。

 

●NYダウの月足チャート 2018年12月10日

NYダウの動き

NYダウは、ダブルトップを形成しつつ、価格の乱高下が激しくなっている状態。

 

株式と商品先物取引の規模感

 

株式の時価総額は、全世界で約43.8兆ドル(2018年10月)。日本の株式時価総額は、約644兆円(2018年11月30日)

 

それに対して、商品先物取引は、お客様から預かる証拠金額ベースで132億円(2017年3月)。比較のベースが違うとはいえ、市場規模が全く違います。株がライオンなら、商品先物は猫くらいスケールに差があります。

 

だからこそ、商品先物取引が、オルタナティブ投資として輝くときも。株は、景気低迷時に安値で買うのが一番。かの、ロスチャイルド財閥のネイサン・ロスチャイルド。彼は、フランスとイギリスの戦争で、イギリス敗北を装い、暴落した株式を安値で買い取るという逸話を持つ程。

 

株を買うチャンスと売り場

 

アベノミクス時のように、株式全体が上昇している相場では、どの銘柄を買っても勝てる確率は高くなります。

 

しかし、上昇相場が終わってしまい、横ばいや下落にトレンドが変わると、勝つのは難しくなります。それどころか、保有資産が目減りしていくリスクの方が強い。株式市場全体で、下落している場合、いくら、銘柄を組み替えても、損をしやすいことに変わりありません。

 

そんなときに、脚光を浴びるのは、株式と異なった動きをするオルタナティブ投資。

オルタナティブ投資


主なオルタナティブ投資

 

1. 商品先物取引:コモディティと言われる商品先物取引は、オルタナティブ投資の代表格。金や銀・プラチナといった貴金属。とうもろこしや大豆といった農産物が代表。現在は、金融市場の発達により、実物資産を元にした商品よりも、株式投資の方に人気が集まる傾向。上昇で利益を得る買いだけでなく、下落で利益を得る売りからのエントリーができます。

 

2. 不動産:不動産といっても現物の不動産(家やマンション・土地)は敷居が高い。そこで、代替投資として活用しやすいのは、REIT(不動産投資信託)。ただし、不動産価格と株式は連動しやすいことに注意。

 

3. ヘッジファンドやプライベート・エクィティ:富裕層や機関投資家から集めた資金を運用するヘッジファンド。上昇に期待するだけでなく下落相場でも利益を狙うなど、相対リターンより絶対リターンを重視することから、オルタナティブ投資として人気、プライベート・エクィティは、未上場株式の売買などで、オルタナティブ投資の一つではあるものの、一般の投資家には敷居が高い。

 

オルタナティブ投資のメリットとデメリット

 

一般の投資家にとって、金額面や規則・規制などの関係で投資しにくい手段にも投資できるというメリットがあります。例(REITやヘッジファンドなど)

 

そして、最大のメリットは、株式市場が低迷していても、利益を狙えるチャンスがあること。市場全体が将来を悲観しているような時期に、株式投資を行っては、利益を出しにくい。株式の投信の多くは、インデックス(日経225など)をベンチマーク(基準)にしており、そもそも、日経平均自体が下落している環境では、投信の価格も下落する。

 

そういった状況で、株式と連動性の低い商品先物への投資は魅力的。また、ゴールドは、株式市場の下落や米ドルの下落といった場合に値上がりしやすいため、リスクオフの局面で人気があります。

 

デメリットとしては、ヘッジファンドなどファンドを利用する場合、仕組みが複雑化し、利益の出にくい場合がある。いくつもの資産を組み合わせることで、結局、儲からない資産配分になっている。競馬でいえば、馬連総流しの結果、どの馬が1・2着になっても儲からない買い方になっているような状態。

 

また、ヘッジファンドや未上場株式などは、コスト・運営者の信用度などを見極めて投資しなければいけません。

 

なぜ、オルタナティブ投資が必要?

 

2007~2008年のサブプライムローン危機からリーマンショックにかけての世界経済の危機。そこから、立ち直るために始まった量的緩和は、株式相場を劇的に上昇させることに成功しました。日本もアベノミクス相場による株式市場の上昇幅は大。

 

しかし、米国は、量的緩和から金融引き締めに動いています。さらに、米中貿易戦争や格差の拡大なども要因となり、景気拡大サイクル=株式の上昇相場は、歴史が繰り返すならば、終わりを迎えつつあります。もちろん、これで、世界が終わるわけではなく、景気サイクルの問題であり、その間を耐えれば、またもやいい時代が来ることでしょう。


すなわち、株式への投資で資産が増えた時代が終わるリスクに備えることが必要になるのです。そのときに選択肢の一つとして検討していただきたいのが、商品先物取引。特に、金=ゴールドの持つパワーは、未だに色あせていません。いつか来る景気サイクルの終わりに備えて株式から現金や金に資産を移しておくのは、資産を守る上で、とても大事なことです。



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