商品先物取引は、レンジ相場を狙え!値動きのパターンを読む

2019年3月25日 投稿

 

商品先物市場は、モノを扱う市場。それを念頭において、相場を見ると株式よりも値動きがわかりやすいかも。なんといっても特徴的なのは、レンジ相場になりやすいこと。

 

商品先物取引は、レンジ相場を狙いたい

 

株式の場合、新製品の開発・ビジネスモデルの変化などで、株価が上下します。新薬開発・新サービスのヒットで、あっという間に株価10倍なんて例もありますよね。それが、株式投資の醍醐味。

 

しかし、商品先物取引は違います。工業用品の原材料となる銀・ゴム・原油。食品や飼料の大豆やコーンの値段が、1ヶ月で10倍や20倍になれば、それは、ハイパーインフレの世界で、消費者の生活にも大打撃。そのため、高くなれば生産が増え、安くなれば生産が減る需給メカニズムが働いて、一定のレンジに収まる傾向があるのです。

 

これ、相場で稼ぐための大切なヒント。つまり、安値圏で買い高値圏で買う逆張りが有効な戦法になりやすいということ。

 

商品先物で、いくつかの銘柄を見ていきましょう。

 

◆東商金:月足チャート フジフューチャーズ 2019年3月19日

東京金のレンジ相場

東京金先物の月足チャートは、明らかなレンジ相場で、一定の値幅に収まっています。

 

●上限レベル:4,500~5,000円レベル
●下限レベル:4,000円~4,300円レベル

 

商品先物取引の代表的な銘柄、東京金。為替・世界情勢などの要因はあるものの、2011年以降の市場は、一定のレンジ内。4,200円辺りの価格で買い、4,600円を超えてきた辺りで売れば、何度も利益を得るチャンスがありました。

 

【4,600-4,200円=利幅は400円。1枚(1,000g)を買っていれば、400円×1,000gで、40万円の利益!】

 

◆東商ガソリン:月足チャート フジフューチャーズ 2019年3月19日


●上限レベル:75,000~80,000円レベル
●下限レベル:40,000円レベル

 

原油価格と連動するガソリンや灯油。こちらも40,000円前後を底値に、75,000円から80,000辺りが高値圏のレンジ相場になっています。

 

◆東商ゴムRSS:月足チャート フジフューチャーズ 2019年3月19日

ゴムのレンジ相場
●上限レベル:350円レベル
●下限レベル:150円レベル

 

東京ゴムRSS。こちらは、値動きが激しく、高値は天井知らず的な動きをしています。ただ、安値は、150円レベルだということが、長期チャートで確認できますね。

 

◆東商コーン:月足チャート フジフューチャーズ 2019年3月19日

コーンのレンジ相場
●上限レベル:30,000円レベル
●下限レベル:20,000円レベル

 

東京コーン。牛・豚・鳥の餌やエタノールに加工される穀物。人間の胃袋に直結するだけに、極端な値動きを避けたい銘柄の一つ。2010年前半は、高値30,000円の壁がはっきりしています。後半に入ると安値20,000円に対して、高値が25,000止まりに変化。とはいえ、大筋としてはレンジ相場です。

 

レンジ相場の商品先物取引

 

このように、商品先物取引の場合、多くの銘柄で、一定のレンジに収まっていることがわかりますね。もちろんパラジウムのような例外も。

ただし、上記チャートの左端:2007年~2009年頃は、ほとんどの銘柄が乱高下。これは、リーマン・ショックから続く世界経済危機時の値動き。つまり。リーマン・ショック級のイベントが起きると、商品先物市場も通常のレンジを超えた激しい値動きがあるということ。

 

商品先物市場は、レンジ相場で動きやすいとはいえ、絶対ではないということにご注意ください。

 

取引期限:商品先物取引には、取引の有効期限があります(長くて約1年)。そのため、上がるまでずっと持ち続けることはできません。取引期限前に決済して、新規に買い直す方法を取りましょう。

 

トレンドの大きな変化:商品先物市場は、レンジ相場がメインとはいえ、時には、ブレイクすることもあります。穀物の天候不順、需給バランスの大きな変化など、価格が大きく変動することがあるということを意識しておきましょう。

 

過去の高値や安値:レンジブレイクの基準は、過去の高値や安値になりやすい。

 

長期~中期~短期の値動き:長期のレンジだけでなく短期相場においてもレンジができることがあります。そのため、長期チャートだけでなく、短いチャートで値動きを確認すること。月足だけでなく、日足や週足のレンジ相場で、トレードするのもいいと思います。

 

◆東商金:月足チャート フジフューチャーズ 2019年3月19日

金の短期レンジ

赤い線が、過去の高値・安値のライン。

 

いかがでしょう。商品先物取引は、レンジ相場を狙うという戦法を取りやすいことがおわかりいただけたのではないでしょうか。そのため、商品先物市場主体にトレードを行う人も多いのです。



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