米ドル/円の小動きは、大相場の前兆か? 金・為替ともに嵐の前の静けさか

2019年5月7日 投稿

 

米ドル/円の動きが非常に小さくなっています。2018年の年間変動幅は、約10円。これ、近年、稀に見るレベルの小ささなんです。

 

過去20年の平均は、約17.5円という比較からも約10円という値幅の小ささがわかりますよね。そして、2019年の動きはさらに小さくなっています。

 

GWの10連休に、少し動いて、110円台になりました。今年は、円高に注意しなければと思っていたところ、そのとおりの値動きになりました。そして、いよいよ米中貿易交渉のクライマックスが近づいており、結果次第で荒れる可能性があります。

 

大相場の前兆になりやすい小動きの相場

 

これが重要なのは、変動幅の縮小が、大相場の前兆であること。いわゆる嵐の前の静けさになりかねない状態。

 

テクニカル分析の有名なセオリーにも、変動幅の縮小後の大相場を示しています。

 

●ボリンジャーバンドの幅が縮小した後、バンドブレイクが起きやすい。
●チャートパターンからも、三角保ち合い・ペナントが、上抜け・下抜けをしやすい形。

 

◆米ドル/円の月足チャート:2019年5月7日 フジフューチャーズ

米ドル/円の日足相場

もし、米ドル/円が、上下どちらかに抜けて、大相場になれば、金先物も大きな影響を受けることになりますからね。これは見逃せません。

 

米ドル/円と金先物の関係

【円と金先物の関係】

●円高=東京金先物は下がる
●円安=東京金先物は上がる


【米ドルと金先物の関係】

●ドル安=NY金先物は上がる
●ドル高=NY金先物は下がる

 

ドル高円安=両者の組み合わせですから、どちらの影響が大きいかで、東京金先物の価格は決まります。

 

「NY金」価格÷31.1035[グラム換算]×為替レート[ドル/円・円換算]

 

おおよその目安として「NY金」価格が1ドル上昇すると「東京金」理論価格は約3.5円上昇し、「ドル/円」レートが1円円安に動けば、約39.1円上昇します。

 

為替相場が動けば、関連性の高い金先物相場も動きます。それゆえに、今後の両相場の動きに、注目していきたいところ。東京金の先物を月足で見れば、しばらくレンジ相場が継続。現在も2019年2月の4,789円をピークに下落トレンド入り。
商品先物取引はレンジを狙え

 

そして、金先物の値動きに強い影響を与える世界経済の動きは、一時の乱調を脱しています。

 

短期的に、金先物は売りがメインシナリオか

 

低金利の元で、経済拡大が続いたゴルディロックス経済(ぬるま湯)。景気回復を見て、今のうちに、金融正常化すべしと金融引き締め(タカ派)に動いた中央銀行。

 

しかし、2018年の秋から冬に市場は変調をきたします。これに脅威を覚えたFRBをはじめとする中央銀行は、ハト派(低金利派)へと方針転換。低金利&FRBが助けてくれると安心した市場は落ち着きを取り戻して、米株価は上昇。為替相場の変動幅は縮小。

NY金先物は、やや弱い動き

 

直近のNY金先物は、1300ドルを下回って下落中。米中貿易交渉への警戒感が薄れており、株高が進めば、金は売られる展開が続いています。そのため、十分に下げるまで、売り路線で行くのがメインシナリオ。

 

●NY金先物の日足チャート 2019年5月7日

NY金の日足

 

ただし、いつ転換するかチャートを見ないといけません。

 

米中貿易協議と米株

 

さて、問題はこの後、またもや史上最高値近辺へと上昇した米株式。歴史的な低水準にある米ドル/円の変動幅。これは、嵐の前触れと一部で恐れを感じる投資家が増加中。

 

金融市場に大きな影響を与える米中貿易交渉は、大詰め。5月9-10日の米中協議前に、中国側が、事前合意の一部を翻したとして、米国側が、関税引上の脅しをかけています。トランプ大統領の脅しは本気ですから、中国が屈するかどうか大きな山場。

関税引き上げとなれば、株価は大幅に下げかねません。

 

株価が、暴落を演じる前には、最後の上昇があるもの。そこからヘッドアンドショルダーという形になることが多い。いつが、最後の上げになるかがわかれば、大儲け&預言者の称号を得られます。

 

しかし、いつ調整局面に転じるか当てるのは難しいもの。

 

米ドル/円相場も、上下どちらに抜けるか確実に当てるのは難しい。ただ、どちらに動こうと、変動幅が大きくなれば、利益を得られるチャンスが増えます。
上下どちらに抜けるかわからないからこそ、チャートを勉強する意味が生まれます。抜ける方向を当てるよりも、抜けた方についていく方が簡単です。

 

100%的中するものではありませんが、チャートと相場を見続ければ、値動きの流れが見えてくるでしょう。令和元年に、商品先物取引とチャートを勉強してみませんか。



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