2019年のコーン(とうもろこし)相場は、大相場になる見通しあり

2019年6月25日 投稿

 

2019年のコーン(とうもろこし)相場は、大相場になる可能性が出てきました。

 

米中西部のコーンベルト地帯では、冬の豪雪・春の長雨の影響による洪水が、2019年の3月から5月にかけて起きました。ネブラスカ・アイオワ・ウィスコンシンなどの州で非常事態宣言が出た程、歴史的に稀な大洪水。

 

そのため、農作物への影響がでており、コーンをはじめとした穀物相場は上昇。歴史的な不作になるのではと不安が高まっています。

 

すでに、海外のコーン相場は464.25(4.6425ドル)セントまで上昇。

 

●CBOTコーンの月足チャート 2019年6月20日

シカゴコーンの動きレンジの上限だった4ドル強をブレイク。今度は、この水準がサポートとして機能します。ボリンジャーバンドのセオリーは、長く横ばいが続いた後のバンドブレイクということから、大相場を示唆。

 

6年も続いた豊作で、下落していたとうもろこし相場は、2019年の主役を演じる可能性を秘めています。

 

2019年のコーン相場:天候相場の見通し

 

6月11日に公表された最新の米農務省(USDA)の報告書は、秋の収穫に向けて、以前の予想より不作を伝える内容。

※USDAの需給データは、農産物の生産高や在庫を確認できる商品先物取引に有用なデータ。

 

2019/20年度のコーン需給統計


●イールド予測:166ブッシェル
●生産量予測:136.8億ブッシェル
●期末在庫:16.75億ブッシェル
●在庫率:11.75%

 

全体的に、前月より引き下げられており、今後の状況次第で、大相場へと発展するかもしれません。

 

とうもろこしの期末在庫率は、15%を下回ると危険水準と言われており、これを割り込んだため、ファンド筋の買いも集まり、相場も大きな動きを見せています。

 

このまま不作に見舞われれば、2012年のコーン大相場の再来になる見通し。

 

ちなみに、2012年は、米国で数十年に一度の干ばつが起きたため、シカゴのコーン相場は、5~6ドル台のレベルから8ドルを超える上昇。その後は、豊作の年が続き、3~4.5ドルあたりのレンジ相場。今回は、このレンジ相場をすでに超えています。

 

いまのところ、洪水の影響で生産減少が見込まれているとうもろこし相場。もし、今夏、米国中西部を悪天候が襲ったら、さらに、穀物不足が見込まれて、ファンドなどのマネーがコーンに流れ込む可能性があります。

 

2019年3月の米国は、豪雨でしたが、同じく世界の穀倉地帯となっているブラジルは高温。こちらも農業に影響を与える可能性があります。近年、世界的に異常気象が増えていますから、米国の干ばつ動向次第で、世界的な穀物不足すらありえます。

 

★米国の干ばつ状況を確認できるサイト:米国干ばつモニター この地図に赤が増えていけば干ばつ。

発芽から成長。そして、受粉段階の7月から8月は大切な時期。摂氏38℃異常の高温になると受粉に失敗しやすくなり、さらなる不作が起きてしまいます。


●米国コーン需給統計 (単位:100万ブッシェル)

コーンの需給※USDA(米国農務省) 2019年6月11日分データ
※イールド(単収。1エーカーあたりの収量)

 

この需給統計とコーン価格は、相関が高く、重要な数字。2011年から2013年にかけての不作時期は、期末在庫及び在庫率が減少し、相場も上昇。ただし、相場は、実態を先取りするという習性があります。それゆえ、最も不作になった2012-13年度よりも、2011-2012年度の方が、高値をつけました。

 

農業技術や種子の改良などで、生産量は増えています。しかし、今も昔も天候次第という面は変わりません。

 

今年(19-20年度)を過去と比較すると、イールドの数値もまだ高めですから、今後の作柄は、もっと悪化するかもという見通しもあります。すべては、ここから先の天候にかかっています。

 

●東京コーンの月足チャート 2019年6月20日
東京コーンの月足

東京コーンも上昇。2018年5月の高値とダブルトップを形作るか。ブレイクして上昇していくか。米国の天気がカギを握ります。目先は、少し調整が入る可能性のあるチャートパターン。

いずれにしろ、2019年の夏は、穀物相場と米国の天気に注目しましょう。



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