ここに注意!高騰続ける金の仮想下落シナリオ

2019年9月5日 投稿

 

2019年、上昇を続ける金相場。金を安値で買った人にはウハウハが続いていますね!

 

1g=5,000円を超えたこともあり、貴金属店には、現物の金を売りに来る人が増えています。とはいえ、強気一辺倒では、相場が崩れた時が大変。商品先物相場に絶対はありませんし、市場が一方向にだけ傾いた時は、怖い時期。

 

金(ゴールド)の下落シナリオについて(仮想)

 

塞翁が馬の格言があるように、こういう時にこそ、リスクシナリオを考えておきましょう。それでは、早速ですが、金相場のリスクとなる変動要因を確認しておきます。

 

1.米国の信頼低下に伴う金利上昇

 

金に重要なのは、やはり金利。大きくトレンド変化する可能性のあるシナリオです。

 

米国の経常赤字・政治混乱・国内の分断から、外国人投資家の米国離れが生じて、米ドル及び米債が売られるシナリオ。米国の赤字拡大、そして、米ドル安が続くと、保有している米ドル・米国債の含み損が生じます。そのため、米国債が売られて、金利が上昇するパターン。

 

中国や日本が、保有している米債を大量に売却するケースも可能性としてはあります。日本はともかく、米中貿易戦争や人民元相場次第で、中国の出方は要注意!

 

米金利が上昇すれば、金利を生まない金は安くなります。ただし、米ドル安は、金先物相場にプラスであり、金利の上昇と米ドル安のバランスで、金の値段は変わりますから、単純に金は下がると言い切れないシナリオ。

 

2.米景気の好調で、FRB(連邦準備制度理事会)が利下げをストップする。

 

7月のFOMCで利下げを行ったFRB。

 

トランプ大統領と金融市場は、7月だけでなく、9月の利下げを催促。さらに、それ以上の利下げすら期待している状況。しかし、FRBは、雇用統計やGDPの数字が好調なこともあり、連続した利下げではなく様子見をしたいのが本音でしょう。

 

世界経済は、弱まっているものの米国経済は好調ですから利下げの理由として弱いですから。ビジネスマン・投資家ならば、一歩先んじる必要があっても、官僚・銀行家ならば、まず様子見する場面。前任のイエレン氏ならば、利下げ要求を突っぱねたのではないかなと思います。

 

もし、市場の期待に反して、9月に利下げをしなければ、金利低下期待を裏切られて、
一時的に金は売られる可能性があります。

 

3.リーマンショック級の危機による一時的なポジションの巻き戻し

 

リーマンショック級の金融危機が起きれば、リスクの高い資産は売られて、保有しているポジション(建玉)は、決済されます。

 

●NY金の月足チャート 2019年8月30日 フジフューチャーズ

金の下落シナリオ

 

金ですら例外ではなく、未曾有の危機が起きると、安くなることが予想されます。危機のレベルや影響範囲次第で、リスクに強い資産である金は買い戻される可能性があります。

 

4.米中の経済戦争終結

 

なかなか、出口の見えない米中貿易問題。

 

一発、無理難題をふっかけてから、交渉を始めるトランプ大統領。中国側は、米国大統領選挙でのトランプ大統領敗退や日本の事例を参考に、引き伸ばしを実行。それゆえに、解決は遠いという予想がメイン。しかし、電撃的な北朝鮮訪問を行ったように、トランプ大統領のウルトラC発動で、米中が急激に和解することもありえます。

 

その際は、市場に安心感が広がり、リスク資産の金は売られることになるでしょう。

 

5.国際的な機関による新通貨の創設

 

こちらは、目先すぐにという話ではありませんが、ネタとしてお伝えしておきます。通貨の運命は、大量に発行されることで、価値を失う=安くなるという性質を持ちます。そのため、新通貨発行やデノミ・基軸通貨の交代などの手段で、テコ入れがはかられて来ました。

 

そして、現在も米ドルに少々、おつかれの気配が見えます。そのため、公的機関・民間ともに、金を買い集めているわけです。

 

では、政府や銀行は、このまま手をこまねいているのでしょうか。ユーロや人民元のちからが弱い中、米ドルに変わり得る通貨はあるのでしょうか。

 

米ドルやユーロへの信頼が薄れ、仮想通貨などでの実験を終えたIMF・国際連合などの国際的機関が、米ドル・ユーロに変わる新通貨を創設。そのため、米ドル・ユーロからの避難先として金のライバルが登場する。

 

さて、今日は、高騰を続ける金に対するリスクシナリオをお伝えしました。上昇トレンドを描いている金相場。ときには、値下がりの可能性を思い出して見ることも大切です。上手に利食いや損切りをしながら、金の商品先物取引を楽しみましょう。



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