消費税増税で金をはじめとした商品先物はあがるの? 過去の値動きを調べて見ました。

2019年10月4日 投稿

 

2019年10月1日から消費税は、8%から10%に引き上げられます。これによって、景気の落ち込みや物価がどうなるか心配されていますよね。

 

消費税増税で、金をはじめ商品先物はどうなるの?

 

そして、投資家としては、消費税増税による商品先物取引相場への影響が気になります。特に、増税前に金を買い、増税後に金を売れば消費税分だけ得という話は成り立つのか見ておきたいもの。

 

消費税増税で、金を買うのはお得?

 

金を買う時、売る時には消費税が必要。金を買う時は消費税を支払い、金を売る時は消費税を受け取る形。ということは、増税前の8%で購入し、増税後の10%で売却。もし、金の値段が変わらなければ、差額の2%だけ儲かる計算。
※通常、金の買値と売値には、差(スプレッド)があります。

 

実際、消費税増税について、過去の値動きはどうだったのでしょうか。実際の先物価格を確認してみましょう。

 

過去の消費税引き上げ時

 

●1989年4月:消費税を3%で初導入
●1997年4月:5%に引き上げ
●2014年4月:8%に引き上げ
●2019年10月:10%に引き上げ

 

余談ですが、消費税は、消費税・売上税・福祉税と名前を変えて、常に導入を検討されてきました。ちなみに、細川首相・村山首相・野田首相と自民党以外の内閣でも、消費税引き上げが検討・決定されています。まだまだ、引き上げがあるかもしれません。できれば、増税は止めて欲しいところなのですが・・・。

 

消費税増税は、便乗値上げなどで、物価上昇につながるとの考えと景気悪化で物価が下がるという考えに別れます。そこで、商品先物取引の主要銘柄の価格を見ておきましょう。

 

データの揃っている1997年及び2014年の消費税引き上げ時の価格です。

 

◆1997年の引き上げ時:先物価格 


金・白金ともに、消費税増税前後(4月1日)は、大きな値動きはなし。上手に売り抜ければ、消費税分だけお得に売買することも可能だったかもしれませんね。ただし、金・プラチナともにそれなりの値動きがありますので、増税分だけを狙って売買するのは難しいところ。

 

その後、5月・6月にかけて、金・白金・コーンと大きく値下がりしています。増税前に買って、中期保有の場合は、利益どころか損失になったかもしれません。

 

◆2014年の引き上げ時:先物価格 

消費税増税時の商品先物価格

2014年も増税直後は、値上がりしたとは言えません。逆に値下がりしているような状態ですから、消費税増税前に金やプラチナを買い、増税分を抜くというのは、かなり慎重な取引が必要だということになります。

 

金先物の3月末終値と4月始値を比べてみても、4月始値の方が安いので。先物価格であることを割り引いても難しいと思います。

 

それよりも注目すべきは、1997年と2014年の価格差です。1997年の終値を比べて見てください。


●金:1,382円⇒4,291円・・・なんと2,909円の上昇
●白金:1,469円⇒4,748円・・・こちらも3,279円の上昇

 

両銘柄ともに大幅な上昇を見せています。そして、現在の金先物価格は、5,157円と5,000円を超える値段。ちなみに、白金先物価格は、3,220円と一時の高値よりは下がっている形。


と2014年よりさらに値上がりしています。

 

●東京金の月足チャート フジフューチャーズ 2019年9月27日

東京金の先物価格

過去の消費税増税時に金を買っておけば、かなりの利益が出ていたことになります。もちろん。金先物の上昇は、消費税の増税が原因ではありません。その他の様々な要因で値上がりしたということは意識しておく必要があります。

 

日本は、バブル崩壊でデフレに苦しんでいるのはご存知の通り。しかし、金や白金のように希少な貴金属は、世界的な経済成長や通貨の増加に供給が追いつかず、値上がりしているのです。

 

今後も金や白金の値動きは、面白くなると思いますから、この機会に商品先物取引を勉強してみてはいかがでしょう。



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