米株価史上最高値更新&米中貿易交渉進展。それでも下げないゴールドの強気材料を分析

2019年11月05日 投稿

 

米中貿易交渉の合意が近づいてもゴールドが下がりません。

 

株式は、交渉が進み、合意に前向きのニュースで、株価指数のS&P500が史上最高値更新。米国をはじめとした先進国の金利も上昇傾向。

 

こうなると、普通は、金先物相場は下がってくるはず。しかし、強気筋も頑張っています。

 

●NY金の日足チャート 2019年10月30日

NY金の日足

下落トレンドの中で、下値が切り上がってきました。ボリンジャーバンドの幅も狭くなっているため、9月からの下落トレンドから次の動きを模索する形だと考えています。

 

では、金について、強気材料を見てみましょう。強気材料は、中長期の材料がメイン。目先は、米中通商の進展や日米株価上昇によってリスクオンの動きをしているからこそ、将来的な不安感が増しているイメージ。

ゴールドの強気筋:その材料

1. 先進国のほとんどでマイナス金利
2. グローバル経済に対する不安感
3. 中国経済及び政府(人民元)に対する不安感
4. 自国優先主義による通貨安競争
5. 史上最高値の米株価に対するヘッジ
6. 米ドル及び米債務に対する不安
7.米中貿易交渉がこのまますんなり進むと思えない


トランプ大統領による株価上昇政策は、最終的に、バブルや米財政の健全化を損なうというのがメインシナリオ。そうなると、リーマン・ショックのような金融危機や米ドルに対する信用不安が起きて、金が買われることになります。

 

量的緩和の副作用が怖い

 

リーマン・ショックのダメージを和らげ、景気回復のために始まった量的緩和。日欧は、出口戦略どころか終わりの見えないマイナス金利の海にどっぷりと浸かったまま。その副作用が噴出した時の警戒感は相当、溜まっています。

 

それこそ、最悪シナリオは、1929年の世界恐慌~ブロック経済~戦争へと至った道。そうなれば、金は、世界中からの買いが集まり、大暴騰となります。

 

米国への一極集中リスク

 

PER(株価収益率):株価が1株あたりの純利益の何倍かを示す。低ければ割安で高ければ割高。

 

● 2019年9月 20.3
●リーマン・ショック前:2008年9月 25.38

 

米国の株価収益率や配当利回りは、そこまで危険な水準ではありません。それよりもリスキーなのは、米国への一極集中。

◆世界45か国 2019年9月の時価総額 国別シェア(%) 米ドルベース

株は米国に集中データ:myINDEX わたしのインデックス

 

これを見ると、潔いほどの米国集中。トランプ大統領が吠えるのもわかります。

 

過去数年、日欧などの停滞に対して、米国経済は好調でした。そのため、世界のマネーが米国に集中しています。この偏りが、米株なのかそれとも別の資産に生じるのか。見えていない脅威が、ゴールドの本質的価値を支えていると思います。

 

さて、最後に、金が下がった理由を見ておきます。米中通商合意の進展や9月以降の金利上昇や米ドルがその原因。

 

●米10年債利回り安値:2019年9月3日 1.429%
●米10年債利回り終値:2019年10月29日 1.837%


約2ヶ月の間に、0.40%の上昇。その分、金は下がりました。

 

○米ドル/円の日足チャート

米ドル円の日足チャート

さらに、1,500ドルを越えたレベルでのリサイクル供給の増加や金ETFの残高が史上最高を越えていることから、一時的な売りが出るリスクがあります。

 

商品先物取引を学ぼう

 

米中貿易交渉の進展や米金利の上昇にあわせて、落ち着きを見せている金相場。少しレンジが続いている今のうちに、商品先物取引を勉強してみると面白いと思いますよ。日本の株式を取引しようにも、米国一極集中。どちらにせよ、米株や為替・ゴールドの動きを見ておいた方がお得です!



7,200円からの金投資 約60倍のレバレッジ効果 仮想通貨が注目されているからこそ 金投資で分散投資


7,200円からの金投資 約60倍のレバレッジ効果 仮想通貨が注目されているからこそ 金投資で分散投資