バフェット指数やシラーPEレシオで見ると米株は、高すぎる!株買い金売りの流れは、2020年にどうなる?

2019年12月5日 投稿

 

金相場、少し下げています。原因は、米中通商第一段階の合意が近づきつつあるという状況。しかし。2020年以降に、米株式市場が危険という予想は根強く、中長期の金は、強いと思います。

 

2019年は、春先からの米中貿易交渉を受けて、夏場までのリスクオフによる金買い。その後、貿易交渉の進展が伝えられて、米株を中心に株価は上昇しました。

 

これからの米株式市場は、天井探し

 

トランプ大統領は、再選に向けて、FRBへの利下げ圧力を強めていますし、米企業及び米国のGDPは好調。ただ、先を見据える投資家達は、米株式市場は上がりすぎとの見方が強い。何しろ、2020年は、東京五輪・米国大統領選挙があるため、危ない年だと予想しています。

 

米企業は強いから危険

 

アップル・アマゾン・グーグル・ウーバーと新たなサービスのほとんどはアメリカ発。昔からのブランド製品を除き、欧州製品やサービスを日本で利用する機会は、めっきりと減りました。これからも、IT・サービス部門での米国は強いと思います。

 

しかし、米国の一人勝ちは、他国の負けとイコール。ウィン・ウィンではなく、トレードオフの関係に。つまり、米国好調の裏で、欧州・中国・日本などは、景気減速。それゆえ、行き過ぎた米国の勝ちに対する反発が出てくるのではないかと思います。

 

バフェット指数やシラーPEレシオは買われすぎ水準。

 

グローバル経済による経済成長は、すでに破綻。グローバルな統一ルールではなく、ローカルルール・環境や持続性重視に、ビジネスモデルは変化。

 

米中の貿易交渉もまだまだ続くでしょう。関税の強化・自国優先主義は続き、中国経済の成長鈍化・独裁への反発も強まっていくと思います。

 

となると、世界経済は、成長よりも停滞の時期が来るでしょう。その中で、米株式は、実体経済以上に上昇している可能性が高い。

 

そのことを示す指数がバフェット指数やシラーPEレシオ


1.バフェット指数

バフェット指数は、あのウォーレン・バフェット氏が、株価の割高・割安の判断基準に使っているという指数。名目GDPと株式時価総額を比較するもの。だいたい、50~150の間で動きます。

 

●バフェット指数 = 株式時価総額 ÷ 名目GDP × 100

 

NYダウやS&P500とGDPを比較すると、2007年や1999年レベルの高水準に位置しており、割高レベル。NYダウ:129、S&P500=144

バフェット指数の現状

2.シラーPEレシオ


ロバート・シラー教授が考案した指数。CAPEレシオとも。株価を過去10年間の純利益の平均値に物価を加味した数字で割って計算。

 

●シラーPER = 現在の株価 ÷ 過去10年間の1株あたり純利益の平均値
※シラーPERは、純利益のインフレ補正(インフレ率での調整)を行う

 

S&P500のシラーPEレシオは、30.67と高水準。

株価の割高割安を見る指数からは、米国株式は割高レベル。GDPや企業の純利益など実体経済を示す指数と株価に乖離が生じているということ。

 

そして、モルガン・スタンレーは、11月17日のレポートで、米国株式が来年末までに下落すると予想。S&P500は、3120から少し下落して3000になると予想。

 

もちろん、相場は、だいたい、行き過ぎるものですから、米中通商合意の勢いに乗って、さらに上昇するかもしれません。むしろ、最後の上昇の方が、値幅が大きくなる可能性もあるでしょう。しかし、米株式は、いつ天井を付けてもおかしくない状態。それゆえに、金の値動きを見ておくことをおすすめします。

 

◆NY金の日足チャート:短期トレンドは下向きですから、買うのはタイミング待ち。

NY金の日足

フジフューチャーズ 2019年11月29日

 

貴金属の調査機関「ワールド・ゴールド・カウンシル」によると、中央銀行の2019年、金需要は、600-700トンと昨年の651.5トンと同じレベル。世界各国の中央銀行は、2020年以降のリスクに備えて、金を買い集めている状態です。

 

もし、米国株式を中心に、ポートフォリオを組んでいるならば、そろそろ天井リスクに備えておきましょう。




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