商品先物取引など相場は、日本人のバランス感覚を断捨離するべし

2019年12月13日 投稿

 

日本人はバランス感覚に優れている

 

商品先物取引をはじめたばかりの初心者を悩ませるのは、値ごろ感による失敗。だいぶ上がったからそろそろ売ろう。かなり下げたので、買い時ではないかという具合に、値ごろ感で売買して負けてしまう。

 

●東京パラジウムの日足チャート 2019年12月10日

パラジウムの日足チャート

このパラジウムのように、トレンドができる相場で大損するのはもったいない。

 

バランス感覚を捨てよう

 

相場の世界で言われるのは、日本人はバランス感覚に優れているという点。これ、資金管理・ポジション管理というマネーマネジメントにおいては、優れたメリット。

 

一方、相場の先行きを予想して売買する場合、マイナスになりかねません。【もうそろそろ売買】で、大損した例はたくさん見聞きします。

 

それゆえ、そろそろ買いかなというバランス感覚を捨ててください。日本人の多くは、「下がったら買う・上がったら売る」という逆張りを得意にしています。そして、「下がったら売る・上がったら買う」=順張りが苦手。そして、欧米・中国などの投資家は、こちらが怖くなるほど、イケイケです。買い手と売り手のバランスで価格が決まる以上、イケイケ感覚が相場を動かしていることを忘れてはいけません。

 

値ごろ感を断舎離して、マネジメント感のバランスは維持しよう。

 

相場に必要なのは、イケイケの順張り感覚=トレンド大好き

 

商品先物取引にチャレンジするのは、ビジネスで成果を上げてきた人も多いはず。なのに、うまくいかないのは、ビジネスや人間関係で培ったバランス感覚が邪魔をするから。

 

私は、相場及び投資家で成功している人に、破天荒な人が多いのは、常人と違ったバランス感覚を持っているからなのではと考えています。

 

相場は、トレンド・順張りが大好き。上がれば上がるほど、さらに上昇していきます。特に、株式市場にその傾向が強いと思います。

 

その点、商品先物取引は、需給バランス重視。

 

あまりにも上がりすぎると、供給が増えて価格は下がる。逆もしかり。FXも通貨の交換という面から、レンジ相場が続きやすい面もあるかもしれません。その点、バランス感覚に優れる日本人向きの取引かもしれませんね。

 

○商品先物取引はレンジ相場を狙え

とはいえ、大きく上昇すれば、更に上るという感覚を掴むことは大事。値ごろ感で売買するのではなく、現在の相場がレンジなのかトレンドなのか。直近の値動きはどうかを確認してから売買すべき。

 

ローソク足の天井・大底の形を確認しよう

 

そのために、使ってほしいのがローソク足。ローソク足の詳しい話は、また今度、させていただきたいと思いますが、天井・底で出やすいローソク足の形を覚えておくだけでも、だいぶ、勝率が変わると思います。

 

大陽線について

 

バランス感覚をぶっ壊せを体現しているローソク足が、大陽線(大陰線)。これぞ、値ごろ感の危険性を思い起こさせるローソク足。先人の知恵がローソク足には詰まっています。

 

※大陽線(陰線):それまでのローソク足より、非常に長い形をした足のこと。

もちろん、グイット上昇して大陽線ができても、すぐに下がるV型になる時もあります。ただ、それよりも、大陽線が出た時は、強い相場になるというセオリーを重視してください。ローソク足で、大陽線を形成中にかかわらず、値ごろ感売買をすると大怪我します。

 

●東京金の日足チャート

東京金の日足チャート

大陽線や大陰線ができた時は、相場の勢いが強く、トレンドができたと思う方がいい。

 

相場の天井や底では、陽線や陰線が小さくなった線が頻繁に出ます。ときには、寄引同事線という始値と終値が同じ線が出ることも。こういった線が出るときは、相場の転換線を示すことが多い。

小陰線や陽線

 

商品先物取引に限らず、多くのトレンド相場は勢いがあります。上昇トレンドであれば、買い方は、利益がどんどん増えるので、勢いに乗って買い進みます。天井付近では、その勢いが失われて、売り買い拮抗した時間が続きます。すると、冷静さを取り戻す人が増えて、利食いや売りに回り始めるため、それまでの大きな陽線から小さいローソク足の動きになり、下落というのがよくあるパターン。

相場の流れ

大陽線や大陰線の最中に、逆張りで仕掛けるのはダメなトレードになることが多い。

 

この勢いに逆らうのは、最もリスクの大きいトレードだと思います。商品先物取引で勝つためには、「上がりすぎたから売る・下がり過ぎだから買う」というバランス感覚による売買を止めることから始めましょう。



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