ゴールド上昇の時は来た。リーマン時を超える量的緩和と財政出動!

2020年4月3日 投稿

 

恐慌にならぬように、世界全体で量的緩和&財政出動が行われます。マネーが溢れ出すため、ゴールドの価格は上昇しやすくなると思います。しかし、リーマン・ショックもそうだったように、現金化・米ドル化のニーズも強く、金先物の売買では、底打ち後の判断が大切になります。

ゴールドの動き

 

ショックを和らげるための緩和&財政施策で、ゴールドの上昇余地は大きい

 

地球温暖化問題やインフルエンザの流行時よりも、今回の新型コロナウイルスによる経済の一時停止の影響は大。ニューヨーク・ロンドン・パリと世界各地の大都市は、都市封鎖(ロックアウト)を実行しているため、生産活動の大規模停止が生じている最中です。これは、ここ数年で、最大の影響を金相場に与えるでしょう。

 

世界の主要都市の封鎖は、経済が停滞しないわけはなく、経済成長率や企業売上高は、大幅なマイナスに陥りました。外出禁止や自粛による消費や生産活動の停止は、これから、数カ月の経済指標に大幅なマイナスをもたらすことになります。

 

皆でお金をばらまければ、一国だけの通貨安を避けられる

 

世界中で、未曾有の被害が出ている新型コロナ問題に対するため、各国の政府は、力をあわせて国民への給与保障などの財政出動を行っています。そして、中央銀行は、金融緩和で支援。もし、一国だけが、財政出動と金融緩和を行えば、その国の通貨は、通貨安とインフレに見舞われて、経済が破綻するというのが定石です。そのため、経済危機に見舞われても、財政出動を行うハードルは高いものでした。

 

しかし、通貨は相対的なものです。米ドルもユーロも日本円も、同じだけ、通貨を発行すれば、円高も円安も起きません。今回のように、世界中が金融緩和&財政出動すれば、通貨安競争を避けられるというわけです。

 

でも、そんなに上手くいくのと疑問を持つ方も多いですよね。そう、通貨安のもう一つの敵である物価。商品先物で取引する金や銀・原油が、その反動で上昇してしまいます。

 

原油安で、インフレも避けられる

 

ところが、幸か不幸か物価に大きな影響を与える原油市場で、原油安の真っ只中。サウジアラビアをはじめとするOPECの原油減産提案を蹴ったロシア。それに怒ったサウジアラビアの生産量増加をきっかけに、原油の価格競争が起きています。

 

ということで、通貨安によるインフレを原油安がある程度、相殺してくれるという奇跡のような事態になっているのです。

 

うーん、まるで、出来レースのようですね。新型コロナウイルスによる被害が甚大になることを見越して、原油安を仕掛けたとの考えが頭をよぎります。財政出動と金融緩和の副作用であるインフレを原油安で相殺する。これなら、通貨安やインフレを防ぎながら新型コロナ対策の財政出動が行えます。

 

お金のバラマキで、ゴールド上昇のチャンス

 

となれば、ゴールドの出番。コロナ対策で、お金がじゃぶじゃぶと供給されればされるほど、ゴールドの価値は上がります。まさに、リーマン・ショック後のQE(量的緩和)と同じように。FRBのバーナンキ議長が、QEを続けている間、金相場は上がり続けました。

 

前に、NY金先物の目標を2,000ドルとするシナリオをお話ししました。それすら、あながち、夢物語とは言えなくなってきました。

 

2兆ドルの米財政出動をはじめ各国のコロナ対策

 

米国は、無制限の量的緩和と2兆ドル規模の経済対策。これによって、連邦準備制度のバランスシートは、過去最高レベルの4兆7,000億ドルから二倍の9~10兆ドルに達するという予想も出ています。これが実現し、金価格も二倍になれば、1g=5,589円から1万円超えという計算。凄いですね!

 

●東京金先物の月足チャート フジフューチャーズ

金の月足


しかし、あながち、夢ではありません。リーマン・ショックの時も、東京金先物価格は、約2,500円から5,000円へと二倍もの上昇。中央銀行の量的緩和&財政出動が、相場へ与える影響は、それほど、大きいのです。

 

もちろん、他国も状況は同じ。EUは、財政赤字を制限するためのルール(GDP比3%以内)を一時停止。ドイツのショルツ財務省は、総額1560億ユーロ(約18兆7200億円)に上る過去最大規模の補正予算案を発表。そして、日本や中国も大幅財政出動の方針を打ち出しています。

 

この量的緩和&財政出動で、新型コロナウイルスを退治できた後の東京金先物価格は、いくらになっているでしょうか?



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