取組高から考える相場(金と白金、そしてその価格差(鞘))

2019年6月10日 投稿

 

6月3日から7日までの金は先週末より114円値上がりして、一般投資家(投資家、取次者経由)は14,388枚の売り越しました。

 

カテゴリ別取組高表の投資家と取次者経由の合算は6月7日取引終了時点で13,968枚の買い越しとなっています。

 

2019年6月7日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 金(標準取引)

 

白金は、6月3日から7日まで33円値上がりしましたが、5,860枚の買い越しとなりました。

 

カテゴリ別取組高表の投資家と取次者経由の合算は6月7日取引終了時点で41,600枚の買い越しとなっています。

 

2019年6月7日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 白金(標準取引)

 

白金は先週より33円値上がりしたにもかかわらず、買い越しの枚数が大幅に増えています

 

何故でしょう?

 

そこには、金と白金の価格差(鞘)が、関わってきます。

 

取組と値段と価格差(鞘)の推移とチャートを見てみましょう。

 

国内金・取組内容・値段推移

 

国内白金・取引内容・値段推移(金と白金の価格差推移)

 

続いて金と白金の価格差のチャート、日足と月足です。

 

日足

 

鞘チャート 東商金 期先つなぎ足 東商白金 期先つなぎ足 日足 2月15日1,857円 4月22日1,340円

 

月足

 

鞘チャート 東商金 期先つなぎ足 東商白金 期先つなぎ足 月足 2008年6月-3742円

 

金と白金の価格差で、金が高く白金が安いと(金―白金)の値段は大きくなっていきます

 

金と白金は2月15日に1,857円まで拡がり、4月22日には1,340円まで縮みました。

 

それが6月7日には1,818円まで再び拡がっています。

 

すなわち、金が高いから売ろう、利食いしよう、白金が安いから買おう、金の買いから乗り換えようといった動きに一般投資家(投資家、取次者経由)はなっています。

 

また、金が高く、白金が安いので、この先金と白金の価格差は縮まるのでは?と思った場合は、金の売りを建てて、白金の買いを建てようという手法もあります。

 

このような手法を、鞘取りなどと言います。

 

鞘取りを行う場合の注意点は、金と白金の倍率を揃えることです。

 

金は1,000倍 白金は500倍なので、価格差が縮まる方向の場合、金を1枚売って白金を2枚買い倍率を合わせ、金と白金の価格差が玉を建てた値段より縮まれば、プラスとなります。

 

上記の月足の鞘チャートを見ると、2008年には3,000円以上も白金が高い時がありました。そして、今年の2月15日は金より白金が1,857円下まで売られました。

 

長い月足鞘チャートで見ると金が買われ、白金が売られ続けていることが分かります。しかし短期の日足鞘チャートで見ると、上げたり下げたりの動きになっています。

 

上記の鞘のチャートは、フジフューチャーズに口座を持ってれば、フジ情報にて作成することができます。

 

このような観点から相場を考察するのも面白いかもしれませんね。

 

 


-商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム

 

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