取組高から考える相場(金と白金)

2019年9月2日 投稿

 

8月26日から30日までのは前週末より111円値上がりして、一般投資家(投資家、取次者経由)は8,152枚、買い越しました。

 

2019年8月30日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 金(標準取引)

 

トータルは6,369枚の売り越しです。

 

続いて一般投資家(投資家、取次者経由)日々の玉の動き、NY金ETF残の推移です。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移

 

8月26日から30日は111円値上がりの週でしたが、8,152枚の買い越しでした。東京金は8月28日に新甫限月が生まれた事により、新甫限月に新規の買いとパッチの買いが入った感じですね、売り越し枚数も大きく減ってきました。

 

NYの金ETFはここ2日で多少の利食いが入っている格好です。

 

NY金、ファンドの取組推移を見てみましょう。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

順調に取組高、買残は増えています。

 

東京金の週末の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商金 期先つなぎ足 日足

 

ちょっと気になるのが、包みの陰線を8月30日に引いているんですよねえ、教科書的には反落のサインになりそうですが、月末と週末に出た線なんですよねえ、週末、月末は昔から利食いが出やすい時なので、当てはまるのかなあと個人的には思います。

 

8月30日に週足と月足も完成したので見てみましょう。週足です。

 

チャート 東商金 期先つなぎ足 週足

 

続いて月足です。

 

チャート 東商金 期先つなぎ足 月足

 

東京金は週足と月足から見ると、弱い線では無いですねえ、上昇トレンド継続な感じがします。

 

9月2日の東京金は反落しているので、包みの陰線は効いている感じがします。仮に金の相場が崩れる場合、チャートは短い時間軸のチャートから崩れてくるので、そのような観点から相場に臨むのも面白いかもしれませんね。

 

 

話は変わりますが8月26日に気になる出来事がありました。

 

8月26日月曜日にトランプ大統領が中国に対し関税をさらに引き上げるといって、8月26日朝から金をギャップアップからスタートさせました。株のほうは急落の形です。

 

そして株安を見たトランプ大統領は、ツイッターで中国側が米国に対して交渉を再開したいと連絡してきたとツイートして米国の株は戻りを入れました。トランプ大統領は株価を非常に気にしている大統領でもあります。

 

しかし中国外務省が、トランプ大統領の中国から問い合わせがあったとの発言を否定するなど、大統領の発言が本当なのか疑問が残る形でした。トランプ大統領はツイッターなどで結構、相場を乱高下させています

 

株価を戻したいだけで、嘘のツイートをしたのなら、※風説の流布や※相場操縦だと思うんですよねえ。まさか、自ら商いをやっていないとは思いますが、真偽のほどは定かではありません。

 

※風説の流布

価格を変動させる目的で、虚偽の情報を流すこと。

 

※相場操縦

来公正な価格形成が行われるべき相場に人為的に作為を加えて、これを歪める行為。

 

 

話を戻しまして、大きく上昇した白金を見てみましょう。

 

2019年8月30日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 白金(標準取引)

 

8月26日から30日までの白金は前週末より208円値上がりして、一般投資家(投資家、取次者経由)は12,362枚、売り越しました。

 

トータルは11,851枚の買い越しです。

 

続いて白金の一般投資家(投資家、取次者経由)の玉の動きと金の鞘を見てみましょう。

 

国内白金・取引内容・値段推移(金と白金の価格差推移)

 

東京白金は6月18日の2,791円差引買残47,036枚取組高66,569枚をピークにして大分ほぐれてきました。利食いも相当入ったのがわかります。その時の金との鞘は1,886円で8月30日の時点では2,063円なので、この分は利食いができない状態です。

 

東京白金の日足を見てみましょう。

 

チャート 東商白金 期先つなぎ足 日足

 

続いて東京白金の週足チャートです。

 

チャート 東商白金 期先つなぎ足 週足

 

続いて東京白金月足です。

 

チャート 東商白金 期先つなぎ足 月足

 

東京白金はそれぞれ見てみると、日足と週足は3,200円どころを抜けてこれるのかといった感じですねえ、月足を見ると、赤三兵の形で上昇のシグナルが出ました。

 

金は日足の高値圏で包みの陰線(弱気)白金は月足の安値圏で赤三兵(強気)の線がそれぞれ出ました。金と白金の鞘が縮んでくる場面かも知れませんね。

 

東京金と東京白金の鞘チャート日足を見てみましょう。

 

鞘チャート 東商金 期先つなぎ足 東商白金 期先つなぎ足 日足

 

これを見ると1,800円半ば辺りで止まるのか、4月22日の1,340円辺りまで行くのかといったところですね、金と白金の鞘が1,340円付近に近づくためには、NY白金の取組が強くなる必要がありそうですね。

 

ここでNY白金、ファンドの取組推移を見てみましょう。

 

NY白金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

白金の安値からの上昇は、取組高を減らしながらの上昇だったので、踏み上げの形でした。さらに金との鞘を縮めていくには、取組高を増やしての上昇(資金の流入)が不可欠だと思います。8月27日までの取組発表の為、8月29日からの急騰でどれだけ、NY白金の取組が変化したかが注目になりそうですね。

 

 


商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム 当社ストラテジストのマーケット展望

 

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