取組高から考える相場(金)
10月7日から10月11日までの金は前週末より20円値上がりして、一般投資家(投資家、取次者経由)は447枚、売り越しました。

トータルは6,290枚の売り越しです。
続いて一般投資家(投資家、取次者経由)日々の玉の動き、NY金ETF残の推移です。

続いてNY金、ファンドの取組推移を見てみましょう。

ここにきて、東京金の値動きは持合いの様相となってきています。取組内容も大きく動いてきません。NY金のETF残も増えも減りもしない格好ですね。
NY金のファンド動向を見ても、金に対する資金の流入は落ち着いた格好に見えます。
東京金の日足を見てみましょう。

続いてNY金の日足チャートです。

まず、東京金の日足チャートを見ると、5,100円台後半の持合いという格好で、材料待ちなのかなあ?という値動きに見えます。
NY金の日足チャートは、高値が切り下がってきて、斜めの黒線を超えることができるかな?といったような状態に見えます。
どちらのチャートもぱっとしない感じですね。
ここ最近の金に対するニュースを見ると、米中問題を題材に反応をしてきましたが、資金の流入が落ち着いているので、あまり値位置を変えずに上下している状況ですね、値位置を変えるには日柄が必要な感じがします。
10月7日から11日は金が大きく動かず、書くことがあまりなかったので、金の簡単な豆知識として金の採掘について書いてみようと思います。
鉱山で採掘する際、鉱山石1tから取れる金の量は5g程度です。1tから0.5g取れれば経済的に成り立つそうです。
今、国内で金を採掘しているのは、鹿児島県の菱刈鉱山で、1985年から2019年までで242tの金を採掘したそうですよ。
この金鉱山は優秀で鉱山石1tあたり40gも金が取れるそうです。
そして鉱山石1tあたりで世界一金が取れる量が多いといわれているのが、実は青森県の恐山といわれているんですよ。
含有量は鉱石1トン当たり平均約400g、場所によっては6,500gにも達するそうです。
しかしこの一帯は国定公園に指定されている上、土壌には毒性を有するヒ素が高濃度に含まれていて作業者の生命にも危険が及ぶため、商業目的の金の採掘は不可能なんですって。なんか残念な感じがしますね。
ちなみに携帯電話1tから取れる金の量は150g~300gとも言われています。携帯電話1t集めるのが大変ですがね。
相場が動かず書くことがあまり無かったので、簡単な金の採掘に関する話を書いてみました。
金は日柄を要すれば、又大きく動き出します。動き出すときは取組が増えてきたり減ってきたりしますし、チャートは煮詰まり、トレンドを作り始めます。普段からチャートや取組だけでも見ることが相場で勝つ近道かも知れませんね。
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