取組高から考える相場(金と白金)

2019年10月21日 投稿

 

10月15日から18日までのは前週末と変わらずで、一般投資家(投資家、取次者経由)は3,724枚、売り越しました。

 

2019年10月18日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 金(標準取引)

 

トータルは10,014枚の売り越しです。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移

 

続いて一般投資家(投資家、取次者経由)日々の玉の動き、NY金ETF残の推移です。

 

東京金は10月11日終値に対し変わらずでしたが、3,724枚を売り越す週となりました。ここ7日間の終値は5,100円後半に収束しており、持ち合いの様相が続いています。一般投資家(投資家、取次者経由)は少し戻り売りの気持ちに傾いているのが分かります。

 

続いて東京金の日足チャートです。

 

チャート 東商金 期先つなぎ足 日足

 

NY金の日足チャートも見てみましょう。

 

チャート NY金 中心限月(19/12) 日足

 

どちらを見ても東京金は5,200円手前の持ち合いNY金も1,500ドル手前の持ち合いですね、どちらのチャートも持ち合いが煮詰まってどちらに動き出すかといったところに見えます。

 

気になったところをしいて上げるなら、NY金ETFが18日に6.45t増やしてきたところですかねえ、量的にはたいしたことは無いのですが、買い気はあるのかな?という感じです。

 

続いてNY金、ファンドの取組推移を見てみましょう。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

NY金のファンドは9月3日の364,698枚の買い越しをピークに10月15日には283,218枚まで、価格の下落とともに調整が進んでいることが分かります。

 

外部環境NY金のETFが減っていないことを考えると、今の金相場はファンドなどが高値まで買いすぎのポジション調整の意味合いが強く、外部環境的には買い、の感じがします。

 

続いて東京白金を見てみましょう。

 

10月11日から18日までの白金は前週末より35円値下がりして、一般投資家(投資家、取次者経由)は893枚、買い越しました。

 

2019年10月18日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 白金(標準取引)

 

トータルは10,234枚の買い越しです。

 

続いて白金の一般投資家(投資家、取次者経由)の玉の動きと金との鞘を見てみましょう。

 

国内白金・取引内容・値段推移(金と白金の価格差推移)

 

続いてNY白金、ファンドの取組推移です。

 

NY白金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

白金は10月1日に155円安の3,065円があり、その日に一般投資家(投資家、取次者経由)の買残が6,053枚増えてから、多少上下はするものの差引買残はほとんど動いてません。

 

金との鞘も10月1日に2,000円台に開いてから縮まっていない状況です。

 

東京白金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商白金 期先つなぎ足 日足

 

続いてNY白金の日足チャートです。

 

チャート NY白金 中心限月(20/01) 日足

 

さてNY白金のファンド動向はとりあえず落ちついているみたいですねえ、東京白金とNY白金のチャートは三角持合を形成していますねえ。

 

白金系金属のパラジウムが高値追いということもあり、白金が下げ渋っているようにも見えます。

 

NYパラジウムの日足チャートです。

 

チャート NYパラジウム 中心限月(19/12) 日足

 

続いて東京パラジウム東京白金の日足鞘チャートです。

 

鞘チャート 東商パラジウム 期先つなぎ足 東商白金 期先つなぎ足 日足

 

今では白金よりパラジウムの方が高いですが、昔から相場を見ている人からすると、考えられない鞘なんですよ。

 

東京パラジウム東京白金の月足鞘チャートを見てみましょう

 

鞘チャート 東商パラジウム 期先つなぎ足 東商白金 期先つなぎ足 月足

 

2008年6月の終値はパラジウムが1,617円白金が6,925円なんですよ、パラジウムの方が5,308円も安かったんですよねえ、10月17日はパラジウムの方が2,736円高くなったので、鞘だけの値動きは8,044円もあるんです。白金の上場来高値は7,427円なので鞘のほうが動いていることが分かります。

 

さすがに白金がこれだけ割安になると、白金が下げ渋るのも頷けますが、下げ渋るだけなんですよねえ、白金独自の買い材料が乏しいので、高値を追うのが難しいんですよ。パラジウムやロジウムが高値を追っている間は白金もしっかりすると思いますが、パラジウムやロジウムが崩れてくると、白金も厳しいのかなあと思います。

 

 


商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム 当社ストラテジストのマーケット展望

 

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