取組高から考える相場(金)

2019年11月5日 投稿

 

10月28日から11月1日までのは前週末より19円値下がりし、一般投資家(投資家、取次者経由)は4,222枚、買い越しました。

 

2019年11月1日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 金(標準取引)

 

トータルは10,802枚の売り越しです。

 

続いて一般投資家(投資家、取次者経由)日々の玉の動き、NY金ETF残の推移です。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移

 

東京金は10月25日(金)の終値に対し11月1日(金)は16円値下がりし、4,222枚買い越す週となりました。10月28日(月)は三角持合を上抜け、5,283円の高値をつけるも、上髭をつけ、押し返された格好になりました。しかし5,200円近辺を大きく割るでもなく、再び上昇を始めそうなチャートになっています。

 

東京金の日足チャートです。

 

チャート 東商金 期先つなぎ足 日足

 

NY金の日足チャートです。

 

チャート NY金 中心限月(19/12) 日足

 

NY金のチャートも1,500ドル台に乗っかり、トレンドラインを上抜けている格好です。

 

続いてNY金、ファンドの取組推移を見てみましょう。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

NY金のファンドはここにきて、再び差引買残を増やしてきていますが、取組高は増えていないので、資金の流入というよりは、売玉の手仕舞いによる差引買残の増加と言えそうです。

 

 

さて日本時間10月31日午前3時にFOMCにおいて、当初の予定通り0.25%の利下げを行いました。3回連続となりました。が、これまでの表現と少し変わり次回は金利据え置きと解釈できる内容でした。

 

そしてその後の議長会見で一瞬売られ、午前3時前(FOMC発表前)に競っていた値段より30円近く下げ5,187円(前日比7円安)をつける場面がありました。

 

しかしそれは、ほんの一瞬の出来事で、議長がふたたび今後の金利を下げる可能性を示唆する発言内容によりすぐに最初に競っていた価格帯へ値を戻しています

 

FOMC後と議長会見時の東京金5分足チャートです。

 

チャート 東商金 10月限 5分足 FOMC発表前後

 

やはり金利動向が金価格に影響を与えることは間違いありませんが、株が高い状況と米中問題が進展していく状況は金にとって、買い上がっていくには厳しいのかな?と思います。しかしはこの状況(株高、米中問題進展)でも大きく下げてこないので、安いところは買い拾われているのかなとも思います。

 

それに日本時間11月1日(金)夜に米国雇用統計の発表があり、強い内容で下押しする場面があれど、やはり安いところは買い拾われ、その後、予想以下の米ISM製造業景気指数を受けて上昇しています。

 

NY金のETFにおいてはここ最近、小さな売りが出ている状況で買いは入ってきていません

 

それでも、NY金は1,500ドル台を固めてきそうな感じがします。

 

NYの金は資金の流入は感じないものの、ここ最近の値動きを総合的に見て、弱材料には反応が弱く強材料には反応がいい感じがしています。大崩れがおきにくい状況と言えそうです。

 

 


商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム 当社ストラテジストのマーケット展望

 

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