取組高から考える相場(金)

2019年11月11日 投稿

 

11月5日から8日までのは前週末より79円値下がりし、一般投資家(投資家、取次者経由)は9,664枚、買い越しました。

 

2019年11月8日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 金(標準取引)

 

トータルは1,138枚の売り越しです。

 

続いて一般投資家(投資家、取次者経由)日々の玉の動き、NY金ETF残の推移です。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移

 

東京金は11月1日(金)の終値に対し8日(金)は79円値下がりし、9,664枚買い越す週となりました。チャートの方は9月5日の高値5,304円に何回かトライするも、結局抜けず、短期のトレンドラインを11月6日に下抜け、10月2日につけた安値5,071円にトライする形になっています。NY金ETF残高も11月8日には、13.19トンのまとまった売りが出ています。

 

東京金の日足チャートです。

 

チャート 東商金 期先つなぎ足 日足

 

NY金の日足チャートです。

 

チャート NY金 中心限月(19/12) 日足

 

NY金のチャートは10月1日の安値1,465.0ドルを割ってきており、緩やかな下げトレンドを継続している状況です。ここ3ヶ月くらいの価格帯を下回っているのですから、特別な状況が無い限り、簡単には戻りにくいチャートに見えます。

 

続いてNY金、ファンドの取組推移を見てみましょう。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

こちらの方は11月5日発表の為、ここ7日と8日の下落分が反映されていません。来週の発表でどれだけ、買玉が整理されているかが、注目となりそうです。

 

 

さて東京金は11月6日に、この価格帯で3度目の※包みの陰線を引きました。今回はどのくらい調整が入るのでしょうか?

 

※包みの陰線

寄付きは高値から買われて強い状態が継続でしたが、ざら場中に前日の安値を割り込み、引けることで、相場が転換したのではないか?と言われる陰線

 

東京金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商金 期先つなぎ足 日足 包みの陰線

 

包みの陰線9月6日9月26日に引いていました。

 

まず1回目は、9月5日に高値5,304円を付け、6日に包みの陰線、11日に安値5,122円でひとまず調整終了。

 

包みの陰線をつけた6日から安値をつけた11日までの営業日数は4日下落幅は9月5日の高値から182円でした。

 

 

続いて2回目は、10月2日に安値5,071円でひとまず調整終了。

 

包みの陰線をつけた26日から安値をつけた10月2日までの営業日数は5日下落幅は9月25日の高値から203円でした。

 

さて今回、11月6日の包みの陰線は前2回のパターンに当てはまるのでしょうか?

 

包みの陰線を引いた日から5営業日で調整が終了し、高値から200円くらいの下落幅でざっくり考えてみます。

 

高値は10月28日の5,283円で考えると、安値のめどは5,080円くらいで、11月6日の5営業日後は11月12日あたりになるんですよね、ただ、これはあくまでも直近2回の包みの陰線から考えてみただけなので、今回も似たようになるかはわかりませんが、逆張りを考える人は、このあたりなのかな?とも思います。

 

しかしボックス相場はいつまでも続きませんからねえ、今回も切り返すのか?それとも深い調整が入るのか?

 

NY金のチャートからも考えてみましょう、こちらは9月4日に高値をつけてから緩やかなダウントレンドに入っている感じです。

 

NY金の日足チャートです。

 

チャート NY金 中心限月(19/12) 日足 包みの陰線

 

9月4日高値1,566.2ドル、9日安値1,492.1ドル下落幅74.1ドル

9月24日高値1,543.3ドル、10月1日安値1,465ドル下落幅78.3ドル

 

10月25日高値1520.9ドル下落幅を80ドルくらいで考えると1,440ドルあたりまでとひとまず考えます。

 

こちらは、ボックス相場というよりは、ダウントレンドに見えますし、ここ3ヶ月くらい商いを下回っているところをみると、大きな投げが出て、下げ幅が想定より大きくなることもありそうな感じがします。

 

再び上昇トレンドに向かう為には、チャートが横ばいになり、値固めをしてからのような気がしますね。

 

 


商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム 当社ストラテジストのマーケット展望

 

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