取組高から考える相場(金) 

2019年12月2日 投稿

 

11月25日から29日までのは前週末より16円値上がりし、一般投資家(投資家、取次者経由)は154枚、売り越しました。

 

2019年11月29日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 金(標準取引)

 

トータルは10,877枚の買い越しです。

 

続いて一般投資家(投資家、取次者経由)日々の玉の動き、NY金ETF残の推移です。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移

 

東京金は11月22日(金)の終値に対し29日(金)の終値は16円値上がりし、154枚売り越す週となりました。この週は動きが小さく、大きく玉は動きませんでした。

 

NY金のETF25日に久しぶりの買いが入りました。しかし29日は値段が上昇し利食いが少し入っています。下を買って、戻りを売るような動きでした。

 

東京金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商金 期先つなぎ足 日足

 

月足が確定したので東京金の月足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商金 期先つなぎ足 月足

 

さて東京金の日足チャートは何とか5,067円の安値を割らずに持ちこたえたように、見えます。

 

しかし東京金の月足は微妙に高値を切り下げ、11月の月足は微妙に包みの陰線を引いているのが、気になるところです。

 

さて今年も残すところ1ヶ月となりました。12月という月の金相場の動きはどのような傾向があるのか気になったので調べてみました。

 

調べてみたのは2000年から2018年の期間で年間を通して高値を出した月月末の終値ベースで一番高い月、11月も終わりましたので、11月終値と12月終値はどちらが強いのか?

 

簡単な表にしてみたので、見てみましょう。

 

年度別高値 西暦2000年から 11月終値 12月終値 価格変動

 

結構面白い結果が出ていると思います。

 

まずは年間を通して高値を出した月は、

 

19回中

12月                 7回

2月                   4回

9・11月            2回

1・3・5・7月    1回

 

月末終値高値の月は、

 

19回中

12月           9回

1月             4回

2月             3回

11月           2回

10月           1回

 

11月終値12月終値はどちらが強いのか?は、12月の15回上昇4回の下落でした。

 

2000年から2018年の12月は中々強い月だったことが分かります。

 

今月が過去の通り動くが分かりませんが、相場を考える上で参考にして下さい。

 

 

それと、この間ブルームバーグの記事に出ていたんですけど、11月27日、NY金のオプション市場で2021年6月に金価格1オンス4,000ドルのコールオプションを5,000(175万ドル)ロット購入した人がいたらしいんですよ。

 

(1トロイオンスあたり3.5ドルで権利を購入したそうです。NY金1枚あたり100トロイオンスなので、3.5ドル×5000ロット×100倍=175万ドルとなります。)

 

つまり、2021年6月までにNY金価格が4,000ドルを超えないと、175万ドル(1億9,200万円相当)がなくなっちゃうんですねえ。(4,003.5ドルからプラスに転じます。)

 

NY金価格は1,500ドルも超えていない状況なのに、3倍近くの上昇に2億円近くの勝負をするとは、誤発注かと思いましたよ。

 

しかし購入した人は「急激な動きを期待している」とか述べているんですねえ。

 

ちなみにこれを東京金の価格に当てはめると、(4,000ドル(NY金価格)×109円(為替ドル円)÷31.1035g(1トロイオンス)=14,017.72円(1g))となります。

 

今より1年半以内に9,000円も上昇するなんて、中々想像できないですねえ、もしその価格に到達することがあったら、世界が激変しているのは間違いないでしょう。米中戦争レベルまで行かないと、そこまでの金価格上昇はありえないですからねえ。

 

仮に米中戦争になったら、ドルと元からお金が逃げるので円は相当買われると思います。そうなるとドル円は50円くらいになって、NY金価格4,000ドルだと東京金の価格は,(4,000ドル(NY金価格)×50円(為替ドル円)÷31.1035g(1トロイオンス)=6430.14円(1g))なので少し現実的になります。

 

金価格が4,000ドル以上まで上昇に、2億円近くも賭けるとは、凄い人がいるものだと思いました。

 

 


商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム 当社ストラテジストのマーケット展望

 

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