取組高から考える相場(金) 金とダウって逆相関ある?

2019年12月9日 投稿

 

12月2日から6日までのは前週末より12円値上がりし、一般投資家(投資家、取次者経由)は2,079枚、売り越しました。

 

2019年12月6日取引終了時点 カテゴリ別取組高表(週間増減) 金(標準取引)

 

トータルは8,798枚の買い越しです。

 

続いて一般投資家(投資家、取次者経由)日々の玉の動き、NY金ETF残の推移です。

 

国内金・取組内容・値段推移 NY金・ETF残高推移

 

東京金は11月29日(金)の終値に対し12月6日(金)の終値は12円値上がりし、2,079枚売り越す週となりました。ここ最近は狭いレンジの中をやりくりしているようです。

 

NY金のETFは買い気が無く、利食いの売りが続いているのが分かります。この動きから、力強さは感じないですね。

 

東京金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート 東商金 期先つなぎ足 日足

 

このチャートは雇用統計を通過した後の月曜日朝時点なので、下値を試すチャートとなっています。11月13日の安値5,067円を試すのか?といった感じに見えますね。

 

続いてNY金の日足チャートを見てみましょう。

 

チャート NY金 中心限月(20/02) 日足

 

こちらのチャートは緩やかなダウントレンドを継続していますねえ、1,450ドルあたりで堪えられるか?と言った感じです。買い相場になるには、トレンドラインを上抜けてからでしょう。

 

続いてNY金、ファンドの取組推移を見てみましょう。

 

NY金の大口投機玉(オプション取引を含む)

 

ファンドの動きを見ると高い日に買って安い日に売ってと、苦しい戦いを強いられている状態です。1,500ドルを超えるには取組高が120万枚を超えてこないと厳しいかもしれません。いずれにせよ、資金の流入が不可欠です。

 

 

ここ最近NYダウと金の関係が気になったので調べてみました。

 

本来、株と金はリスクマネーと資金の逃避先という逆の相関で動くはずですが、果たしてそのように動いているのでしょうか?

 

米中関係が悪化してから、金が上昇していたので、その時期から調べてみました。

 

期間は2018年3月から2019年11月末までです。

 

金とダウ価格の前日比プラスマイナスだけを調べています。

 

ダウが前日比プラスNY金が前日比マイナスダウが前日比マイナスNYが前日比プラス、巷で言われている相関性の動き(逆相関とも言います。)と見ます。

 

ダウNY金共にプラスおよびマイナスの場合は、当てはまらないと見ます。

 

表にしてみました。

 

2018年3月から2019年11月まで 金・ダウ相関性

 

さて、米中貿易戦争が騒がれた2018年3月から、2019年11月末まで見てみると、相関性は53.2%であまり関係ない感じで、特に2018年3月から12月末までは、49.8%しかなく、相関性は無いと言えそうです。

 

しかし2019年1月から11月末相関性は、56.3%

2019年8月から11月末相関性は、68.2%

2019年11月のみに至っては、80%で、ここにきて相関性が高まっているのが分かりました。

 

米中貿易戦争が騒がれた当初は、どうせ長引かないだろうという感じの中、たいして相関性を持たせなかったものの、米中貿易戦争が結構長引いているので、色々な※アルゴリズム取引が動き出し、相関性が出てきたものと思われます。ざっくりとNY金とダウの相関性を調べてみました、相場を考える上での参考にして下さい。

 

※アルゴリズム取引

コンピュータが自動的に売買の注文を出す取引をアルゴリズム取引といいます。アルゴリズム取引では、テクニカル分析や出来高、時にはマーケットのニュースやキーワードなどに反応するシステムが組み込まれていることもあります。

 

 


商品先物取引の登り方- 吉田文吾の知ってお得な先物コラム 当社ストラテジストのマーケット展望

 

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